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裏閻魔(3) の商品レビュー

4.3

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/04/18

まさか奈津さんが。。。 でも3冊読み終わってすごい満足感。閻魔、奈津、夜叉とそれぞれの物語が終わってしまった。 また楽しみな若い人も出てきたし、もっと読みたいけど、しょうがない。 と思えるほど面白い本でした。

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2023/03/21
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シリーズ最終巻。 奈津との再会。奈津が身を隠した理由は夜叉にあった。 その夜叉は、不老不死の秘密に取り憑かれた皆藤浩一郎により追い詰められる。 大団円を迎えて何より。

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2022/08/14
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【読んでない方はぜひ読んでみてください】 おすすめシリーズです!!!! もっとたくさんの人に読んでもらいたいし、感想を読んでみたいのでおすすめします。 以下ネタバレ。 素敵な完結編。 読後のふぅ…でました!笑 余韻を感じずにはいられない。 2を読んでからだいぶ時間が空いてしまったけど、読み始めたらこれまでの流れが全部蘇った!それほど印象的な登場人物達。そして生き生きと描かれている。 2読んだ時、なかなか時代が進まずうーんと思ったけど、今回はもう夢中になって一気読み。 今回のお話は、閻魔と奈津の再会が大きなテーマ。まさか奈津も鬼込めをしていたとは。予想外だった。最後はもう怒涛の戦闘シーン。 閻魔も夜叉も一人の男の血筋に100年以上振り回されていた。勧善懲悪万歳! 最後、2人とも生き残ってくれて嬉しい。 ストーリーも面白いし、読みやすいし、もっともっとみんなに読んでもらいたい本。 閻魔シリーズ、中村ふみのデビュー作であり代表作だと思う。まさにこれぞアニメ化したら絶対面白いと思うんだけどな〜

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2020/10/17

【概略】  不老不死となる「鬼込め」をそれぞれ施した二人・宝生閻魔と宝生夜叉。お互いに仇敵とみなしつつも、不老不死であるが故に味わう寂寞を共有する同志のような距離感をもっていた。「奈津さんは沖縄にいる」という言葉を夜叉から受け、閻魔はアメリカ統治下の沖縄へ。閻魔にとって特別な存在...

【概略】  不老不死となる「鬼込め」をそれぞれ施した二人・宝生閻魔と宝生夜叉。お互いに仇敵とみなしつつも、不老不死であるが故に味わう寂寞を共有する同志のような距離感をもっていた。「奈津さんは沖縄にいる」という言葉を夜叉から受け、閻魔はアメリカ統治下の沖縄へ。閻魔にとって特別な存在である奈津もまた、閻魔のことを想うが故に、とある一線を超えることとなり、それが閻魔を避ける原因となる。  写真・映像といった記憶媒体の発達、そして閻魔と夜叉の存在感の大きさがゆえに、「不老不死」を求める組織の魔の手もまた、閻魔と夜叉に忍び寄る。時計がとまってしまった男達と、時計を戻したいと願ってしまった女性、そして、進みゆく時計をとめたいと願う者達の念が絡み合うシリーズ最終巻、ここに完結。 2020年10月15日 読了 【書評】  いやぁ~~~~~!!!!読後感、爽やかな風味!!!若き日の宮沢りえさん出演のポカリスエットみたいだった!!!!・・・ってのは冗談。むしろなんというか・・・「ふぅ・・・」といった余韻にちょっと浸っていたい感じの、静寂な空間。  第一巻は、SF要素と彫り師(+時代背景)によるダークファンダジー感に溢れてて、それが人気の要因で。逆に第三巻は、もちろん設定は変わらないのだけど、「凛とした愛・人間像」ですよ主題は。第三巻を読み終えたあとは、逆に第二巻がいかに助走期間として成功していたかがわかる。第二巻を読んだ直後にはわからない感覚が、そこにはあった。  第三巻が醸し出す静寂な空間の大きな要因は、奈津さんの手紙による状況展開。奈津さんの幼少の頃から(本作における)現在に至るまでの閻魔への想い、そして奈津さんから見た閻魔の立ち振る舞い、それがまた湧き上がる彼女の想いと、それを凛として押さえつけようとするこれまた彼女の意志の強さ、この衝突が、なんとも静寂に、でも、確実に火花を散らしていたよ。刀鍛冶に鍛えられる刀みたいに。でも、凄く静かなんだよ。  この第三巻をさらに面白くしたのはライバルであり兄弟子である宝生夜叉という立場の人間味の部分、これまた夜叉に対する奈津さんの「三日月堂さん」という呼称が拍車をかけてるよね。そして、皆藤浩一郎!読みながら、「鋼の錬金術師」のホムンクルス・プライドをイメージしてしまった。キャラクターが立ってるんだよね。奈津さんの手紙だけでは、それは「愛テイスト」が強くなり、恋愛小説のようになってしまう。「鬼込め」なんていう中二病が喜びそうな素材で始まった本作品、やはりダークファンタジーのテイストは大事にしないと!だよ(笑)  不老不死の閻魔に対し、加齢により時に妹、時に姉、母、祖母・・・そんなクラスチェンジを重ねた奈津さん、「今のわたしは・・・宝生閻魔にとってなんですか?」という質問を閻魔に。一番奈津さんが聞きたい返答が帰ってきたよ。目頭熱くなったよ。  「誰も気づかないぐらい・・・本当に小さく、本当にちっちゃい・・・梵字・・・手の平に入れようかな」なんて思わせてしまった、不治の病・中二病を今もなお患っている自分にとっては、とても楽しい読書だった(笑)

