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未踏峰 の商品レビュー

3.9

34件のお客様レビュー

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2013/02/16

若いうちに躓き、人生の岐路に迷う若者3人が亡くなった恩師の遺志をついで未踏峰を目指す。 無謀に思える挑戦を青臭いと笑ってはいけない。人生は常に目標を持ち、チャレンジしなければいけないと勇気を貰えた作品だ。

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2013/02/04

おなじ著者の作品として『還るべき場所(http://booklog.jp/item/1/4167684039)』があるが、 これも、それに繋がる山を上る者たちを描いたもの。 心に傷を持った者達が、助けあって山を登っていく姿は 心をうつところもあるが、こう言っては何だが少々食傷気...

おなじ著者の作品として『還るべき場所(http://booklog.jp/item/1/4167684039)』があるが、 これも、それに繋がる山を上る者たちを描いたもの。 心に傷を持った者達が、助けあって山を登っていく姿は 心をうつところもあるが、こう言っては何だが少々食傷気味。 そういう意味では、『還るべき場所』の方が、 スッキリとしている。 もう一つ、パウロさんの存在が、この物語で 重要な一を占めているのに、描かれ方がスッキリとしない。 もう少し、パウロさんの事も描いたほうが良いと思った。

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2013/01/30

遺骨の入ったケースを胸に,社会から脱線した3人がヒマラヤ未踏峰に挑む.登山が趣味の友人がどういう世界を見ているのか興味が湧いて,読んでみました.清々しく感動の一冊でした.登山シーンでは思わず身震いする場面も.山好きの人には,この作品はどう映るのだろう.今度はそっちが気になる(笑)

Posted byブクログ

2012/11/24

北八ヶ岳 雨池 の畔で山小屋を経営するパウロのもとで、なにがしら問題がある若者が仕事をする。 システムエンジニアとして薬剤に頼った過労のストレスから万引きの全Kが付き、派遣労働者として人生を踏み誤った裕也。 アスペルガー症候群で退陣交渉が苦手だが料理の腕は一流なサヤカ、 知的障害...

北八ヶ岳 雨池 の畔で山小屋を経営するパウロのもとで、なにがしら問題がある若者が仕事をする。 システムエンジニアとして薬剤に頼った過労のストレスから万引きの全Kが付き、派遣労働者として人生を踏み誤った裕也。 アスペルガー症候群で退陣交渉が苦手だが料理の腕は一流なサヤカ、 知的障害のある慎二。 それぞれが、一度は生きる価値を失ったが、パウロの手ほどきを受け ヒマラヤの未踏峰に登る夢を持つ。 パウロは火事で他界してしまう。残った3人で初登頂を目指す。 登山は、死がルールに織り込まれた唯一のスポーツ。 ベースまで戻って初めて成功、であるが、覚悟を決めなければ成功もない。なにか人にできないことをやりとげることによって、自分が生きていることの価値を見つけることができる。

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2012/10/15

人間の生き様・強さ・弱さを描いた1冊。 彼らのヒマラヤ未踏峰に挑む背景に本当に感動し、続きもあったらいいのになーと思わせる小説でした。

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2012/10/08

「還るべき場所」に続いて読んだ山岳小説。筆致の安定感、個性ある登場人物とスピード感ある展開は、エンターテインメントとしても十分楽しめるが、今作はそれ以上に、特に都会で生きる我々に何かを問いかけてくる。多くの人の心に残る一冊になるであろう秀作。

Posted byブクログ

2012/09/18

実生活では、海が好きで、海で遊んでばかりなのに、意外に山もの小説を読んでいる。まぁ、山ものと言うより、笹本稜平ファンなのだが。この小説は青さが良い。

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2012/09/17

青い本!登山本としてはありえない設定が多いが、社会からはみだしてしまった主人公たちの思いが、当時の自分と重なり、登頂に成功してほしいと思わずにはいられない。

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2012/09/11

深刻な理由を抱え社会からドロップアウトした3人の若者と、ある理由で輝かしい登山家の道を捨て山小屋の主人となった老人の、魂の再生の物語。 さわやかで感動的で清々しい。 が、文章表現がいちいち格好良すぎる。言いたいことは分かるし同感出来る部分も多々あるのだが、何もそこまでカユい表現...

深刻な理由を抱え社会からドロップアウトした3人の若者と、ある理由で輝かしい登山家の道を捨て山小屋の主人となった老人の、魂の再生の物語。 さわやかで感動的で清々しい。 が、文章表現がいちいち格好良すぎる。言いたいことは分かるし同感出来る部分も多々あるのだが、何もそこまでカユい表現にしなくても・・・という感じ。 引用した部分は、辛うじて自分の中では許容範囲で、その他の部分に至っては・・・ ああカユい、カユすぎる。 このカユさは★1点減点分に値する。よって★4つ。

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2012/08/25

登場人物やストーリーの設定には興味を引くものがあり、滑り出しは上々であったが…。残念ながら五合目あたりで敗退。長編なうえにむだに饒舌な文章が多く、一気に読ませるほどの面白さもなかった。それなりに共感できる部分はあったものの、あとがきにある"青さ"の表現がストレートすぎて、いまいち...

登場人物やストーリーの設定には興味を引くものがあり、滑り出しは上々であったが…。残念ながら五合目あたりで敗退。長編なうえにむだに饒舌な文章が多く、一気に読ませるほどの面白さもなかった。それなりに共感できる部分はあったものの、あとがきにある"青さ"の表現がストレートすぎて、いまいち共感できなかった。"青さ"を否定するわけではないが、自分にとっては"魂をすすぐ小説"にはならなかった。

Posted byブクログ