FabLife の商品レビュー
デジタルファブリケーション、パーソナルファブリケーションについて知りたくて、ファブラボで知られる田中先生の本を手に取る。 クラウドによりソフトウェアがサービス化され、ある意味永遠のベータ版になったように、ものづくりも試作品(プロトタイプ)と製品(プロダクト)の垣根は極めて低くなっ...
デジタルファブリケーション、パーソナルファブリケーションについて知りたくて、ファブラボで知られる田中先生の本を手に取る。 クラウドによりソフトウェアがサービス化され、ある意味永遠のベータ版になったように、ものづくりも試作品(プロトタイプ)と製品(プロダクト)の垣根は極めて低くなっていくのだろうか。そのときのビジネスモデルは?(e.g., 適量生産、変量生産) ライセンスは(e.g., ファブコモンズ)? そして、未来のファボラボとは。示唆に富む内容が多い。
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中学校、難しければ高校の副読本に採用すべき。2、3時間で読めるけれど、現在進行形のムーブメントを概観するために必要な情報はすべてここにある。「オープンデザイン」より先に、まずはこちらを読むべきだった…。
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購入。 MITの「(ほぼ)なんでもつくる方法」の受講記録、日本でのFabの導入事例紹介が記されている。 非常にきつそうな講義だけれど、参加したくなる内容だと改めて感じた。ある技術をレクチャーされ、次の週までにその技術を使って何かを作ってきて説明する講義。日本でこんなことをやっ...
購入。 MITの「(ほぼ)なんでもつくる方法」の受講記録、日本でのFabの導入事例紹介が記されている。 非常にきつそうな講義だけれど、参加したくなる内容だと改めて感じた。ある技術をレクチャーされ、次の週までにその技術を使って何かを作ってきて説明する講義。日本でこんなことをやっている所はないのだろうか。 自分が中学・高校生だったころを考えても、学校でやらないようなことをやれる場所があったら1回は行きたくなっていたと思う。運動部のような活動は巷に溢れているが、少しインドアな活動になると途端に下火になるのは何故だろう。 将来こんな場所を運営したい。
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デスクトップ・ファブリケーションの現状と展望。パソコンが一般的なものになって、DTP、DTMなどが誰でも気軽に始められるようになったように、3Dプリンター、レーザーカッターが手に入りやすいものとなり、誰もが生産者になれる時代が来ている。 DIYの精神でほぼなんでも作る。なければ自...
デスクトップ・ファブリケーションの現状と展望。パソコンが一般的なものになって、DTP、DTMなどが誰でも気軽に始められるようになったように、3Dプリンター、レーザーカッターが手に入りやすいものとなり、誰もが生産者になれる時代が来ている。 DIYの精神でほぼなんでも作る。なければ自分で作る。工作機械すら作る。 工作機械が工作機械を生み、その素材すら機器をリサイクルして使うという、プロダクトの有機的な循環を始める素地が整いつつある。環境破壊が問題になったり、資源の乏しい日本にはうってつけの流れが出てきている、らしい。工作機械が手軽に共有でき、それを使う人のコミュニティが広がっていけば確かに面白いなぁ。
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田中浩也先生が翻訳されたFabという本もあるが、こちらは田中浩也先生が書かれた本なのではじめから日本語で書かれた本なので読みやすい。 -- 青少年科学館のコンピュータルーム インド無線アンテナ FabFi ものづくりはスポーツに近く、しばらくやってないとすぐに腕が落ちてしまう ...
田中浩也先生が翻訳されたFabという本もあるが、こちらは田中浩也先生が書かれた本なのではじめから日本語で書かれた本なので読みやすい。 -- 青少年科学館のコンピュータルーム インド無線アンテナ FabFi ものづくりはスポーツに近く、しばらくやってないとすぐに腕が落ちてしまう ラピッド・プロトタイピング:アイデアが新鮮なうちに外化してしまう 失敗学ーデザイン工学のパラドクス Fabduino 100円ショップはファブラボの有力なパートナー Thingiverse http://www.thingiverse.com/ Instructables http://www.instructables.com/ 商品にするのになぜオープンオース? 開発負荷軽減、派生商品へのコンサルティングビジネス ファブラボは名乗れば誰でもつくれる
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分かったようで分かりにくいファブラボ。 次世代のものづくりの進化として3D革命、 すばらしい実践活動の具体的な内容を「ファブライフ」として 田中浩也氏があらわしている。 読書案内で、これだ!と飛びついた。 有能な方や時間の有り余る方が大勢の自治会の地域活動として、 こんな形のもの...
