ぼおるぺん古事記(1) の商品レビュー
今年は古事記編纂1300年、ということで。古事記と宮崎は深く関わっているから、親しみがある。こうの史代さんの画風で、さらに親近感。
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現代語訳『古事記』の副読本として読んでみました。台詞にあたるところが全て原文なので読みづらいところもありますが、こうの史代の雄弁な画でその難しさも緩和され、ぐいぐい引き込まれていきます。彼女の画力に唸ります。この巻は、天地開闢から、ヤマタノオロチの辺りまで。現代語訳などと合わせて...
現代語訳『古事記』の副読本として読んでみました。台詞にあたるところが全て原文なので読みづらいところもありますが、こうの史代の雄弁な画でその難しさも緩和され、ぐいぐい引き込まれていきます。彼女の画力に唸ります。この巻は、天地開闢から、ヤマタノオロチの辺りまで。現代語訳などと合わせて読むことをおすすめします。
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読みたいよみたいと騒いでいたらお友達の子がくれた ほんとにほんとにありがとう ここ数年でいちばん好きな漫画であり参考書である。まちがいなく 神話とかわかんないしとか、宗教くさくてにがてとかいう人もたのしく読めるとおもう ボールペンのざらついた感じが雰囲気に合っててとってもすば...
読みたいよみたいと騒いでいたらお友達の子がくれた ほんとにほんとにありがとう ここ数年でいちばん好きな漫画であり参考書である。まちがいなく 神話とかわかんないしとか、宗教くさくてにがてとかいう人もたのしく読めるとおもう ボールペンのざらついた感じが雰囲気に合っててとってもすばらしくよい あんまし漫画を読んでアニメ化してほしいって思わないけど、これはぜひアニメ化おねがいします…ぜひとも…
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古事記は読みたいけどちょっと敷居が高い。ってひとにはちょうどいいかも。とても分かりやすく古事記の世界に触れられます。続編も楽しみ
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ボールペンならではの素朴で表現豊かな線画の世界。 古語の調子も軽やかに、何ぞ高尚な諸々――古事記である事すら忘れて素直に楽しめた。 格調高い質感のカバーや帯、薄い和紙の風合いのページを和綴じにして収録された和文ボールペン書による原文など、工芸品のように細かな工夫を凝らした装丁にも...
ボールペンならではの素朴で表現豊かな線画の世界。 古語の調子も軽やかに、何ぞ高尚な諸々――古事記である事すら忘れて素直に楽しめた。 格調高い質感のカバーや帯、薄い和紙の風合いのページを和綴じにして収録された和文ボールペン書による原文など、工芸品のように細かな工夫を凝らした装丁にも気分高まる。 やはりオンライン版にあった日誌風欄外が収録されていなかったのは甚だ残念。 [参考] ウェブ平凡版ぼおるぺん古事記 http://webheibon.jp/kojiki/
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日本神話というのはその「触り方」が難しい題材だと思う。物語としておもしろいエピソードは限られているし、記紀で程度の差はあれ「日本という国の正統性を裏打ちしようとする意図」を孕んでいるし。 こうの史代がとったアプローチは、原文に忠実に、ボールペンとは思えないおおらかな絵柄で、登場す...
日本神話というのはその「触り方」が難しい題材だと思う。物語としておもしろいエピソードは限られているし、記紀で程度の差はあれ「日本という国の正統性を裏打ちしようとする意図」を孕んでいるし。 こうの史代がとったアプローチは、原文に忠実に、ボールペンとは思えないおおらかな絵柄で、登場する神々の姿をすべて描きだすということだった。 この巻はスサノオのヤマタノオロチ退治まで。次巻以降、どのようなトーンで天孫降臨や神武東征を描くのだろうか。
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びっくり。たぶん、本書をなんとなく手にした人はまずびっくりするのでは。巻頭に、ボールペンで古事記の漢文を書き込んだ頁が和綴じ風に綴じられている。 いざ、本編はもちろん漫画なれど台詞はぜんぶ書き下し文。最低限の注が入るので問題なく読めるけど、なじむまでちょっと時間が必要だった。 こ...
びっくり。たぶん、本書をなんとなく手にした人はまずびっくりするのでは。巻頭に、ボールペンで古事記の漢文を書き込んだ頁が和綴じ風に綴じられている。 いざ、本編はもちろん漫画なれど台詞はぜんぶ書き下し文。最低限の注が入るので問題なく読めるけど、なじむまでちょっと時間が必要だった。 こうのさん独特のやわらかな絵が古事記にぴったり。黄泉の国から命からがら逃げ帰ったイザナキノミコトが愛する妻との決別を心に決める一コマが泣ける。しかしすべてボールペンによる画である。チャレンジ。 1巻は天地創造から八岐大蛇退治まで。続刊が楽しみ。
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うへー。 古事記はいろいろな漫画や小説のモチーフになってますし、過去にも古事記本は読んだことあるのでだいたい知ってましたけど、こうやっていちから解説付きで読める中ではダントツのわかりやすさ! 素晴らしい。
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「古事記」をモチーフにしたコミックはおそらく多数あるのだろうが、本著は「古事記」を見事に視覚化した労作である。なじみ深いおとぎ話としか受け止められていないエピソードの数々が、神話というひとつのサーガとして再構築され、精密な描写と共に読む者をその世界に引き込む。そして「この世界の片...
「古事記」をモチーフにしたコミックはおそらく多数あるのだろうが、本著は「古事記」を見事に視覚化した労作である。なじみ深いおとぎ話としか受け止められていないエピソードの数々が、神話というひとつのサーガとして再構築され、精密な描写と共に読む者をその世界に引き込む。そして「この世界の片隅に」に魅せられた読者は、本作でも再読する楽しみを味わえるのだ。
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読んでも判りづらい日本書紀を作者の漫画力で読める形に。 しかも全編ボールペンたぁ遊びすぎw ま、読みにくい漫画を描く人だから丁度良いのかな。
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