先が見えない時代の「10年後の自分」を考える技術 の商品レビュー
将来のことは何も考えずフラフラ生きてる自分にとってガツンと痛い目見ることを気づかせてくれたように思います。現在の自分の立ち位置を良く見極め、1本の筋道だけでなく想像しうるあらゆる未来状況を想定して幅をもたせた複数のシナリオを事細かに書きだすことがいかに大事かを教えてくれました。
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10年後の将来なんてどうなるか分からないと多くの人は思うでしょう。だからこそ、どんな状況になってもいいよう、10年先の将来に備えて、今から考えを変えることが必要なのでしょう。 著書では、人生を10 年周期で考えるべきと述べられています。中学高校の3年時計に慣れていて、多くの...
10年後の将来なんてどうなるか分からないと多くの人は思うでしょう。だからこそ、どんな状況になってもいいよう、10年先の将来に備えて、今から考えを変えることが必要なのでしょう。 著書では、人生を10 年周期で考えるべきと述べられています。中学高校の3年時計に慣れていて、多くの人々は10年なんて遠い先のことで、考えられないと言います。しかし著者は、10年先というのは、はるか遠い先の話ではなく、すぐにやってくる近未来と説明しています。そして、10年先の将来に備えて、どんな状況になっても対応できるよう、将来のパターン毎に対応策を考えておく必要性を指摘しています。 10年先を考えるきっかけとして、現在の自分に危機感を感じる必要があると説明しています。今、仕事をして給料をもらって生活している、そんな当たり前の生活が将来にわたって保証されているわけではありません。今の職種が新しい技術によって、無くなるリスクもあるでしょう。勤め先の会社が無くなるリスクもあるでしょう。漠然と今を生きるのではなく、今の現状に危機感を持って将来を考える必要があります。 著書では、未来を思考するために必要な力を3つあげています。 ①モノゴトをつなげて考える「つながり思考力」 ②つながりをもとに未来を思考する「先読み力」 ③修正を前提に決断する「一歩を踏み出す行動力」 この3つの力は、そのまま著書の目次にもなっています。3つの力を高めておくことで、将来の変化への対応力が高まると指摘しています。3つの力は、それぞれが独立しているわけではなく、お互いに絡み合っています。縦や横のつながりを考えることで、次にどのような事が起きるか先読みして予測することができ、それを実行に移すには行動力が必要です。 著書を読んでの感想です。著書を一言でまとめると、不確実な将来を予測し、リスクを取って行動することが重要である、と言えると思います。将来はどうなるか実際のところ誰にも分かりません。しかし、過去の流れや現在の変化を客観的に見つめていると、次に何が起きるか予測することはできます。そして、予測に基いて前もって将来に備えて行動することが何もよりも大切であると言えると思います。 先回りして行動するのは、株式投資で例えることができると思います。有望な銘柄を株価が高騰するまえに、安い株価で買っておく のに通ずると思います。数ある銘柄の中で、どの銘柄が今後高騰するかは誰も分かりません。過去の業績や、今後の市場成長性などを元にして、予測することはできます。そして、株式を買ってリスクを取って投資することができます。 これまでの世の中では、リスクを取って先回りしなくても、困ること無く生活することはできたかもしれません。しかし、これからの不確実な将来を考えると、先回りすることが重要になってくると思います。著書にも書いてあるように、まずは今の自分に危機感を持つことから始めようと思います。
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「シナリオプランニング」という手法で企業のコンサルティングを手掛ける著者が、その方法を個人のライフプランに落とし込んで解説した本。比較的読みやすいが、もともと企業向けの考え方を個人に落とし込んでいるので、少し違和感はあります。 ただ、会社にあてはめて考えたとき、手法、考え方は興味...
「シナリオプランニング」という手法で企業のコンサルティングを手掛ける著者が、その方法を個人のライフプランに落とし込んで解説した本。比較的読みやすいが、もともと企業向けの考え方を個人に落とし込んでいるので、少し違和感はあります。 ただ、会社にあてはめて考えたとき、手法、考え方は興味深いものも多く、著者の別の本を早速購入しました。読んでみます。 (2012.9.9 藤本)
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タイトル通り、今後の自分を見通すために使えるツールを教えてくれる本書。 内容はオーソドックスながら、題材や比喩が分かりやすいので読み進めやすい。具体的には、システム思考・フレームワーク・シナリオプランニング・PERTなど。 こういった自己啓発書は、どれだけの量を読んでも結局は実行...
タイトル通り、今後の自分を見通すために使えるツールを教えてくれる本書。 内容はオーソドックスながら、題材や比喩が分かりやすいので読み進めやすい。具体的には、システム思考・フレームワーク・シナリオプランニング・PERTなど。 こういった自己啓発書は、どれだけの量を読んでも結局は実行するかどうか、というところに行き着く。なんでもいいから行動できれば成功で、頭の中だけで終わったら駄目だ。
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なかなか考えを巡らす機会のない「10年後の自分」。そんな自分を具体的に描くために必要な3つの力が紹介されている。自分の未来を考えたほうがよいと少しでも思っている人にぜひ読んでほしい一冊。この本を読み終えて、動き出そう。
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●内容 ・経営戦略コンサルによる、人生戦略のすすめ。 ・「シナリオ思考」で複数の未来シナリオをつくり、それぞれについてあらかじめ「対応」を考える。 ●引用 ・私たちが一生のうちに経験できることは、限られている。自分の過去からしか学ばないとすると、その「学び」も限定的なものにな...
●内容 ・経営戦略コンサルによる、人生戦略のすすめ。 ・「シナリオ思考」で複数の未来シナリオをつくり、それぞれについてあらかじめ「対応」を考える。 ●引用 ・私たちが一生のうちに経験できることは、限られている。自分の過去からしか学ばないとすると、その「学び」も限定的なものになるだろう。しかし、時代をさかのぼった事実や他人の経験からも学ぶと、「学び」の量は飛躍的に伸びる。 ・専門家(エキスパート)とは聞こえの良い言葉だが、その分野そのものに価値がなくなってしまえば、いくら専門家になったところで生き残ることはできない。
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星海社新書のシリーズの1冊。気になっていたのを、やっと購入。既に、10年後を考えて対策するのは遅すぎるような気がするけれど、やらないよりはマシなのかもしれない。要検討だ。
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10年後を考えないことがこんなにリスクになる時はない 先を予測することの大切さを独自のシナリオ理論で説いた一冊。
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情報というものは意識しない限り入ってこない。 後悔は、深く考えていなかった、何も決断しなかったということ。
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