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30代が覇権を握る!日本経済 の商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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2020/04/03

富山さんのG/Lの理論が良かったので、買ってみたのだが、私にとっては「財界のよくある提言」に読めて、あまりおもしろくなかった。

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2019/06/12

著者の団塊ジュニア世代以下へのメッセージ。 粘り強く、説得し三十代らしい生き方をして、新しい時代を切り拓かねば。

Posted byブクログ

2016/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いきなり革命的な本の題名で驚いた方も多いのではないか、しかし本書は正鵠を得ている。 事実、この国を支配しているのは「老人」である。 若いサラリーマンに新橋辺りで経済番組がインタビューした時、彼らは「僕たちの老後には年金なんてないと思ってますよ~」自虐的に答えていたのが印象的だった。 政治家も選挙になるとまず、老人の原宿である「巣鴨」で演説する。亀井静香さんなんかが「支持率ゼロパーセントの国民新党ですが~」とか言い出すのだ。 ちょっと待って、政治家の皆さんと有権者の方々、余りにも自分たちの既得権益を守ろうとしていませんか?と富山さんは問う。それは違うだろう?と。 富山さんいわく、労働生産性は35歳位でピークに達し、それからは徐々に減っていくという。だから、「終身雇用年功序列賃金はおかしい」とのことだ。 それは私も実感したことがある。銀行員(といっても第二地銀だが)の時、役員店舗で一番働いていたのが、32~38歳くらいの「支店長代理や次長」であった。それより上の副支店長や支店長は明らかに、彼らにおんぶに抱っこだった。いわゆる「ご苦労さんポスト」であった。 富山さんは、このような事は社会全体で起きていると説く。年金制度や後期高齢者医療制度等、明らかに「老人の為の制度」であると。 それを打破するのは、30代の諸君の改革が必要であるそうだ。源平時代の武士階級と公家階級の争い、明治維新の士族階級の解体等様々な「革命」がこの日本を救ってきたと説く。 その革命のための処方箋が本書で書かれているのだが、それらが随分興味深い。詳しくは本書を読んでもらいたいが、2、3紹介すると大学は職業訓練校にしろ。即ち、簿記やCAD/CAMを教えたり、入学試験の英語はTOEICやTOEFLにするべきと等、とにかく本書は「革命的」な事が多く載っているのだ。42歳で産業革新機構(政府系企業再生ファンド)のCOOという、難職を拝命した日本でも指折りのベンチャー・キャピタリストの富山さんだから、含蓄のある意見がこれでもかと言うばかり掲載されている。 そんな親分肌の富山さんは30代の諸君に革命を起こす際のテクニックを本書で記載している。例えば、まず「親子間コミュニケーションから始めろ」とか「元小泉純一郎総理のようなやり方で行け(詳しくは本書で)」や「上の世代からの甘言による、抱き込みに巻かれるな」とかとにかく30代でこれからの日本に憂いている諸君にとって、バイブルとなる書籍である。 多少、強引な面は否めないが富山さんの経験がそうさせているのかもしれない。 「俺たちの将来は真っ暗で選挙なんて行ったって、どうせジジィ・ババァの言うことしか聞いてくれないんだろう」と言う方には是非本書を読んで「革命」の参考にして欲しい。 日本はもうすぐ「超・高齢化社会」に入る。そのような社会の解決策の一里塚に本書がなるかもしれない。特に30代以下の世代にとって。そう40代真ん中の私は思いましたよ。私は頑張っている若者の国に日本をしたいし、それを手助けしたいです。そのように同意する日本人にとって本書はよい参考書になると思います。この本も面白かったな~富山さん、さすが冴えています。

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2014/01/04

30代という世代がいかに重要かというポイント、そして今の30代がこれから直面する経済的な課題について解き明かす。 ご自身のエピソードも交えながら、いつもながら熱く語ってきているが、他書よりは読みやすい印象だったかな。 勇気づけられている世代のうちにtrialしていかないとね。

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2013/02/03

「30代が」と書かれていますが、内容は団塊の世代である60代と、その子供世代である30代ともに努力して欲しいとの内容です。 年金問題等は、団塊の世代である60代が受給を開始し始めると破綻するのは目に見えています。また金融資産をそもそも保有している高齢者が年金を貰い、そのしわ寄せ...

「30代が」と書かれていますが、内容は団塊の世代である60代と、その子供世代である30代ともに努力して欲しいとの内容です。 年金問題等は、団塊の世代である60代が受給を開始し始めると破綻するのは目に見えています。また金融資産をそもそも保有している高齢者が年金を貰い、そのしわ寄せが若者に波及している構造がおかしいのであって、金融資産を一定以上持つ高齢者には年金受給を停止すべきだとの意見もかかれています。年金等は今ある基金をかき集め一度解散させて、今ある金額を全部給付させ出直すべきだと提言しています。 提言自体は理屈にあっていると思いますが、60代や50代の人が既得権を手放すかというとなかなか難しいとは思います。ただ筆者自身がJALの年金問題を解決する際に、反対するOBを「若いものにこれ以上負担を求めていいのですか?」等の情に訴える作戦に出でおり、そうした成功体験が提言の裏にはあると思います。 ただひとつ本書に疑問を感じるとすれば、筆者が50代であることです。60代は既得権を捨てるべきだとの提言を60代の方がすればかなり説得力はありますが、50代の方がすると他人事であるから言えるのではないかとの思いを感じざるえません。最近の筆者の論調は30代頑張れ論ですが、40代・50代が何をすべきかの本も書いていただきたいような気はしました。

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2012/12/26

世代間格差こそあらゆる現代国家特に日本の諸悪の根源だと嘆き、若者に決起を求めてる。解決策は非力だけど、若者の将来特に各種制度へのそこはかとない不安はこれだったのか!と唸らされる。 「下山するなら自力で降りろ!現役世代に負担をかけるな」←ごもっとも!!