分かったようで分かりにくいファブラボ。 次世代のものづくりの進化として3D革命、 すばらしい実践活動の具体的な内容を「ファブライフ」として 田中浩也氏があらわしている。 読書案内で、これだ!と飛びついた。 有能な方や時間の有り余る方が大勢の自治会の地域活動として、 こんな形のものづくりを取り入れられたら 未来は明るいと確信した。 大阪・北加賀屋のファブラボを見学できたら分かりやすいかも。 しかし、普通のオバサンの私には本書はやはり難解すぎて、 実践活動にたどり着くにはほど遠い夢の話に終わりそう、 本当に残念だけど。
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ナリワイって本や、Makersって本にもにも通ずるかなと思う本 モノづくり オープンハードウェア に、ついて書かれた本です 私は、せいぜい料理くらいしか、ここに書かれたモノづくりは、出来ないがこの本は面白かった。 オープンソースの流れのように オープンコンテンツや オープン...
ナリワイって本や、Makersって本にもにも通ずるかなと思う本 モノづくり オープンハードウェア に、ついて書かれた本です 私は、せいぜい料理くらいしか、ここに書かれたモノづくりは、出来ないがこの本は面白かった。 オープンソースの流れのように オープンコンテンツや オープンデザイン オープンハードウェア ってのが、あるらしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ものを作ると同時に価値を作る。利用者が隣り合わせに垣根なく存在するような状況が最高なんだろうと感じた。 3Dプリンタが当たり前のようになれば、プロダクトも工具もすべて設計書をダウンロードすればよく、プリンタに通せば物体が生成できる。 将来的には、レゴブロックのように、部品やネジ、工具すべてがプリンタから生成されて組み立てられるようになる時代がくると。 -引用- Do It yourself, Do It With Others, Do It Togetherと呼ばれる動きに進化 モノ・コト・コトバ渾然一体となって生まれてくる感じを適切に伝えるコトバは、「こしらえる」である。 つくる必要があると誰かと共有できるものがあって、人と人とが集まりスキルをあわせて作り出していく。そこには身体性と社会性とが宿る。その感覚が「こしらえる」である。 ラボにおいて、何よりも大切なことは、失敗に対して寛容であることである。そして適度な怪しさがあることだ。 ファブラボは、フランチャイズのようなものではなく、個性、自発性、多様性に支えられたネットワークであることが魅力である。 IDEOのユーザー中心設計の技法に対して、作り手のつくりたいという願望をプロジェクトの出発点に据えている。メーカー中心設計である。 ラピッドという言葉にあえて意味を見いだすとしたら、時間を短縮したり効率性を重視することではない。アイデアが新鮮なうち、冷めないうちに、外化してしまうことにこそ意味があるのだ。 大事なポイントは、成功のみならず失敗の体験も包み隠さず発表することで、それを寛容に認める雰囲気をつくることが何よりも大切である。 「暮らしのなかでつくる」行為には、まなびもあそびもしごとも、すべてが詰まっている。 情報(ビット)のプログラミングから物質(アトム)のプログラミングに変化する
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DIY+手芸+工作機械,3Dスキャナ・プリンタ,電子回路,ソフトウェア,センサ,ネットワーク通信。学びと遊びと仕事。 人間だからこその活動。作りたいモノ、使いたいモノ、分野横断・新たなモノ作りの世界。
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遅ればせながら読了。 粉まみれの実践経験と、遠大なビジョンとの、広がりの大きさはすばらしい。 BIMも同じで、実践部分と理念の部分には乖離もあるだろうが、この乖離を言い訳にして、なにもしない人の多いことを憂いもする。 仙台でもファブ施設を作ろうという動きがあるが、ここまでのビジ...
遅ればせながら読了。 粉まみれの実践経験と、遠大なビジョンとの、広がりの大きさはすばらしい。 BIMも同じで、実践部分と理念の部分には乖離もあるだろうが、この乖離を言い訳にして、なにもしない人の多いことを憂いもする。 仙台でもファブ施設を作ろうという動きがあるが、ここまでのビジョンの広がりを持てているかどうか。 はじめれば、この場所ならではの問題がもちあがり、その解決を通じてキャラができていくのだろう。 他のコミュニティとのリンクを積極的に広げていくことができるかどうかが鍵だろう。
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