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ふたりの距離の概算 の商品レビュー

3.9

358件のお客様レビュー

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    70

  2. 4つ

    157

  3. 3つ

    87

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2024/09/15

古典部シリーズを読むと、学校が懐かしくなる。思い出は美化されて、なんだかんだで楽しかったなと思うけど、古典部を読んでいると、なんだかあの頃の苦い気持ちも蘇ってくる。 まずタイトルがいいよね。「ふたりの距離の概算」 マラソン大会で走ってるだけで話が終わってしまった、勿論過去回想と謎...

古典部シリーズを読むと、学校が懐かしくなる。思い出は美化されて、なんだかんだで楽しかったなと思うけど、古典部を読んでいると、なんだかあの頃の苦い気持ちも蘇ってくる。 まずタイトルがいいよね。「ふたりの距離の概算」 マラソン大会で走ってるだけで話が終わってしまった、勿論過去回想と謎解きもあるんだけど、ミステリどころか読書初心者のわたしからしたら、こんなんでも成立するんだ…ってびっくりしてしまう。 古典部に出てくるキャラはみんな達観してるなあと思うけど、その掛け合いがまた面白くて。でも最後に導き出した結論は、やっぱり切なさと苦しさが混じるなあ…。 あと1冊で既刊を読み終えてしまうのが寂しい。読み終わりたくないよ〜。

Posted byブクログ

2024/09/01
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折木奉太郎、名探偵! 今回も素晴らしい推理。楽しませてもらった〜! 人間関係にあるのは、言葉の綾。 思い込みや疑いが、真実を作ってしまう。 作り出したが最後、どんどん深みにハマっていく。 こんなところでしょうか、、 ちなみに、大日向さんと折木くんの会話のテンポ感、先輩後輩としての関係性なかなか好きだった笑 入部してほしいなあ

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2024/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古典部シリーズ5作目。 今回は作品全体を通してひとつの謎を奉太郎視点で追っていくという構成で、奉太郎の思考を追体験できているようで面白かったです。 大日向の人間関係が辛すぎる…どうにか救われてほしいです…。

Posted byブクログ

2024/06/26

大好きな古典服シリーズ ホータローは省エネで生きているはずなのに 周りで起こるさまざまな出来事を放っておけず、 丁寧に考えながら、問題を解いていく。 マラソン大会で走りながら 話したい相手のことを考えてスピード調整し、 相手を傷つけることなく話を聞く。 日常で起こるちょっとし...

大好きな古典服シリーズ ホータローは省エネで生きているはずなのに 周りで起こるさまざまな出来事を放っておけず、 丁寧に考えながら、問題を解いていく。 マラソン大会で走りながら 話したい相手のことを考えてスピード調整し、 相手を傷つけることなく話を聞く。 日常で起こるちょっとした誤解や諍いも こんなふうに丁寧にほぐしていけば 解決出来るのかもしれない。

Posted byブクログ

2024/06/08
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友達との関係で、相手の間違っていることを自分が正さなければいけないけどそれがなかなか勇気がいることってあるよなあ。自分の学生時代では確かに友人との関係に悩むことが1番多かったような気がする。 大人になると今回の話の結末が予想もできなかったように、見えなくなるものも多い。 なんだか切ない気持ちと応援したい気持ちになる青春物語。ホータローの推理力…あっぱれ!

Posted byブクログ

2024/05/27
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古典部シリーズ第5弾。 タイトルのふたりの距離って、恋の進展かな?と期待してたら見事にスルーで、マラソンになぞらえた新キャラ後輩との距離でした。 このシリーズも5作目ということもあり、古典部員間のお互いをわかりあえてる様子が微笑ましい。 友だちとかとささいなことですれ違ってしまった時に奉太郎のように絡み合った誤解をやさしくほどいてくれる人がそばにいたらいいのになとうらやましく読んだ。

Posted byブクログ

2024/05/12

構成といい、心理的な葛藤といい、とても繊細に作っているように感じた。ぼくは好き。途中から、ホータローの目的が大日向への引き留めだけではなく、千反田への誤解を解くことにスライドしているのがいいよね。 ひとは、他人の人生にどのように関われるのか。友だちであるということは、どこまで相...

構成といい、心理的な葛藤といい、とても繊細に作っているように感じた。ぼくは好き。途中から、ホータローの目的が大日向への引き留めだけではなく、千反田への誤解を解くことにスライドしているのがいいよね。 ひとは、他人の人生にどのように関われるのか。友だちであるということは、どこまで相手にコミットしなければならないのか。大人になると、そういうことをあまり考えなくなる。この作品を読んで、疎遠になった友だちに会いたくなったよ。

Posted byブクログ

2024/05/04

古典シリーズ第5弾! 珍しく短編じゃなかったですね。マラソン大会って私はした事ないですが、他の学校はあるんでしょうか? 古典部シリーズはすごく好きでこちらも楽しく読みましたが、新入生のキャラがあまり好きなキャラではなくて。。。お話はすごく面白かったです!

Posted byブクログ

2024/03/18

大きな事件が起こらなくても日常に謎は溢れていて、どこに着目するのか、どうやって観察するのかによって他者との距離が縮まったり、遠のいたりするのかなと思った。 言葉をたくさん持っていて、使いこなしている高校生たち、すてき!

Posted byブクログ

2024/03/03

恋愛をメインでは書いていないのに、たまに出る感じがなんともいえず良い。個人的には主人公が千反田さんが家に来たことがあることを隠すシーンがすごくよかった。

Posted byブクログ