ハチミツ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(2013年2月8日読了) タイトルに惹かれて図書館の書架から直接選んだ。 食べる方のハチミツは大好き。今は亡き父も毎朝トーストに塗って食べていたっけ。 橋本さんって、読んだことあるかな?初めてかも。(初めてだった) つむぐさんって読むのかな?男性かな女性かな? 腹違いの娘三人、30代後半、20代後半、高校二年生。それぞれの目線で交互に同じ場面が書かれていて、面白かった。 文章の建て方、表現がどこか平たい感じ。激しい感情の場面も、冷静さが残る。メインの高二の女の子の性格からなのだろうか。 第一章 朝食 第二章 小鳥たちの巣 第三章 壁 第四章 お父さん 第五章 嵐 第六章 雨上がりの夜 第七章 ハチミツ 第六章で、タイトル「ハチミツ」の意味が解り、お父さんの無事も想像つく。 ラストは、めいっぱいのハッピーエンドにしてあるけど、個人的にはしない方が良かった気がする。
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3姉妹がそれぞれ個性的。 高校生の末っ子がいい。 朝食も夕食も用意し、それが手際よく、かつとてもおいしそう。 姉の妊娠が発覚しても落ち着いている。 そして相手が定かでないと知り、 その相手を探しに行く。 高校生ながらなんとカッコイイことか。 とはいえ、ひとりわが道をゆくというタ...
3姉妹がそれぞれ個性的。 高校生の末っ子がいい。 朝食も夕食も用意し、それが手際よく、かつとてもおいしそう。 姉の妊娠が発覚しても落ち着いている。 そして相手が定かでないと知り、 その相手を探しに行く。 高校生ながらなんとカッコイイことか。 とはいえ、ひとりわが道をゆくというタイプでもなく、 頼もしい男の子といっしょだ。 これがまたいいコンビである。 一生懸命日々を送る姿が印象に残った。
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橋本さんの小説には毎度丁寧に生きよう、と思わせるものがある。 料理の描写が本当に素晴らしく、内容がどろどろしたものであろうと読後はすっとした気持ちになる。 特に今回、白いご飯を食べたくなった。 びっくりするような展開ではないのに、なぜか目が離せないストーリー。 あと、全然関係ない...
橋本さんの小説には毎度丁寧に生きよう、と思わせるものがある。 料理の描写が本当に素晴らしく、内容がどろどろしたものであろうと読後はすっとした気持ちになる。 特に今回、白いご飯を食べたくなった。 びっくりするような展開ではないのに、なぜか目が離せないストーリー。 あと、全然関係ないけど澪という漢字が素敵だなあと思った。
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橋本紡氏の作品は、ドロドロした展開でも全くそういう印象が残らない、透明感のある作品を描く作家さんだと思う。 いつ読んでも安心できる。
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母親の違う三姉妹と、お父さんの、家族の物語。特殊な家庭環境で、ちょっとズレた三人姉妹ですが、なんでだろう、ちゃんと家族です。 三人の視点でくるくると物語は進みます。同じ状況なのに、それぞれの視点によってちょっとずつ違っていて。特に杏からの視点は、他の2人にはない観察力で中々のも...
母親の違う三姉妹と、お父さんの、家族の物語。特殊な家庭環境で、ちょっとズレた三人姉妹ですが、なんでだろう、ちゃんと家族です。 三人の視点でくるくると物語は進みます。同じ状況なのに、それぞれの視点によってちょっとずつ違っていて。特に杏からの視点は、他の2人にはない観察力で中々のもの。 橋本紡さんの本は、読んでいてホッとします。ホロリとして、キュンとして、ちゃんと地に足をつけて読める本。どんでん返しも怒涛のストーリー展開もないのに、目を離せなくて一気読み。うん、なんだか、とってもいい本、でした。
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有川浩男子がカッコいいように・・ 中村航女子や橋本紡女子はカワイイ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 本書籍の主人公三姉妹ッ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。....
有川浩男子がカッコいいように・・ 中村航女子や橋本紡女子はカワイイ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 本書籍の主人公三姉妹ッ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* やはりカワイイ♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪ とても気持ちよくページを進められました。 ただ、出だしがとても良かっただけに、ひっくり返した途中と、同じくひっくり返した強引な結末が、少し残念(つД`)ノ 俺的には、三女のキャラ(彼氏含む)にイチバン惹かれたかな( ̄^ ̄)ゞ 橋本さん。今回も素敵でした。
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どうして三人称にしたんだろう。 橋本先生の本はほとんど一人称だから、すごく読みづらく感じた。 地の文でも「お父さん」とか「坂本君」って表記されてたのも、結構変な感じがした。 杏は他の女の子とほとんど同じだった。 家事ができて、しっかりしていて、自分のことを想ってくれている仲の良...
どうして三人称にしたんだろう。 橋本先生の本はほとんど一人称だから、すごく読みづらく感じた。 地の文でも「お父さん」とか「坂本君」って表記されてたのも、結構変な感じがした。 杏は他の女の子とほとんど同じだった。 家事ができて、しっかりしていて、自分のことを想ってくれている仲の良い男の子がいて、歳上の男に叶わない恋をしていて。 違ったのは、その恋を諦めた時点で、そばにいる男の子と向かい合ったことだった。 途中まで読んで、「坂本君とはくっつかないだろうな」と確信したのに、予想が外れてすごく驚いたし、嬉しかった。
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たまたま図書館で発見したので読んでみました。前回も思いましたが、とにかく文章が綺麗。そして、すっごく展開が激しいわけではないのになぜか続きが気になってしまう。 個人的に環が好きになれなかったけど、最後の野地との電話での武勇伝ですべて吹っ飛びました。。 これを読んで、女はやっぱ...
たまたま図書館で発見したので読んでみました。前回も思いましたが、とにかく文章が綺麗。そして、すっごく展開が激しいわけではないのになぜか続きが気になってしまう。 個人的に環が好きになれなかったけど、最後の野地との電話での武勇伝ですべて吹っ飛びました。。 これを読んで、女はやっぱり強いなと感じましたw
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橋本紡さんの文章はいつも暖かで、優しくて大好き。今回も読んでいて心にじんわり染み入る文章だった。 残念だったのは、三姉妹それぞれにスポットを当てていたからか、どこか広く浅くといった感じがあったこと。一人に絞ってでも、もう少し踏み込んだ内容にして欲しかった。
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しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏は歳の離れた三姉妹。いつも美味しいものを食べながら仲良く暮らしている…はずでした。なのに次女、環の妊娠をきっかけに、それぞれの人生に転機が訪れてー。恋、仕事、からだのこと…女子は生きてるだけで悩みがいっぱい!曲がり角だらけの人生を暖かく包み...
しっかり者の澪、おっとりした環、天然な杏は歳の離れた三姉妹。いつも美味しいものを食べながら仲良く暮らしている…はずでした。なのに次女、環の妊娠をきっかけに、それぞれの人生に転機が訪れてー。恋、仕事、からだのこと…女子は生きてるだけで悩みがいっぱい!曲がり角だらけの人生を暖かく包み込むガールズ長編小説。
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