夜をぶっとばせ の商品レビュー
「夜を~」は面白しろかったけど、「チャカ~」はイマイチ。 両方ともこの人っぽい、っちゃあ、この人っぽい(笑)
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カメラマンのDV夫、雅彦。出会い系サイトで男を漁る妻、たまき。情緒不安定な二人の子供。どこかネジのおかしいたまきの友人、瑤子。登場人物全員が歪んでいて、何かが欠落していて、「悪いサイボー」に支配されている。共感出来ないし、そこはかとなく不快・・・なのに、なぜかずるずると物語に引き込まれてしまう。たまき側から見た「夜をぶっとばせ」は無彩色だけど、雅彦側から見た「チャカチョンバへの道」から急に彩豊かな展開になり、一周回って見事な着地へと誘われる。摩訶不思議な井上ワールドです。
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歪み。誰しも抱えているようなちいさな歪みを抱えた人たち。行きすぎや、行き違いや、すれ違いや、嘘、ちいさなちいさな礫で変わってゆくことを、シュールに淡々と描いた作品。こういうテンポ、好きだなぁ。
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2つの話はつながっているんですね 2話目を読み始めたとき、1話目は虚言?妄想?と 思い始めたけれど、読み進めるとそうではなく もしかして全部が全部虚言??
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何と言うか、作者の策中?にすっぽりはまり込んだ感じ。まずタイトル、ストーンズ。父親にCDを怒りにまかせてたたき壊されて以来、音楽は聴かずにひたすら歌詞を、ノートに書き写す、小学三年生の長男。小さい頃から不安定なところがあり、一時期はしめじしか食べなくなり、今は小児心理室で箱庭療法...
何と言うか、作者の策中?にすっぽりはまり込んだ感じ。まずタイトル、ストーンズ。父親にCDを怒りにまかせてたたき壊されて以来、音楽は聴かずにひたすら歌詞を、ノートに書き写す、小学三年生の長男。小さい頃から不安定なところがあり、一時期はしめじしか食べなくなり、今は小児心理室で箱庭療法を受けている小学一年生の長女。カメラマンの夫に、DVを受け続け、考えないことで自分を守ろうとする主人公。自分が、すっかり変わってしまった、と自覚していて、現状を変える術も知らない。PCを使い始めることで、新しい歪んだ世界に何かを求めようとするが…
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主人公たまきさんのふわふわした感じが全編にあふれています。友達もたまきさんの夫も、ふわふわしている感じかな。 ふわふわした感じでここまでするかという感想。 夜をぶっとばせとのつながりが良く分からなかった。
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登場人物全員が、クソみたいな魅力のない人ばかりで全体的に薄暗くて寒々しいストーリー。一言で言えば闇の世界の話。なのに、ありえるかも、とか思ってしまうのは人の心は多面だからかな。2時間くらいで一気読み。
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登場人物はほとんど全員不愉快なヤツら。 なんやねん、こいつらムカつくわぁ。 やってることも考えてることも何もかも、いちいち癇に障る、そういうヤツらが織りなす物語だからオモロイはずもなく、不愉快な気分のまま読み進めた。 不愉快なくせに読みやすい。読みやすい文章は好きなのでついつい読んでしまう。ほんで不愉快になる。なんだこの小説、どこにある作者の意図… 旦那の目線で書かれた後半の作品に至っては、なんでこいつらこういう風に絡むかな…。なんで一夫多妻制をここで使うかな。なんでハスキー犬かな。 夜じゃなく、この小説の色んなとこをぶっ飛ばしたくなった。暴力はいけません…
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いじめにあっている長男、シメジしか食べなくなってしまった娘、そしてろくに働かない夫。ある日、メル友募集の掲示板に書き込みをしたことで、35歳の主婦・たまきの人生は転がりはじめる
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なにか歪んでいるのだと思う。でも、その渦中では自分の歪みはわからない。今を破壊することで、解決できるのか? 自分も、あるかもしれない・・。 いつも、そんな怖さのある作者の作品だと思う。
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