職業としてのAV女優 の商品レビュー
AVと社会のありようがリンクしてて勉強になった そのうちNPOが参入したら救われる人たちもいるのかなあ
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毎年4000〜6000人が入れ替わり、出演料が3万円〜という様なAV女優についての情報も書かれているが、読み進めていくと、この本はAV業界をモチーフにしたビジネス書であることが分かる。 一般のビジネス書に書かれている、コモディティ化、環境与件の変化、破壊的イノベーション、ブルー...
毎年4000〜6000人が入れ替わり、出演料が3万円〜という様なAV女優についての情報も書かれているが、読み進めていくと、この本はAV業界をモチーフにしたビジネス書であることが分かる。 一般のビジネス書に書かれている、コモディティ化、環境与件の変化、破壊的イノベーション、ブルーオーシャン戦略、マズローの欲求5段階、労使関係、派遣問題、リスクマネジメント、セカンドキャリア...etc.多岐に渡る内容が一冊に凝縮されている。 AVの裏側に垣間見ることができる現状が、他のビジネスと共通しているところが面白い。いや、逆か。最古のビジネスとされるこの業界にこそ学ぶべき事があるのかも知れない。 一般企業が「理念」をうたい社員のベクトルを合わせようと必死なのに比べて、この業界は「理念」など敢えて掲げる必要などない。ひたすらに厳しい生存競争を繰り広げるリアルなドキュメントでもある。
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殿方であれば気になるアイテム、AVビデオ。 AVがあったからこそビデオデッキが、これほどまでに普及したという伝説もありますが、、、 そのAV業界の内幕を描いた異色作。 過去は落ちるとこまで、落ちた女性のセーフティーネットだったという。 振り返って現在は。「倫理観」も薄れAVへの...
殿方であれば気になるアイテム、AVビデオ。 AVがあったからこそビデオデッキが、これほどまでに普及したという伝説もありますが、、、 そのAV業界の内幕を描いた異色作。 過去は落ちるとこまで、落ちた女性のセーフティーネットだったという。 振り返って現在は。「倫理観」も薄れAVへの応募者激増中。 しかし衰退中の業界にあるだけに、狭き門となっているとか。 しかも、「単体」を頂点としたヒエラルキーが存在し、そのヒエラルキーも 数年で崩れ去り新しいヒエラルキーが、、、の繰り返し。 AV業界の裏側を知るだけでも、ムダな知識として吸収出来た気がする。 AV業界に飛び込むには、ある程度の勇気と相当の「客観性」が必要なんだなぁ。引退後の生活を鑑みて、、、その両立は難しいとは思いますが。
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≪目次≫ 序章 新人AV女優の誕生 毎年6000人 第1章 AV女優の労働条件 日当3万円~ 第2章 AV女優の労働市場と志望理由 倍率25倍 第3章 AV女優労働環境の変遷 96年のカオス 第4章 労使トラブル 損害賠償1000万円 第5章 AV女優の退職 引退後の付加価値は2倍 おわりに ≪内容≫ 以前読んだ本では、精神的な問題や家庭の問題からAV界に入る女性が多い、と感じていたが、同書によると、今は女性側が積極的にこのジャンルに足を踏み込んでいると知り、ショックを受けた。 一方、仕事はハードで、心身ともに病んでしまうことも多く、また旬が短く、すぐにお払い箱になる。その後は風俗業界に流れることが多いと言うのhは、わかる気がする。 自分の与り知らぬ業界の話だが、恐ろしくもあり、興味もある話であった。
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AV女優になりたい女性が増えているという現実と、その稼ぎの実態は知名度、単体、企画のヒエラルキーがありその金額も明示されているところは面白い。 ビジネス部分では、小向美奈子の作品が20万本の販売でメーカー利益が2億6930万円という巨額の利益となったこと。本人へは幾らか?次は高岡...
