だれでも書ける最高の読書感想文 の商品レビュー
3年ぶりの再読。 ブクログに感想を書いたつもりでいたが、なぜか、登録すらしていなかった。 私は本を一冊読み終えると、早く次の本に行きたい。 だからつい気が急いて、読後の感想を書くのが雑になってしまいがちだった。 でもまぁ自分の読書の備忘録として書いているだけだからこれでいい、と...
3年ぶりの再読。 ブクログに感想を書いたつもりでいたが、なぜか、登録すらしていなかった。 私は本を一冊読み終えると、早く次の本に行きたい。 だからつい気が急いて、読後の感想を書くのが雑になってしまいがちだった。 でもまぁ自分の読書の備忘録として書いているだけだからこれでいい、と思っていた。 とは言いつつも、他の人たちの上手に書かれた感想を目にするにつけ、自分もこんなふうに書けたらな、と思うのだ。 それでふと本書のことを思い出し、もう一度斎藤先生の話を聞いてみようと、本書を開いたのだった。 今回は、初めて読んだときよりも、ひとことひとことがすうっと染み込んできた。 〈感想文というのは、日記と違って人に読まれることが大前提〉とか、〈冷静に、冷めたことばかり書くことが知的なことではない〉とか、〈「フツウじゃなさ」を楽しみ味わうのが読書〉とか。 いくら備忘録のつもりでも、ブクログにアップする以上はやっぱり人に読まれることを前提に書くべきだと思ったし、おもしろい小説を読んだときなどはつい熱く感情的な表現を使ってしまうけれどそれでもいいのだと思えたし、SFやファンタジーは別にして、思いがけず現実から離れた話や登場人物に触れたときには共感できずに楽しめないときもあったなぁ、楽しんじゃえばよかったなぁと思い当たったりした。 今回この本を改めて再読したら、なんだか感想文を書くのが楽しみになってきた。 これまでは「本を読むこと」が第一目的だったが、「感想文を書くこと」を目的に本を読みたくなってきた。 私はただ読書記録として感想を書いているだけで、コンクールなどに応募したりするわけではないので、これまでどおり気楽に、でも少しでもうまく書けるように、本を読むことだけでなく感想を書くことも楽しんでいきたい。 この本は、2017年のカドフェス(「発見!角川文庫」という夏の文庫まつり)で買ったものなのだが、2020年の今年は残念ながらカドフェスの中に入っていない。 毎年入れておけばいいのにな。 ここに書いてあることを心に留めておくだけでも、本の読み方がグッと積極的なものに変わると思うし、ちょっとしたブックガイドにもなっているから、第5章に書かれているような「芋づる式読書術」のいいきっかけになるはずだ。 本書は、主に学生に向けてやさしく書かれているが、〈自分の思ったことを人に的確に伝える力が必要〉な大人にもぴったり。 この本は、私の「座右の書」に加わりました。 ようし、読むぞ! 書くぞ!
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感想文を書くにのは昔から苦手。。 なので今更ながら感想文のコツが知りたくなり 購入した。。 この本がもっと早く出版されていれば・・ いや学校でこのようなコツを教えて貰えていればと・・ 三色ボールペンで本に線を引きながら読むと 読むスピードが遅くなるけど内容は理解できるので 量より...
感想文を書くにのは昔から苦手。。 なので今更ながら感想文のコツが知りたくなり 購入した。。 この本がもっと早く出版されていれば・・ いや学校でこのようなコツを教えて貰えていればと・・ 三色ボールペンで本に線を引きながら読むと 読むスピードが遅くなるけど内容は理解できるので 量より質を重視にするか。。 本の紹介も中にあり、この中から選ぶのもいいかも。。 ただ、本の紹介が一覧になっていないので文中から 探さないと駄目なのはちょっとなぁ。。
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小学生からのよくある読書感想文に関する参考書。子供にぜひよんでもらいたいものである。そして大人が読むことは、自分の意見を考えるためのテクニックになる。読まなくてもいいけど、読んだ方が得をする本である。
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電子書籍で読了。 こうやって本を読んでは感想を書いているので、もっと上手く書けるヒントはないかと読んでみた。 読書感想文を宿題として提出する年齢でもないので、得られたヒントとしては「自由にかけばよい」ということだろうか。 ただ、この本を読みながら、読書感想文が苦手だった学生...
電子書籍で読了。 こうやって本を読んでは感想を書いているので、もっと上手く書けるヒントはないかと読んでみた。 読書感想文を宿題として提出する年齢でもないので、得られたヒントとしては「自由にかけばよい」ということだろうか。 ただ、この本を読みながら、読書感想文が苦手だった学生時代にこの本と出会ってればと思わずにはいられなかったが、多分、この本に出会ってても読書をさほど好きではなかったから手には取らなかったかもしれない。 この本に参考として中高生の読書感想文が記載されているが、使っている日本語の質が高く、表現も豊かで本当に中高生かと疑ってしまうくらい素晴らしい感想文であった。
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本を読むことは、基本的には、道の上を歩いていくようなものだと私は思っている。石につまずいたり、山や谷を越えたりする。そんな時にふと立ち止まって、ここを掘ってみようとするのが、自分にとって気になった場所であり、そこから深く掘り下げていく。 ただ、掘りやすい箇所もあれば、手持ちの道具...
