プラグマティズムの作法 の商品レビュー
何事に取り組むにしてもその取り組みには一体どういう目的があるのか その目的がお天道様に対してはずかしくないか 目的と手段の入れ替わりは確かによほど気をつけていても実務の中で、よく起こること。 プラグマティズムの作法に従って自分の振る舞いをあらためてみようと思わされる一冊。 ...
何事に取り組むにしてもその取り組みには一体どういう目的があるのか その目的がお天道様に対してはずかしくないか 目的と手段の入れ替わりは確かによほど気をつけていても実務の中で、よく起こること。 プラグマティズムの作法に従って自分の振る舞いをあらためてみようと思わされる一冊。 ※愚かなクルマ工場の比喩は吹き出すほど面白かった。
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目的 目的 目的 起業、ビジネス、ブログ、Webサイト やるからには目的を達成するのに手段が必要なんだ。 それがいつの間にか手段と目的が逆になってる。 読んでいてつくづく痛いところを疲れている感じがした。 学校、部活、会社の理念や目的を覚えてた? 自分がどんな目的で学校や会社、...
目的 目的 目的 起業、ビジネス、ブログ、Webサイト やるからには目的を達成するのに手段が必要なんだ。 それがいつの間にか手段と目的が逆になってる。 読んでいてつくづく痛いところを疲れている感じがした。 学校、部活、会社の理念や目的を覚えてた? 自分がどんな目的で学校や会社、コミュニティーの門を叩いた? そうだ、そこにあったのは、みんながそうしてるから。 そうじゃないとなんか恐ろしい。 そんな理由だった。 同著、「凡庸と言う悪魔」に通ずる気持ちもあった。 私は学校や部活や会社の目的や理念に賛同して活動してたかと問われれば、理念すら憶えていない。 それぐらいコミュニティーが掲げる理念や、理念から立てられる目的なんてお飾りだった。 薄っぺらな目的意識の中で生きてきて今に至っていて恥ずかしい。 自分の意思も示さなかったし、誰かと同調も出来なかったのがようやく腑に落ちました。
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土木工学を専門としながら公共政策について発言をおこなっている著者によって書かれた本で、そのタイトルが『プラグマティズムの作法』というのですから、環境プラグマティズムについての突っ込んだ考察と、都市開発や国土計画についての実践的な提言が盛り込まれているのではないかと、期待する読者も...
土木工学を専門としながら公共政策について発言をおこなっている著者によって書かれた本で、そのタイトルが『プラグマティズムの作法』というのですから、環境プラグマティズムについての突っ込んだ考察と、都市開発や国土計画についての実践的な提言が盛り込まれているのではないかと、期待する読者も少なくなかったのではないかと思います。 かくいう私もその一人なのですが、残念ながらそうした期待は満たされませんでした。いちおう本書の第1部でパースとウィトゲンシュタインの哲学について語られ、第2部では日本経済や国土開発についての議論がなされているのですが、どういう読者を想定して書かれているのか、疑問に感じました。 もちろん著者は哲学の専門家ではないので、議論の厳密さを求めるのはお門違いでしょうし、あまりに厳格な議論は「目的の転移」を排するという著者のプラグマティズムの立場に背馳することになるだろうというのも理解できます。それでも、著者が「プラグマティズムの作法」として、「その目的が、お天道様に対して恥ずかしくないものなのかどうかを、常に問い続けるようにする」と整理していることには、どうしても引っかかってしまいます。 著者は、人びとがそれをめざして日々努力を積み重ねている目的には「崇高な目的」と「下卑た目的」があると言い、しかしその基準を論理的に示すことは不可能だとした上で、なお「崇高な目的」か「下卑た目的」かをチェックするための基準として、「お天道様に対して恥ずかしくないものなのかどうか」を掲げています。おそらくここで問題となっているのは、異なる価値観を持つ者どうしが討議的なコミュニケーションに入るための価値論的コミットメントのことだと思われます。しかし、「お天道様」を基準にするというのは、著者はアプリオリストではないかという誤解を招きかねません。あるいは、キリスト教圏の人間ならば「神に誓って正当化できるのか」という基準が立てられるのに対して、「神」についての明確な概念を持たない日本人には「お天道様に対して恥ずかしくないか」を考えてみればよい、という説明もされているのですが、ここを読んだ読者は、著者のことを相対主義者だと思ってしまうかもしれません。 少なくとも著者の本を手に取ろうとするほどの読者を対象にしているのですから、もう少しきちんとした解説がほしかったように思います。これほど崩した説明は、かえって著者の真意を捉えがたいものにしてしまうのではないでしょうか。