AV女優になりたい女性が増えているという現実と、その稼ぎの実態は知名度、単体、企画のヒエラルキーがありその金額も明示されているところは面白い。 ビジネス部分では、小向美奈子の作品が20万本の販売でメーカー利益が2億6930万円という巨額の利益となったこと。本人へは幾らか?次は高岡早紀か? あっち系ではバッキーネタを久々に読み、あの事件の大きさを久々に思い出した、
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いまや希望者が多すぎて、なりたくでもなれないらしい。 人間の欲望に直結し、法的にグレーな分野なので、魑魅魍魎の世界かと思っていたが、マーケットの原理に従って科学的にビジネスが動いてた。
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最近のAV女優のレベルが格段に上がった原因を分析しつつ、職業としてのAV女優の実態を明かすノンフィクション。 <AV女優のレベルが上がった原因> ・自主系セル販売メーカーが、消費者のニーズに沿う作品を作るという、企業なら当たり前のことを実践した。 ・かつては裏社会とのつながりも強いAV業界で、しごくまっとうなスタッフが働くようになった。 ・日本社会の性のモラルが崩壊し、特に都心部ではAVに出演することがタブーではなくなってきた。 ・待遇や人権面が整備されてきたから、AV女優になった女の子が、他のきつい職場で働くより、普通に楽しく働ける環境になった。 ・業界は競争過多で、元芸能人など大型企画をのぞき、AVで儲かることは少なくなったが、AV女優よりも下の階層の職業や、収入の若者が増えたので、AV女優になることの抵抗が少なくなった。 (所感) 小室友里のインタビューがよかった。儲かっていた時も、いつかこの稼ぎはなくなると未来予想し、堅実な生活を続け、引退後も幸せな生活を続ける。 消費者のニーズに答える企業努力をする。マーケティングの世界では当たり前にいわれていることだが、電力業界とか行政とか、まだまだ顧客志向になっていない業界は多い。
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「AV女優になるのは借金まみれの女」「出演料は数百万」など、AV女優をめぐる都市伝説の数々の真相を明確に解説。 AV女優の志望動機、「単体」「企画単体」「企画」という女優のランク分け基準と出演料、女優になれる条件、現役時代のトラブルと解決結果、引退後の生活環境と、要領よくまとめ...
「AV女優になるのは借金まみれの女」「出演料は数百万」など、AV女優をめぐる都市伝説の数々の真相を明確に解説。 AV女優の志望動機、「単体」「企画単体」「企画」という女優のランク分け基準と出演料、女優になれる条件、現役時代のトラブルと解決結果、引退後の生活環境と、要領よくまとめられているのには感心させられた。 本書は、AV女優に幻想を抱く男性や、現実的になろうとしている女性に読んでもらいたい。
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自分の知らない世界をのぞけるのは楽しい。だからルポものはけっこう好き。 さて本書ですが、いままではやむを得ずというイメージが強かったこの世界、しかしがら最近はそうでもないらしいのです。 興味本意、目的、居場所、ネガティブなだけでない理由が増えているそう。 いま得られる何かとこの先...
自分の知らない世界をのぞけるのは楽しい。だからルポものはけっこう好き。 さて本書ですが、いままではやむを得ずというイメージが強かったこの世界、しかしがら最近はそうでもないらしいのです。 興味本意、目的、居場所、ネガティブなだけでない理由が増えているそう。 いま得られる何かとこの先についてまわるリスクをきちんと比較してから臨んでほしい職業だと思いました。 一方それほどのリスクと体をはってしている仕事なのだから、もっとありがたく思ってほしいものです。 引退した人、もうこの世にいない人、いろいろな女優さんの話もあり興味深かった。でも、もう少し知らなかったことの記述がほしかった。
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日本の持っているもので海外の評価の高いもの、に「AV」が挙げられるそうです。バラエティ豊富、人材も豊富、こんなカワイイ子が…という部分が増幅されるみたいですね。 日本のAVがここまで来るまでに、大変な業界内の努力がありました。レンタルVSセルビデオ、お客様の希望を聞いてから...
日本の持っているもので海外の評価の高いもの、に「AV」が挙げられるそうです。バラエティ豊富、人材も豊富、こんなカワイイ子が…という部分が増幅されるみたいですね。 日本のAVがここまで来るまでに、大変な業界内の努力がありました。レンタルVSセルビデオ、お客様の希望を聞いてから企画を立てる、「顧客本位」ビデオ、コンプライアンス強化の動き… 2002年以降、低所得層が現れたことから、 「わけありの人を探す必要もなく、応募者は引きも切らない」そうです。
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