本を読むことは、基本的には、道の上を歩いていくようなものだと私は思っている。石につまずいたり、山や谷を越えたりする。そんな時にふと立ち止まって、ここを掘ってみようとするのが、自分にとって気になった場所であり、そこから深く掘り下げていく。 ただ、掘りやすい箇所もあれば、手持ちの道具では掘り進められないこともある。 歩く様を上から見ることもできるし、巻き戻し、早送りできるのも本の魅力だろう。 ただ、そうしてあれこれしてその本のことを詳しく知っても、人に伝えるのは難しい。だから工夫がいる。 それを試せる場が、読書感想文であると思う。 この本を読んで、すぐに書けるかどうかは難しい。テクニックは学べるが、結局書くのは自分だから。そのことになかなか気づけず、テクニックに気をとられる。そして、後から見てみると、つぎはぎの文章になる。 最初は背伸びしないで、思ったことが書ければいい。ただし、今までと少し書き方を変えてみる。そのあと、書いたのを見直して、自分に伝われば、まずはそれでよいのだ。
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宿題、試験、レポートなどで、読書感想文に頭を悩ませている人は少なくない。本選びで迷ってしまう、そもそも読書がきらい、文章を書くのが苦手―理由はさまざま。でも、感想文はコツさえつかめば、どんな人でもスイスイ書けてしまうのである!身近な話題の活用法から、「もしも」ではじめる発想法、N...
宿題、試験、レポートなどで、読書感想文に頭を悩ませている人は少なくない。本選びで迷ってしまう、そもそも読書がきらい、文章を書くのが苦手―理由はさまざま。でも、感想文はコツさえつかめば、どんな人でもスイスイ書けてしまうのである!身近な話題の活用法から、「もしも」ではじめる発想法、NGワード、タイプ別お薦めの本までやさしく丁寧にレクチャー。「読む」「書く」前に必読の指南書。(Amazon紹介より) 私は子どもの頃、読書感想文が嫌いでした。何を書けば良いのかわからず、あらすじを書くことで文字数を稼いでいたので、つまらない内容だったと思います。そもそも、なぜ「読書感想文」という課題に取り組まなくてはならないのか、それが長年の疑問でした。本を読んで、感想を書いて、それを先生が読んで…何が楽しいのか。何の意味があるのか。ずっとモヤモヤしていました。 この本は、そのような長年の疑問を解決してくれました。読書感想文の意義、それは「自分の考えや感情を言語化して他人に伝えるための訓練」だったのです。読書感想文とは、文字通り「本を読んで感じた想いを書いた文」です。すごくシンプルなことに思えますが、社会人となった今、自分の考えを整理して他人にわかりやすく伝えることがいかに難しいかを痛感しています。「大人になったときに困らないよう、試しに自分で選んだ本の感想をわかりやすく伝えてみましょう」ということだったのです。 もう子どもの頃には戻れませんが、本を読んだ感想を書くことなら今でもできます。昔しっかり取り組まなかった訓練に、このブクログの場を借りて今から取り組んでみようと思いました。 (この本で学んだ内容を参考に感想文を書いてみました。少しはマシな内容になっていれば嬉しいです笑)
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読書感想文が苦手な生徒に読ませたい1冊。書き出しが決まらない…と嘆く生徒には特に役立つといえる。感想文を書くことは、思考のトレーニング。大人なら、それがやる気に繋がるけれど、生徒にしたらますます辛いのかな。簡単に感想文を書くコツは、自分だったら同じ場面でどうするかを書けば良い。そ...
読書感想文が苦手な生徒に読ませたい1冊。書き出しが決まらない…と嘆く生徒には特に役立つといえる。感想文を書くことは、思考のトレーニング。大人なら、それがやる気に繋がるけれど、生徒にしたらますます辛いのかな。簡単に感想文を書くコツは、自分だったら同じ場面でどうするかを書けば良い。それを齋藤さん風に言うならば、本の内容と自分の間に橋をかける(おしゃれ!)。 思いは文章にすることでより深められ整理される、1冊の本と深く付き合うためにも、読書感想文は有意義なものだといえる。
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小中高学生向きの読書感想分の指南書。学校などに提出する読書感想文をいかに有意義に気分良く書くか書かれている。最近はもっぱら「で、どうだった?」に応える紹介や批評をするようなニュアンスで書いたり言ったりすることが多かったので、それらとはまた少し違った読書感想文というのに久しぶりに触...
小中高学生向きの読書感想分の指南書。学校などに提出する読書感想文をいかに有意義に気分良く書くか書かれている。最近はもっぱら「で、どうだった?」に応える紹介や批評をするようなニュアンスで書いたり言ったりすることが多かったので、それらとはまた少し違った読書感想文というのに久しぶりに触れた気がした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んだその瞬間の感情の揺れ動きを書きこんで、本の上に定着させておくわけだ。(中略)「読む」というのは、自分をその本の世界に参加させていくことだ。作者の築いたワールドに、読者として踏みこんでいく。そのとき、作者と対話するような感覚をもって読むと、そのワールドへの参加感覚がぐんとますものなんだ。(p.74) ①読む前はどういう印象があったか。 ②読んでみてどうだったか。 ③ターニングポイントになったのはどこ、あるいは何か。(p.90) ものの見方が変わったり、広がったりすることは読書の大きな意味だ。 そして、それを言葉で表現する、文章化できるようにすることは、感想文を書くひとつの目的だ。(p.92) 本を読んだ後で、だれかにバッチリできるくらいにしっかり覚える。そういうところが、一冊の本の中で二割くらいあればそれで十分なんだ。(p.241)
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自分の心の動き、変化に着目すると、思考停止に陥らない。 ビフォーアフターで考える。 仕事でも、比較することで説明しやすいことが多く、変化点を明確にすることで、意図することが伝わりやすいと改めて感じた。
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