ぼおるぺん古事記(1) の商品レビュー
(No.12-53) 一応マンガです。 以前「超訳 古事記」を読んだとき、もう古事記はこれでいいかな、少なくとも逐語訳は読まないだろうと思ったのですが・・・・。 なんとこれは読み下し文ではありますが、原文! しかも最初には、読み下してもいないそのままの文が手書きでびっしりと。こ...
(No.12-53) 一応マンガです。 以前「超訳 古事記」を読んだとき、もう古事記はこれでいいかな、少なくとも逐語訳は読まないだろうと思ったのですが・・・・。 なんとこれは読み下し文ではありますが、原文! しかも最初には、読み下してもいないそのままの文が手書きでびっしりと。これを見て(読んでない・・・)感動しました。 ぼおるぺん古事記とは、これ全部をボールペンで書いてるから。ボールペンを使ったのは、こうのさんのこだわりのようです。 文は原文なんですが、こうのさんのほっこりした絵と親切な注でとても分かりやすいです。 葦船に入れて流したひるこのことが気になっていたのは私だけじゃなかった。 さりげなくひるこが描きこまれているところを見て、あら~こうのさんも気になってたのね!と嬉しく思いました。 古事記が気になる方は是非読んでください。超お勧め!!! これは天の巻、秋には地の巻と海の巻が発売予定です。ものすごく楽しみだわ。 評判が良いんだけど実物を見たいと思って書店で探したら。 一冊見本があって、シュリンク包装されたのが山積みになってました。 見本を眺めたあとすぐに一冊手に取り、レジへ直行しました!
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こんな古典もありなんですね。古文ですが、絵と一緒に読むと何となく意味がわかりますね。楽しみながら読めました
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シンプルだけど、精密。 軽いようで重い。 作者の独特の雰囲気が漂っていると思った。 個人的に一番いいなと思ったのは、アマテラスである。 今まで読んできた古事記をモチーフにした漫画のアマテラスといえば、そのほとんどが、男装の似合うすらっとした美人として描かれていた気がするのだが。...
シンプルだけど、精密。 軽いようで重い。 作者の独特の雰囲気が漂っていると思った。 個人的に一番いいなと思ったのは、アマテラスである。 今まで読んできた古事記をモチーフにした漫画のアマテラスといえば、そのほとんどが、男装の似合うすらっとした美人として描かれていた気がするのだが。 この作品に出てくるアマテラスの顔は、それでこそ、太陽のように真ん丸。 これはこれで、愛嬌があっていいなと思った。
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こうの史代さんは、どこへ行くのだろう? 前作・平凡倶楽部(エッセイ・短編など)を読んでいたら、 アイヌのことを作品にするのかなと期待していた。 ☆ 古事記をこうの史代さんの手によると、 こうなるんだ。 ほんとに、ボールペンで描いたのかな、 作中に何本も使われたボールペンが登場する...
こうの史代さんは、どこへ行くのだろう? 前作・平凡倶楽部(エッセイ・短編など)を読んでいたら、 アイヌのことを作品にするのかなと期待していた。 ☆ 古事記をこうの史代さんの手によると、 こうなるんだ。 ほんとに、ボールペンで描いたのかな、 作中に何本も使われたボールペンが登場する。 その中の一本に『がんばろう東北』というロゴ入りのボールペンも出てくる。 震災以降のこうのさんの作品だとわかる。 この国は、どこに行くのだろう?
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びっくりした。 普通に親しみやすい漫画版古事記って感じだろうって思ってたらまったく違ったからだ。読み下し文と注釈と絵だけのがっつり古事記だった。でも古語が苦手じゃなければ問題なく読める程度に注釈があるし、絵も注釈の役割をはたしていて難しくない。だが古語が苦手だと訳文がないぶん難し...
びっくりした。 普通に親しみやすい漫画版古事記って感じだろうって思ってたらまったく違ったからだ。読み下し文と注釈と絵だけのがっつり古事記だった。でも古語が苦手じゃなければ問題なく読める程度に注釈があるし、絵も注釈の役割をはたしていて難しくない。だが古語が苦手だと訳文がないぶん難しいと思うひとはいるかもしれない。 古事記とかちょっと興味あるし漫画だから軽そうだしと安易な気持ちで購入すると人によっては大変かもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今まで読んだ『古事記』関連の漫画では一番好きでした。 原文とその注釈だけなのに、きちんと作者の解釈(西郷信綱の『古事記注釈』が参照されているのでそれも反映していると思うが)がきちんと表現されているし。 印象に残ったのは黄泉国訪問譚、アマテラスとスサノヲの関係性。 特に、スサノヲがヤマタノヲロチを退治し、草薙剣をアマテラスに献じたあと、クシナダヒメを娶って「やくもたつ いづもやえがき」の歌を歌う直前に、雲間からちらりとアマテラスの陰が描かれるところ。(つまり、スサノヲの視線としてそれがあり得たという描かれ方) 2人の間の感情を作者がどう解釈したのか、ということがわかる。そこがいい。 原文ではあるけれど、平安期の仮名文と違って、たいへんわかりやすい。 やっぱり、好きだなぁ。 (以上、記憶にまかせて書いているので、表記などが不正確。落ち着いたら調べて書き直します)
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いつも楽しみに読んでいるウェブ平凡での連載が単行本化とあって、喜んで買いました。 神様の名前が延々連なる部分とか、どうマンガ化するのかと思いきや、ちゃんと名前や司るものの特徴をとらえて、しかも100以上ものキャラを描きわけているのがすごい! こうの先生のマンガは、台詞に頼らず目線...
いつも楽しみに読んでいるウェブ平凡での連載が単行本化とあって、喜んで買いました。 神様の名前が延々連なる部分とか、どうマンガ化するのかと思いきや、ちゃんと名前や司るものの特徴をとらえて、しかも100以上ものキャラを描きわけているのがすごい! こうの先生のマンガは、台詞に頼らず目線や仕草で伝えるのがうまいなぁ、と今回も思いました。イザナキ・イザナミの段なんて、本当に情感たっぷり。ヨモツヒラサカでの別離のシーンに、仲睦まじかった頃の一コマを挟むところも、にくいですね。 だから、台詞が書き下し文のままであっても、それなりに通じるし気にならない。こうの先生だから出来る技だな、と思いました。
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[漫画] ぼおるぺん古事記 一 天の巻:柔らかな絵柄にガチの内容 http://orecen.com/manga/ballpen-kojiki01/
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吹き出しも地の文もすべて漢文読み下し。恐るべき漫画登場。こうのさんの本は毎回驚きと新鮮さにあふれているが、今回の試みは果たして・・・。
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