トータル・リコール ディック短篇傑作選 の商品レビュー
短編集だけどひとつひとつのスケールがすごくて、ちゃんと面白い。いくつか映画化されてるけど全部やれそう。
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この時代によくこのような物が書けたなと思う。 個人的には表題で映画化されたトータル・リコールや同じく映画化されたマイノリティ・リポート以外の短編の方が分かりやすく面白かった。また後ほど再読したいと思う。
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フィリップ・K・ディックは20世紀中盤に活躍したSF作家で、この短編集は、有名な二つの映画化作品をベースに、21世紀に入って日本で再編されたもの。 いずれも切れ味抜群の結末と個性ある世界観で、「傑作短編集」の名に恥じないものばかり。 同じ作家の少し難解な長編「アンドロイドは電気...
フィリップ・K・ディックは20世紀中盤に活躍したSF作家で、この短編集は、有名な二つの映画化作品をベースに、21世紀に入って日本で再編されたもの。 いずれも切れ味抜群の結末と個性ある世界観で、「傑作短編集」の名に恥じないものばかり。 同じ作家の少し難解な長編「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」に比べて、ずいぶんと解りやすく、読みやすかった。 映画化された「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」はもちろん、他の作品もいずれも印象深い。 「訪問者」は、驕慢であった人類の地球上での最後の姿が垣間見える。 「吊るされたよそ者」のあとは、街中を走り回る自分の姿を夢に見そう。 「フード・メーカー」には、監視社会の問題が漂う。 フレドリック・ブラウンがちょっと不思議系でレイ・ブラッドベリが寓話的であれば、ディックは文字通りSFの王道。 もっと、掘っててみようかな……。
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ほんと、よく思いつくなぁと思ってしまう。映画の原作になるような面白さや設定の深さ、価値観の転換が短い短編の中にもふんだんに盛り込められている。
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フィリップ・K・ディックの作品は映画原作が多い。 「トータルリコール」火星を夢見る主人公が仮想記憶会社で旅行体験するが何故か不都合が。 「マイノリティ・リポート」犯罪予知システムによる管理社会。
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発表当時から時を経て現在より身近でリアルな近未来を映すSF・サスペンス短編集。タモリの歌唱が頭をよぎる「ミスター・スペースシップ」が異色でありながらどこか微笑ましくて好き。
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表題の『トータル・リコール』を含むSF短編を収録した本。 表題の『トータル・リコール』は、何の変哲もない主人公が、火星にどうしても行きたくて「火星に行ったという記憶を自分に植え付ける」サービスを受ける話。 もしかしたら主人公のようなことが自分にもあるのかもしれないと思うと楽しい...
表題の『トータル・リコール』を含むSF短編を収録した本。 表題の『トータル・リコール』は、何の変哲もない主人公が、火星にどうしても行きたくて「火星に行ったという記憶を自分に植え付ける」サービスを受ける話。 もしかしたら主人公のようなことが自分にもあるのかもしれないと思うと楽しい作品だった。 ディックの短編集を3冊読んだ中では、一番爽快感があり後味も悪くない作品が多かったように思う。
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発想に感嘆する。星新一のSFをヘビーにした印象。映画でしか知らなかった「トータルリコール」がこんな短編だったのも、こんなストーリーだったことにも驚き。表現が重厚なものだから、話の軽妙さがより際立って楽しめた。訳のおかげかもしれない。ここからあれだけ内容を膨らませた映画作品にも改め...
発想に感嘆する。星新一のSFをヘビーにした印象。映画でしか知らなかった「トータルリコール」がこんな短編だったのも、こんなストーリーだったことにも驚き。表現が重厚なものだから、話の軽妙さがより際立って楽しめた。訳のおかげかもしれない。ここからあれだけ内容を膨らませた映画作品にも改めて拍手。シュワちゃんも好きだけれど、目が肥えた今はリメイク版がやっぱりいい。
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映画原作でもある2篇を含めた合計10篇の短編集。 短編集初収録(本邦初訳1篇含む)である3篇は自分的にはイマイチでしたが、それ以外の7篇はすごくおもしろかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
トータル・リコール(ディック短編傑作選) 著作者:フィリップ・K・ディック 「世界をわが手に」は太陽系に生物がいないことがそれほど重要なのかピンとこないけど、ラストには共感してしまった。私も小さい時に同じ事を考えた。1番面白かったのは「マイノリティ・リポート」。 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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