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はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2026/01/17

けったいな本を紹介する本。昔の人は世界をこのように理解していたのかという驚きに満ちています。いや一般的理解ではないのかも知れませんが。 怪しげな紀行文もあれば、宗教的習俗もある。デタラメと真実が絡み合う面白さ。

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2022/02/06

『インドの不思議』の魅惑的嘘八百―ブズルク・イブン・シャフリヤール『インドの不思議』 中野美代子の奇妙な図像たち―中野美代子『奇景の図像学』 ジパングは日本じゃなかった!?―的場節子『ジパングと日本』 自殺のような旅行のような補陀落渡海の謎―根井浄『観音浄土に船出した人びと』 木...

『インドの不思議』の魅惑的嘘八百―ブズルク・イブン・シャフリヤール『インドの不思議』 中野美代子の奇妙な図像たち―中野美代子『奇景の図像学』 ジパングは日本じゃなかった!?―的場節子『ジパングと日本』 自殺のような旅行のような補陀落渡海の謎―根井浄『観音浄土に船出した人びと』 木に子羊がなるって本当?―ベルトルト・ラウファー、ヘンリー・リー『スキタイの子羊』 青いスープに浸ったアボリジニのふしぎな世界―ロバート・ローラー『アボリジニの世界』 昔の道の意外な風景―榎原雅治『中世の東海道をゆく』 おかしくも切ないちょんまげヨハネ像―中城忠『かくれキリシタンの聖画』 八犬伝はこじつけが楽しい―高田衛『完本八犬伝の世界』 妄想・性癖ごちゃまぜの素敵にアホなアフリカ報告―ミシェル・レリス『幻のアフリカ』〔ほか〕

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2022/01/12

一言でいうとブックレビュー本なのですが、そこは宮田さんなのでピックアップされているのは宮田さんの琴線にビシバシ触れるヘンな本ばかり、恐らく難解な学術書も少なからず交じっていると思うのですが、それらを宮田節でいじくりまわしてネタとして昇華しています。いやー面白かった。満足!

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2021/03/20

自分では絶対に読もうとはしない本のことを紹介してくれる本。こういう本があるおかげで、本の世界の果てしなさとすばらしさ、そしてそんな本を書いた著者のことに思いを馳せることができる。

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2020/06/06

虚実入り乱れた地理書や紀行文、奇譚をこよなく愛する著者は、そういう本を読むと、映像がありありと目に浮かんで映画でも観ているような陶酔感を味わうという。まさしく読者に同様の陶酔感を与える優れた読書案内というか、とんでもなく面白い案内書である。インド、ジパング、観音浄土、スキタイ、ア...

虚実入り乱れた地理書や紀行文、奇譚をこよなく愛する著者は、そういう本を読むと、映像がありありと目に浮かんで映画でも観ているような陶酔感を味わうという。まさしく読者に同様の陶酔感を与える優れた読書案内というか、とんでもなく面白い案内書である。インド、ジパング、観音浄土、スキタイ、アポリジニ、かくれキリシタン、夜這い、四国遍路、中世の借金事情、ご近所富士、深海生物、動物裁判、江戸知識人と地図、オホーツクの古代史、春画、地獄信仰、お世継ぎの作り方、日本石巡礼など、挙げていけばきりがないが、驚嘆絶倒の本の紹介が続く。紹介の仕方が上手いし、時々入る引用への突っ込みが絶妙。おいおい、爆笑問題の田中かい。教訓やら学術価値などぶっ飛ばして、とにかく単に興味が壮絶に惹かれるものばかり!

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2018/07/15

せっかくおすすめしてくれた本の中で私も読みたいってなったのはなかったけど、この本自体はおもしろかったです。

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2017/06/24

世間に対して斜に構える人、ゲテモノ好き、アマノジャクな方ならば知的好奇心をそそられる数々の書評集です。 特に「補陀落渡海」の話など、中世の日本人のシュールさには心底参りました。

