ルポ 子どもの貧困連鎖 の商品レビュー
同じゼミの友人が、子どもと貧困について卒論を書こうとしていたので、ぜひ、おすすめしたいと思って選びました。 請求記号:369.4/R86
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ルポ、って現状報告ってこと? 現状は、伝わってくるけど、 よりマイナスなこと、に、内容が多く割かれている印象。 それが現状だって言われればそれまでだけど、うーん。 建設的な意見がもっとあって良いのでは・・・。
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2012年の本。子どもの7人に1人が…とあるが今は6人に1人と言われているな…と冒頭から何ともいえない気持ちになる。 維持するどころか貧困が進んでいることを感じた。 「健康格差」
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確か最も新しい調査では、日本の子どもの16人に1人が貧困という結果だったはず。ざっくり見れば、ひとクラスに2人は貧困にあるという計算になる。このルポがまとめられた当時より、わずか数年でさらに悪化しているというこの事態に愕然とする。 ルポで取材された子どもたちのあまりの健気さに泣...
確か最も新しい調査では、日本の子どもの16人に1人が貧困という結果だったはず。ざっくり見れば、ひとクラスに2人は貧困にあるという計算になる。このルポがまとめられた当時より、わずか数年でさらに悪化しているというこの事態に愕然とする。 ルポで取材された子どもたちのあまりの健気さに泣けてきた。 もう個人の努力でなんとかなるレベルではない。社会を挙げてこの事態を何とかしないと。
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日本の子どもの貧困が社会問題として取り上げられている現在、新聞の書評で知ったこの本で貧困家庭に生きる子どもたちの現状の一面を垣間見ることができた。 私自身母子家庭に育ち貧困の中で生きてきた経験からしても今の子どもたちの現状はさらに過酷で困難なものに思われる。頼れる大人がいない子ど...
日本の子どもの貧困が社会問題として取り上げられている現在、新聞の書評で知ったこの本で貧困家庭に生きる子どもたちの現状の一面を垣間見ることができた。 私自身母子家庭に育ち貧困の中で生きてきた経験からしても今の子どもたちの現状はさらに過酷で困難なものに思われる。頼れる大人がいない子どもたちのライフラインを守り前向きに未来のことを考えられる環境を整えてあげるのは社会の役目ではないだろうかと考えさせられた。
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個人の活躍だけでは支える側にも限界があるのではないか...と、読みながら思いました。 自分が保育園の側の立場だったら、その時点では養育能力が危機的な親から、罵声をあびてまで、その子どもを守る行動をとれるか...正直とても恐ろしい...と思いました。 様々な制度が申請主義で、仕...
個人の活躍だけでは支える側にも限界があるのではないか...と、読みながら思いました。 自分が保育園の側の立場だったら、その時点では養育能力が危機的な親から、罵声をあびてまで、その子どもを守る行動をとれるか...正直とても恐ろしい...と思いました。 様々な制度が申請主義で、仕組みや書類がわかりずらいし利用しずらいことが、まず改善されたらいいなと思います。 読んでいて、大人になるまでの教育の大切さを、しみじみ痛感しました。 基本的な学力や判断力のほか、今のこの国で生きていくための基本となる金銭や経済的な感覚を育むこと、生活経営の基本的な事柄や、福祉の利用の仕方、子どもを産み育てることに伴う決断と、長期間にわたる責任... それに家族や親類、友達などと健全な人間関係のネットワークを築く能力... ふと、現代の若い子たちが、結婚しない、子どもを持たない選択をする一端を、垣間見た気がしました。 ある意味、産み出さないことによって、負の連鎖を未然に防いでいる側面があるのではないか...とも。 また、発達障害や、生命・誕生学、金銭教育の分野を、草の根で啓蒙している方たちのことも思いました。 子どもを国の宝として育む... 日々、子育てしている身には、色々と思うところがあったのですが、 この本を読んで、まずは、せめて義務教育までの期間は、保護者の貧困が連鎖せずに、子どもが同じスタートラインで教育の恩恵を受けられるような世の中であってほしい...と、心から思いました。
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生活保護、就学援助。 満足に生活できないのは「親のせい」? おなかがすいたから、保健室にある給食の残りのパンを貰う子供。 視力低下を指摘されても、眼科を受診することも、メガネを購入することもできない家計。 学校に通いたくても、病気の母親の代わりに家事をせざるをえない子ども。 住む...
生活保護、就学援助。 満足に生活できないのは「親のせい」? おなかがすいたから、保健室にある給食の残りのパンを貰う子供。 視力低下を指摘されても、眼科を受診することも、メガネを購入することもできない家計。 学校に通いたくても、病気の母親の代わりに家事をせざるをえない子ども。 住むところがなくなって、車で移動しながら寝る親子。 本当にこんなことってあるの? と、思わず目をそむけたくなるエピソードばかり。 だけれど、実際にそれが(特に大阪では)子どもたちに起こっていて、 学校は「家庭のことだから踏み込めない」と 手をこまねいているだけではいけなくて。 しかし具体的にどんな手を差し伸べるのがいいのか。 子どもは悪くない。 でも、貧困家庭である親が悪いのかといえば、そうではない。 では、社会が悪いのだ、というには無責任すぎる。 日本の貧困格差はじわじわと広がっているけれど、 誰が解決するのかと言えば、 当事者でもあり、社会でもあり、学校も、だと 私は感じました。
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小学校の章に出てくる保健室の先生がスゴイ!子どもが出すSOSを素早く察知し、大事にならぬ前に手を打つ。ほとんどボランティアで。貧困の子どもを救える受け皿が欲しい。施設でなく家族ごと救える手立てを。
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国の宝である、子供達に貧困による教育格差、健康格差などが起きている。個人主義、資本主義、経済主義、合理主義の副作用が子供たちに影響している現状を知らなかったし、見ようとしていなかった。 自治体、行政、近所、学校、その他色んなコミュニティーで子供達を育てていくことが必要 個人情報の...
国の宝である、子供達に貧困による教育格差、健康格差などが起きている。個人主義、資本主義、経済主義、合理主義の副作用が子供たちに影響している現状を知らなかったし、見ようとしていなかった。 自治体、行政、近所、学校、その他色んなコミュニティーで子供達を育てていくことが必要 個人情報の保護だとかプライバシーとか過剰に言いすぎてきた所も貧困の家庭を助ける手遅れになっているのかも
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「学生が授業中に携帯使うのはダメでしょ」と何の疑問もなく思ってたけど、携帯が彼らや場合によってはその家族の生活を支える大切な命綱になっているケースもある。 就学を支援する制度は奨学金をはじめとしていくつもあるのだから、それで教育を受ける機会は最低限保証されているのではと思ってたけど、それが教育ではなく生活を支えるだけで精一杯になっているケースも多々ある。 想像以上に貧困の根は深いことを思いしりました。 特に、バイトなど稼ぐ手段もなく何にしても保護者に身を委ねないといけない中学生以下の子たちのルポが、読んでいてとても辛く感じました。 でも、どの年代のルポにも熱心に問題に取り組まれている先生方が紹介されていることに、少なからず希望を感じられました。 それにしても、救ってくれるはずの公的な制度にある矛盾・歪みはどうにかならないのかなと思います。 自治体など「柔軟な運用を」と言われる一方、そうしたらしたで「属人的な対応は差別を生む」とか言われてしまうのでしょうけど…もどかしいですね。
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