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サムシングブルー の商品レビュー

3.4

68件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2014/09/08

この年頃の女の子にある繊細な心の描写がとっても上手。梨香の歳をとっくに過ぎちゃったけれど、あの頃そんな風に思っていたなぁと共感できるところが満載だった。 いきなりあり得ないほどのブルーなことから物語が始まる。気持ちの折り合いをつけながら頑張ってる梨香が可愛らしくて…。きっと貴方...

この年頃の女の子にある繊細な心の描写がとっても上手。梨香の歳をとっくに過ぎちゃったけれど、あの頃そんな風に思っていたなぁと共感できるところが満載だった。 いきなりあり得ないほどのブルーなことから物語が始まる。気持ちの折り合いをつけながら頑張ってる梨香が可愛らしくて…。きっと貴方なら大丈夫と思いながら読んだ。 出口が見つからなくさまよっていたあの頃に出会いたかった一冊。

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2014/07/04

結婚と仕事と恋愛。 自分はこの先どうしたら良いのか? 今までにない程揺れに揺れ悩み苦しんだ20代後半の頃を思い出した。 結婚が全てではないけれど、カップルから夫婦へと変わって行く周りに焦りを感じたあの頃。 今から思い出してもしんどい時代だった。 今まさにその時代を経験している人に...

結婚と仕事と恋愛。 自分はこの先どうしたら良いのか? 今までにない程揺れに揺れ悩み苦しんだ20代後半の頃を思い出した。 結婚が全てではないけれど、カップルから夫婦へと変わって行く周りに焦りを感じたあの頃。 今から思い出してもしんどい時代だった。 今まさにその時代を経験している人にとってはとっても共感出来る本だろう、そしてその時代を通過して来た私の様な世代にはホロリと懐かしさが込み上げて来る本だ。 20代後半の頃はこういう本を救いを求めるかの様に読んでいたけれど、最近は読んでいなかった。 久しぶりに読めて良かった。

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2014/06/06

今もすぐ隣で起こっていそうな、ありふれた小さな出来事を、すごく丁寧に、リアルに書く作家だと今回も思った。 失恋した翌日に、主人公・梨香の元には高校時代の元彼から結婚式の招待状が届く。しかも相手は同じく高校時代の親友。特に大きな原因がある訳でもない。でもとてつもなく落ち込んでどうし...

今もすぐ隣で起こっていそうな、ありふれた小さな出来事を、すごく丁寧に、リアルに書く作家だと今回も思った。 失恋した翌日に、主人公・梨香の元には高校時代の元彼から結婚式の招待状が届く。しかも相手は同じく高校時代の親友。特に大きな原因がある訳でもない。でもとてつもなく落ち込んでどうしたらいいか分からない。そんな心情描写が的確過ぎて、痛いくらい切ない。そしてその状態はどうやったら抜け出せるのか。梨香と一緒に考えながら読み進めていった。

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2014/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自分の心の呪縛を解く。いろんな人との関わりの中で、徐々に解けてゆく。 飛鳥井作品に久しぶりに触れた。いつものことだが、これだけたくさんの人が、その胸に抱える人生の課題と共に精緻に描かれているのを見ていると、どこがが必ず自分と重なるものだ。 誰かに尋ねたら、答えてくれるだろうか。 泣き尽くしたら出口は本当に見つかりますか。 いえ…そんなことよりもまず。 どうしたらそんなに泣けるのですか。 私は父の臨終にも涙が流れなかった。感情のセンサーが、どこか壊れているらしい。 しんどくても、底までは落ちたことがありません。出口はどこなのでしょうか。 自分の出口を見つけた梨香のようになりたい。

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2014/05/25

読んだのは文庫ではなくハードカバーだったけれど 出てこなかったのでこちらで。 恋人と別れた翌日に、高校時代の恋人と親友との結婚式の招待状が届く。 そりゃあ宗教勧誘の人に「神様なんて信じません」と言うだろう。

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2014/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

基本的に女性、特に主人公と同じくらいから上くらいの人が読むと共感できる小説なんだと思うんだけど、何故か中年のおっさんである俺が思ったよりはまってしまった。 結婚考えるとこまで進んでた彼氏と別れた翌日に元彼と元親友の結婚披露宴招待状がきたら、そら「神様なんていない」ってメゲるわなぁ。結婚や恋愛にまつわるいろんなもん憎むわなぁ。 そんな状況から主人公がどうやって2人を祝う席に行くようになるのか、参考になるやり方も、そらあかんやろってやり方もいっぱいやって平常を取り戻してく過程がなんか良い。 特に義理の妹が立ち直るヒントをくれるところと、女性同士の中華料理店でのくだり、それと地雷男の野島が良い。野島に関しては実際におったら(近いタイプはおりますが)つき合いたくないけど、小説で読む分にはサイコーにおもろい 最後のイラストネタは、うーん…だけど、甘めの星4つで

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2013/10/03

結婚式には何か青いものを贈ると幸せになれる… 結婚式の贈り物を考えるため、集まった高校時代の体育祭のメンバー。 全体的に爽やかなメンバーにストーリー。高校時代の思い出と共に、過去と現在を照らし合わせる。 ただ、主人公のリカが他人に対しジェラシーを感じすぎてて、あんまり好きになれな...

結婚式には何か青いものを贈ると幸せになれる… 結婚式の贈り物を考えるため、集まった高校時代の体育祭のメンバー。 全体的に爽やかなメンバーにストーリー。高校時代の思い出と共に、過去と現在を照らし合わせる。 ただ、主人公のリカが他人に対しジェラシーを感じすぎてて、あんまり好きになれなかった。 ドラマ化、もしくは映画化したら面白そうな女性向けなストーリーだと感じた。 イラストが漫画家のいくえみ綾だと知って驚き!

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2013/09/09

この人の恋愛観が反映しているからなのか分からないが、いつも暗い感じの恋愛が多い。今回もそんな感じ化と気持ちが落ち込みそうになったが、最後には、自分の気持ちに整理をつけて前を向こうとするさまがみてとれてよかった。 設定は、ありそうでなさそうで、でもあったら複雑だろうなってものだか...

この人の恋愛観が反映しているからなのか分からないが、いつも暗い感じの恋愛が多い。今回もそんな感じ化と気持ちが落ち込みそうになったが、最後には、自分の気持ちに整理をつけて前を向こうとするさまがみてとれてよかった。 設定は、ありそうでなさそうで、でもあったら複雑だろうなってものだから、面白い。

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2013/08/17

失恋直後に元彼から結婚式の招待状がきて葛藤するお話し。 丁度自分と年齢が重なるぐらいの主人公だからか、過去のことを自分まで照らし合わせながら読んでしまった気がする。 飛鳥井千砂さんの作品はこれで三作目読みました。共通して言えるのは主人公をあまり魅力的に描かないですよね。女の子...

失恋直後に元彼から結婚式の招待状がきて葛藤するお話し。 丁度自分と年齢が重なるぐらいの主人公だからか、過去のことを自分まで照らし合わせながら読んでしまった気がする。 飛鳥井千砂さんの作品はこれで三作目読みました。共通して言えるのは主人公をあまり魅力的に描かないですよね。女の子のドロドロした部分を描く辺り、女社会で嫌な思いをしてきたんだろうなと思ってしまいます。 読み始めは中々進まなかったけど、後半は一気読みしました。面白かった!

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2013/10/19

27歳の梨香は、彼氏と別れた次の日に元彼と元親友からの結婚式の知らせを受け取る。 哀しみには底がある。 底にも出口があるんだね。 無理して笑顔でいるんじゃなくて、素直に哀しんでもいいんだ。

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