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日本にもっとプラグマティズムの発想と実践を。という筆者の明快なメッセージ。 前半のプラグマティズムとは何か(格率、作法、ウィトゲンシュタイン)〜経済学とプラグマティズム(自由な職人たちのクルマ工場の比喩、非現実的な自由市場理論に対するケインズの主張)まで興味深く読み入った。
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愚かな車クルマ工場の喩えが滑稽で面白く印象に残った。「何事に取り組むにしても,その取り組みにはいったいどういう目的があるのかをいつも見失わないように」し,「その目的が,お天道様に対して恥ずかしくないものなのかどうかを,常に問い続けるようにする」ということを,頭に置いて実行していき...
愚かな車クルマ工場の喩えが滑稽で面白く印象に残った。「何事に取り組むにしても,その取り組みにはいったいどういう目的があるのかをいつも見失わないように」し,「その目的が,お天道様に対して恥ずかしくないものなのかどうかを,常に問い続けるようにする」ということを,頭に置いて実行していきたいと思った。また,出光佐三さんについての本を最近読んだが,彼の生き方が「三方良し」も含めて想起され,今乱読しようと思っている所なので,いろんな本が自分の中で連想ゲームのように繋がっていく楽しみができた。
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ウィトゲンシュタインやプラグマティズムの読解としては話にならない。 哲学をファッションとして借りたり、権威付けを行わずに、ストレートに自分の頭で考えたことを文章にすればいい。面白いことを考えたり、実際に行動している人だと思うので、その点は少しがっかりした。 別の著作をおすすめする...
ウィトゲンシュタインやプラグマティズムの読解としては話にならない。 哲学をファッションとして借りたり、権威付けを行わずに、ストレートに自分の頭で考えたことを文章にすればいい。面白いことを考えたり、実際に行動している人だと思うので、その点は少しがっかりした。 別の著作をおすすめする。
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■「目的の転移」(「単なる手段」を「目的」だと 思いこんでしまうこと)に気をつける。 ■Grand Motherテスト (自分のおばあさんが聞いても理解できるか)を 推奨しているだけあって,読みやすかった。
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特に前半のプラグマティズムの解説が良かった。 ヴィドゲンシュタインを補助にしつつ、「お天道様」という日本人に馴染みのある語での解説は秀逸。
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そもそもプラグマティズムという言葉の意味自体をよく知らなかった自分にとっては良い入門書となった。本書自体がその中で紹介されるGrand Motherテストをパスするようにわかりやすい表現で記述されている。また、プラグマティズムを論じている書籍らしく、これを実行に移そうと思えばすぐ...
そもそもプラグマティズムという言葉の意味自体をよく知らなかった自分にとっては良い入門書となった。本書自体がその中で紹介されるGrand Motherテストをパスするようにわかりやすい表現で記述されている。また、プラグマティズムを論じている書籍らしく、これを実行に移そうと思えばすぐにでも可能な、実用的な内容であった。 ウィトゲンシュタインの思想の解説本は何冊か読んだことがあるが、この著作の中での解釈はその中では最もシンプルでわかりやすいものであった。
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商売とビジネスの違いはなんだろうか。 大阪に住んでて自分なりにヒントをもらえた本。 書いてある事はシンプルなんだけど、あとは実践できるかどうか。
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