ココロ・ファインダ の商品レビュー
女子高校生、むずかしー。 いろいろ考えてるんだけど、 うまく表現できなくて、 でも、誰かに受け止めてほしい。 親が悪いわけではない。 でも、友達にしか救えないことって、 この年代の時にはあるよなあ。
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ファインダー越しに覗く校舎。屋上。窓から見える、吹奏楽部の子たち。頭上の桜の木。眼下の影。十代の目に映る景色の瑞々しさが甦る
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コンプレックスフィルタ→ミラ子 ピンホールキャッチ→秋穂(後輩) ツインレンズパララックス→かおり ペンタプリズムコントラスト→シズ の視点での4編。それぞれ世界観は一緒、10代特有の悩み、視点をつかいつつ4編それぞれちょっとした謎を解決していくお話。
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2020/12/20読了 #相沢沙呼作品 高校写真部の女子たちの青春もの。 短編でそれぞれの視点で 抱く悩みや葛藤を描いている。 こういう本気系文化部ってのも なかなかイイな。
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サンドリヨンに続いて2作目の相沢作品。 今回も、内容、使われる言葉や文章のリズム、各話のボリューム等々、バランスが絶妙に感じられました。要は相性が良い、好みってことかな? 女子高生の心理、こんな複雑で微妙な部分があるのでしょうね。分からなかったし、分からないけど(^^;
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「コンプレックス・フィルター」 写っていなかったものは。 確かに少し加工をしただけで欠点は消えて可愛さや美しさだけが残るかもしれないが。その人らしさというのは無くなってしまうのではないだろうか。 「ピンボール・キャッチ」 居心地のいい場所を探し。 なんとなく入ったグループが自分...
「コンプレックス・フィルター」 写っていなかったものは。 確かに少し加工をしただけで欠点は消えて可愛さや美しさだけが残るかもしれないが。その人らしさというのは無くなってしまうのではないだろうか。 「ピンボール・キャッチ」 居心地のいい場所を探し。 なんとなく入ったグループが自分に合わなくとも、居てもいなくても変わらないはずなのに抜けられないのは彼女自身はそこが居場所だと思っているからではないだろうか。 「ツインレンズ・パララックス」 鏡の中に写っているのは。 自分がした事を覚えていないからこそ簡単にそんな事を言えるのだろうが、彼女からしたら再び目の前に現れその様な言葉を言われるだけで吐き気がしただろうな。 「ペンタプリズム・コントラスト」 完璧以外の失敗は許されない。 始まりは些細な事だったのかも知れないが、そこまでする必要性や自ら言い回っている訳でもないのに勘違いしてる等の発言に関しては意味が分からないな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 高校の写真部に在籍する四人の少女、ミラ、カオリ、秋穂、シズ。それぞれの目線=ファインダーで世界を覗く彼女たちには、心の奥に隠した悩みや葛藤があった。相手のファインダーから自分はどう見えるの?写真には本当の姿が写るの?―繊細な思いに惑う彼女たちの前に、写真に纏わる四つの謎が現れる。謎を解くことで成長する少女たちの青春を、瑞々しく描く。 【感想】
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好きな作家さんだけど、今回は現実的で少し息苦しさも感じました。タイトルが中身をうまく表していますが、人間関係の問題やコンプレックスを内に抱えた女子高生が主人公です。
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登場人物がザ・相沢沙呼 一章の主人公だからかミラ子ちゃんが好きだったんだけど後半蚊帳の外な感じで悲しい
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写真部の4人の女子高生達の連作短編集。4人とも友達の事を思いやれる優しい子達だなぁと思いました。私も<ツインレンズ・パララックス>でカオリが言ったように「どんなに惨めなことがあっても、どんなにつらいことがあっても、それが自分の歩んできた道なんだって、胸を張って言えるように。これか...
写真部の4人の女子高生達の連作短編集。4人とも友達の事を思いやれる優しい子達だなぁと思いました。私も<ツインレンズ・パララックス>でカオリが言ったように「どんなに惨めなことがあっても、どんなにつらいことがあっても、それが自分の歩んできた道なんだって、胸を張って言えるように。これから出逢う人たちに、これがあたしなんだって、伝えられるように」なりたいと思う。
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