箱庭旅団 の商品レビュー
白馬とともにさまざまな世界を旅する少年は、物語にあふれた世界で、さまざまな「出合い」を経験する。“出る"と噂の部屋(「ミッちゃんなんて、大キライ」)、みんなから愛された豆腐売りの少年(「黄昏ラッパ」)、世の中の流行を決めるマンモスに似た生き物(「神獣ハヤリスタリ」)、あ...
白馬とともにさまざまな世界を旅する少年は、物語にあふれた世界で、さまざまな「出合い」を経験する。“出る"と噂の部屋(「ミッちゃんなんて、大キライ」)、みんなから愛された豆腐売りの少年(「黄昏ラッパ」)、世の中の流行を決めるマンモスに似た生き物(「神獣ハヤリスタリ」)、ある女性編集者の不思議な体験(「『Automatic』のない世界」)、雨の日だけ訪れる亡くなった孫(「秋の雨」)、ぐうたらな大学生二人の奥義(「藤田クンと高木クン」)、サンタクロースにそっくりの獣医(「クリスマスの犬」)などなど。
Posted by
短編集なのだが、それぞれが関係しあってる。それはともかく、独立した短編として面白いものもあった。「クリスマスの犬」、「黄昏ラッパ」。でも、これまでに読んだ「都市伝説セピア」や「花まんま」に比べるとちょっとつまらなかったかな。
Posted by
少年は旅に出る。物語にあふれた世界で、何かと出会うために…。「オツベルと象と宇宙人」「クリスマスの犬」「七号室の秘密」などを収録した、懐かしくて温かい連作短篇集。 不思議な話、懐かしい話、心温まる話など朱川湊人らしい短編が並ぶ。でも16篇も入っているため、中には全く印象に残らな...
少年は旅に出る。物語にあふれた世界で、何かと出会うために…。「オツベルと象と宇宙人」「クリスマスの犬」「七号室の秘密」などを収録した、懐かしくて温かい連作短篇集。 不思議な話、懐かしい話、心温まる話など朱川湊人らしい短編が並ぶ。でも16篇も入っているため、中には全く印象に残らないものもある。最後の話で無理やり連作短編集にしたようなところも気になった。 (C)
Posted by
私を背中に乗せたまま、 一度前脚で宙を掻いて嘶くと、 白い馬は半透明の橋の上を勢いよく駆け上がる。 (旅に出ないか/ミッちゃんなんて、大キライ/オツベルと象と宇宙人/暗闇カラス丸/一冊図書館/さきのぞきそば/秋の雨/クリスマスの犬/「Automatic」の世界/夜歩き地蔵/神獣...
私を背中に乗せたまま、 一度前脚で宙を掻いて嘶くと、 白い馬は半透明の橋の上を勢いよく駆け上がる。 (旅に出ないか/ミッちゃんなんて、大キライ/オツベルと象と宇宙人/暗闇カラス丸/一冊図書館/さきのぞきそば/秋の雨/クリスマスの犬/「Automatic」の世界/夜歩き地蔵/神獣ハヤリスタリ/藤田クンと高木クン/黄昏ラッパ/夕凪のころ/七号室の秘密/月の砂漠)
Posted by
朱川ワールド全開の短編集。 「花まんま」以来、人の情けや思いやりをテーマとした泣ける物語のファンです。 この短編集も「クリスマスプレゼント」「黄昏ラッパ」が良かった〜。 読んだ後、「人間て、まだまだ捨てたもんじゃないよね!」って思える。癒されます。
Posted by
ちょうどいい感じのショートストーリー。ストーリーと長さがよくあっていて、飽きずに最後まで読める。いい話・不思議な話・ちょっと怖い話など。
Posted by
うーん、微妙。 全体的に浅くて薄い印象。 物語が実はリンクしてる、っていうのも無理矢理感があってちょっと...。 朱川さんは、わくらばシリーズとか都市伝説セピアの頃が好きだったなあ。
Posted by
幻想小説短編集。しんみりするもの、ぞくりとするもの、くすりと笑えるもの、さまざまなテイストが楽しめます。そして意外なところで繋がっている物語があることに気づかされるのも、面白いところ。 お気に入りは「秋の雨」。朱川さんらしい、ほんわかして切ない幽霊譚。数々の物語が繋がる「七号室の...
幻想小説短編集。しんみりするもの、ぞくりとするもの、くすりと笑えるもの、さまざまなテイストが楽しめます。そして意外なところで繋がっている物語があることに気づかされるのも、面白いところ。 お気に入りは「秋の雨」。朱川さんらしい、ほんわかして切ない幽霊譚。数々の物語が繋がる「七号室の秘密」も印象深いです。そういうことだったのか~。
Posted by
第一話の途中、意図的なファンタジー系描写で投げ出したくなったが、箱庭療法のエピソードで立ち直った。 後は、すべて箱庭でまとめてしまうということで、都合のよい人々が出没してくる。 話の一つひとつは上手いと思う。
Posted by
好きな話とそうでない話が混在していた。 最後の「月の砂漠」が一番胸に来るものがあった。 「黄昏ラッパ」「クリスマスの犬」も好きだった。
Posted by