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2012/11/26

題名に惹かれてかってしまった。一読はしたほうがいいかな~ PHP公式より以下抜粋。 /////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////...

題名に惹かれてかってしまった。一読はしたほうがいいかな~ PHP公式より以下抜粋。 ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 『下山の思想』(五木寛之、幻冬社)がベストセラーになり、日本は下り坂に入り、もはや成長はのぞめない、という論調が強くなってきています。 しかし、こうした風潮に対して、著者ははっきりと、こう言い切ります。   「下山するなら自力で下りろ!若い世代に負担を掛けるな!」   「30代よ、立ち上がれ! 団塊世代よ、品格を見せてみろ!」 「団塊世代」など、おカネに余裕がある高齢者の意見がまかり通る日本。一方、働き盛りの30代は、年金や介護、医療費の負担増を強いられ、上がらない給料をやりくりしながら苦しんでいます。 冨山氏は本書について、「1960年生まれの狭間の世代の人間として、この二つの世代に対して問題提起をし、挑戦をし、さらには決起を促すことを意図している」「そのために、あえて、かなり過激な解決策やきわどい覇権奪取の方法論を提示している」と述べておられます。ともかくも、30代ビジネスマンの方にぜひ、読んでいただきたい一冊です。

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2012/11/25

金を持つ高齢者が金のない若者から搾取収奪する歪な社会構造が日本を蝕む。マジョリティを前にマイノリティはただ沈黙するだけなのか。これからの日本背負っていくロスジェネ世代へ期待をこめて叱咤激励する。悪い結果を恐れて弥縫策で誤魔化し続けることではなく正々堂々と真正面から勝負に出よと説く...

金を持つ高齢者が金のない若者から搾取収奪する歪な社会構造が日本を蝕む。マジョリティを前にマイノリティはただ沈黙するだけなのか。これからの日本背負っていくロスジェネ世代へ期待をこめて叱咤激励する。悪い結果を恐れて弥縫策で誤魔化し続けることではなく正々堂々と真正面から勝負に出よと説く。滞っている社会の富を活性化させるための処方箋として、社会保障制度、税制、人材育成、経済成長戦略など、幅広い分野にわたって提言がなされている。実現に向けての課題は多いが問題提起のみにとどまっていないのが潔い。得心させられる点は多く傾聴するに値する。

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2012/11/17

年金や税金などの社会問題、エネルギー政策について考える時間になった。今、自分たちの置かれる環境の改善も大切だが、それ以上に子どもの世代によりよい社会を残せるか、そういった価値観を持つ政治家を応援したくなる一冊でもあり、投票の判断基準として参考になった。選挙前なのでタイムリーでした...

年金や税金などの社会問題、エネルギー政策について考える時間になった。今、自分たちの置かれる環境の改善も大切だが、それ以上に子どもの世代によりよい社会を残せるか、そういった価値観を持つ政治家を応援したくなる一冊でもあり、投票の判断基準として参考になった。選挙前なのでタイムリーでした。

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2012/11/01

自分は今41歳。将来展望について考えさせられる...。 以下、備忘録的にまとめ。 現在の公的な年金制度や医療保険制度は、高齢者1人を若い世代2,3人で支える構造になっている。このままでは、若い世代の負担が大きすぎて、彼らの活力を奪ってしまう。 30代以下の働き盛り世代の活力...

自分は今41歳。将来展望について考えさせられる...。 以下、備忘録的にまとめ。 現在の公的な年金制度や医療保険制度は、高齢者1人を若い世代2,3人で支える構造になっている。このままでは、若い世代の負担が大きすぎて、彼らの活力を奪ってしまう。 30代以下の働き盛り世代の活力を甦らせるには、今の社会で多くを占める60代以上の世代の中でも多数派を占める団塊の世代が、自らの既得権を手放すしかない。 具体的には・・・ ・公的年金は、所得や資産のない人だけに給付する、いわば「掛け捨て保険」の形にする。現行の公的年金制度については、これまで払い込んできた金額に一定の金利を上乗せして全員に返し、いったん全て解散する。 ・将来世代からの借金に頼る財政を改善させるため、消費税率をあげる。ただし、これは消費が減る上の世代より若い世代の方が負担増になる。したがって、消費税率を上げる場合は、同時に高齢者向け社会保障体系の大改革を行なうとともに、集めた税金の給付先を上の世代から若年層に転換する。 ・定年制を廃止し、働く意思と能力がある限り、いつまでも働けるようにする。その一方で解雇制度を緩和し、正当な自由があるときは自由に解雇できるようにする。そうすれば、企業は人を雇うときに躊躇しない。 30代以下が搾取される構造は社会システムとなっており、大きな社会的ショック、いわば「革命」がおきない限り覆らない。この革命が訪れる時期としては、社会状況がさらに悪化する5年後くらいが、ひとつの分水嶺になる。

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