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2019/06/29

「鬼込め」という特殊な刺青で、幕末に死なず老いずの身となった、宝生閻魔(一之瀬周)。 自らの「鬼込め」で、不死となった兄弟子の夜叉。 不老不死の存在が、普通の人間社会と関わる事で、色々と不都合が生まれるけど、幕末から現代まで、うまく話がまとまっていて、面白かった。 この先の話も、...

「鬼込め」という特殊な刺青で、幕末に死なず老いずの身となった、宝生閻魔(一之瀬周)。 自らの「鬼込め」で、不死となった兄弟子の夜叉。 不老不死の存在が、普通の人間社会と関わる事で、色々と不都合が生まれるけど、幕末から現代まで、うまく話がまとまっていて、面白かった。 この先の話も、是非読んでみたい。

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2018/04/20

シリーズ完結編。幕末から始まったこの話も、最後は平成まで。約150年にわたる壮大な物語。 死なず老いずの体になっても、どこまでも人であり続ける閻魔と、自ら鬼を呼び込んだ夜叉。対照的な2人の過去が語られ、改めてその縁の深さを感じる。 他人を傷つけるたび、大切な人を失うたびに苦し...

シリーズ完結編。幕末から始まったこの話も、最後は平成まで。約150年にわたる壮大な物語。 死なず老いずの体になっても、どこまでも人であり続ける閻魔と、自ら鬼を呼び込んだ夜叉。対照的な2人の過去が語られ、改めてその縁の深さを感じる。 他人を傷つけるたび、大切な人を失うたびに苦しみ続ける閻魔を青臭いと馬鹿にしながらも、次第にその芯の強さに憧れ羨む夜叉。 同じ運命を背負う唯一の同朋として、根っこの部分では理解し合う2人の絆が感じられるし、正反対な2人ゆえの掛け合いが面白い。 そして、こじらせ続けた閻魔と奈津の関係もついに完結。哀しくはあるけれど、共に生きる者を得た閻魔にほっとする。

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2016/05/02
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閻魔の前から姿を消した奈津は遠く沖縄の地で生きていた。 夜叉に施された鬼込めにより身は老いながら、見た目は二十歳の頃の若さを取り戻して・・・ やっと奈津を見つけた閻魔!それからほん数日間の二人のささやかな日常は、それまでの奈津の気持ちを思うと切なくて切なくて・・・ 新婚夫婦に見られて喜ぶ奈津、閻魔と記念写真を撮るのに薄化粧をする奈津、閻魔に妻と呼んでもらえて喜ぶ奈津・・・どの場面にも涙がこみ上げてきた。 江戸から平成へと続いていく閻魔と夜叉の絆を確認して、ホッとして嬉しくなった。 いい作品だったな。

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2016/03/24

江戸から現代まで、「鬼込め」と呼ばれる刺青で、不老不死の運命を背負った男たちの物語の完結編。150年もの間、目まぐるしく動く時代の中、主人公はいかに生きたか。最終章では、不老不死に取りつかれた狂った青年との対峙がある。 生きること、老いることを考えさせてくれる。

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2016/01/30

カブ、カメラ、ビートルズ・・・そして、大団円! いや~、終わった、終わった!終わってよかった!!w 前半が、スピードダウンというか、中だるみというか、もういい加減「なげーよっ!!w」とツッコミたくなる感じで、読みもペースダウン気味だったんだけど・・・。 やっぱり来ましたね~!...

カブ、カメラ、ビートルズ・・・そして、大団円! いや~、終わった、終わった!終わってよかった!!w 前半が、スピードダウンというか、中だるみというか、もういい加減「なげーよっ!!w」とツッコミたくなる感じで、読みもペースダウン気味だったんだけど・・・。 やっぱり来ましたね~!そそそ!こう来てくれなくっちゃ~~!!!うーん、よかった♪ ところで、私は「三日月堂」派ですww(ღˇ◡ˇ)♡

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2015/11/08

目次 序 一幕 遠い夢 ニ幕 前夜祭 三幕 後夜祭 四幕 終わらない 結 H27.11.8 読み終えて、ほっとしました。 とても憎んでも許すことはできるし、分かり合うことも出来る。 まぁ、それはとても長い人生をもっているからこそなのかもしれないけれど。 やはり、一番怖...

目次 序 一幕 遠い夢 ニ幕 前夜祭 三幕 後夜祭 四幕 終わらない 結 H27.11.8 読み終えて、ほっとしました。 とても憎んでも許すことはできるし、分かり合うことも出来る。 まぁ、それはとても長い人生をもっているからこそなのかもしれないけれど。 やはり、一番怖いのは鬼ではなく、人間ですね。

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