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2016/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を読むとき、どうしても趣味に影響される。 どんな展開の話が好きか どんな文章が好きか どんな背景を持つ話なのか この本は、読んだ本の作家さんのお友達という 初めて読んだ作家さんだが、 その作家さんが好きな本を紹介する内容。 といっても、今まで読んだ書評とは全く違って 違いすぎて愉快なくらい! 『トンデモ本』というジャンルがあるなら きっとこの推薦図書の中には、きっとその類が多いと思う。 『インドの不思議』魅惑的嘘八百という副題 『スキタイの子羊』羊が生えてくる木があるという〜 『アボリジニの不思議な世界』穏やかな印象を変えちゃう 『中世の東海道をゆく』 『戦場の精神史』なんかだめじゃん?な武士の世界 『アマゾン文明の研究』 『『江戸知識人と地図』 『庶民に愛された地獄信仰の謎』 『17世紀のオランダ人が見た日本』 その他 学術的価値のある作品から、 行ったことのないのに書いてるみたいな 眉唾ながら、そのあまりに勘違いが かえって面白いみたいなものまで。 参考に読んでみると、面白そうな本多数! 読書の本棚に毛色の違った一冊を。

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2015/06/03

堅苦しい書評をお探しの方には不向きです。ポーカーフェイスと腹筋に自信のない方は電車の中での読書にご注意を。この本を読んだせいで更に本代が嵩んでも、クレームは受け付けません。悪しからずご了承ください。 (ドゥンヤザード・S)

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2014/03/29

[※この本のことは、『ヒューマンライツ』の4月号に書いています=近刊] 新聞に載ってた本ネタ記事で、この宮田珠己の『スットコランド日記』という本を知り(念のため、「スコットランド」にあらず)、図書館の蔵書をみたら、どなたかが借りているところだったので、他の本のなかから最初に借...

[※この本のことは、『ヒューマンライツ』の4月号に書いています=近刊] 新聞に載ってた本ネタ記事で、この宮田珠己の『スットコランド日記』という本を知り(念のため、「スコットランド」にあらず)、図書館の蔵書をみたら、どなたかが借りているところだったので、他の本のなかから最初に借りてきて読んだのが、この『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』だった。 このタイトルは、なんとなく管啓次郎の『本は読めないものだから心配するな』を思いださせる(管啓次郎の本のことは、『We』175号の「乱読大魔王日記」で書き、それでこの宮田本のタイトルを見ると近しいものを感じるのだ)。 「乱読」で書いた最後には、管啓次郎の本から、ちょっとだけ引いてある。 ▼読書の〈内容〉が水だとすれば、水はどんどん海という共有場に流れてゆけばいい。大洋にはたくさんの本の島が点在し、島にさしかかるたび、古いともだちや知らない島人たちが、海岸から手を振ってくれる。(「本の島々にむかって」、管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』) 宮田が「はるか南の海の彼方の、幻の大陸を旅するような、そのとき目に飛び込んできたふしぎな景色に驚くような、そんな気分で書いていった」(p.2)という本は、「人間て、バカだなあ」と思ったり、「読んで、はっとした」り、自分の常識を覆されたり…といった人文系の本があれこれと紹介されている。 どの本も、うおう読んでみたいと思うのだが、とくにこれは読んでみたいと私が思った本は、順不同で ・『潜水調査船が観た深海生物』(太陽光を必要としない生態系が海の底にあった!という話が書いてあるらしい) ・『画文集 炭鉱に生きる』(書かれてあることそのものに圧倒された、という) ・『オホーツクの古代史』(アイヌ文化の前に沿岸部で栄え、忽然と消えたというオホーツク文化の話) ・『英国人が見た新世界』(異文化の姿が正しく伝わるのは容易なことではない、とよくわかる実例らしい) ・『中世の借金事情(借金というものに関する常識が現代とまるで違うとか) ・『奴隷になったイギリス人の物語』(17~18世紀、年間何千人もの白人が奴隷としてイスラム世界に拉致されていたそうだ) ・『南の精神誌』(宮田が読んではっとした、という) ・『秋の日本』(明治時代に来日し、日本にツッコミを入れた外国人の視線) ・『アボリジニの世界』(自分とはまるで異なる価値観について書かれている、という) ・『スキタイの子羊』(勘違いがみるみるこじれて既成事実になっていった話が書かれているらしい) …等々。 そして、宮田が小学生の頃千里ニュータウンに住んでいたというところには、どこ?どこ?と親近感をおぼえる。 (2/24一読、3/10二読)

Posted byブクログ