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ココロ・ファインダ の商品レビュー

3.9

43件のお客様レビュー

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2013/03/15

自分が高校生の頃を思い出しながら男子ってほんと能天気なもんだなぁとしみじみ思いました。 父娘の絡むエピソードは自分とダブってしまってグッときますね~ :)

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2013/01/19

高校の写真部の女性を題材にした日常の謎系ミステリー短編連作集。カメラの描写も興味を引かれ、自分でも撮ってみたくなる。また「人の居場所」についても全編に渡ってモチーフとしており、相変わらずうまくストーリーを作っていく。テンポもよくぐいぐいと楽しく読めた。

Posted byブクログ

2012/12/05

 高校の写真部の女子4人の話。 難しい年頃の女の子たちでそれぞれに孤独で自信がなくて、もがいている。周りの人たちも結構大人げない女子たちがいて大変。  要領よく人に合わせることができなくて、しんどいなあと思うこともあった。 でも、この子たちには写真部があるからよかった。大人になる...

 高校の写真部の女子4人の話。 難しい年頃の女の子たちでそれぞれに孤独で自信がなくて、もがいている。周りの人たちも結構大人げない女子たちがいて大変。  要領よく人に合わせることができなくて、しんどいなあと思うこともあった。 でも、この子たちには写真部があるからよかった。大人になるにつれて自分の居場所をを少しずつ見つけて、それができたら一人でも強くていられるようになるし人との距離も分かってくる気がする。

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2012/12/05

高校の写真部に所属する女子高生の物語を、一編ごとに視点を変えながらつづった短編集。それぞれに小さな謎があり、その解決とともに彼女たちの憂いや悩みも、やわらかくほぐれるような構成になっています。十代ならではの、友達との関係、自分自身の劣等感、親との対立やすれ違い。そういったそれぞれ...

高校の写真部に所属する女子高生の物語を、一編ごとに視点を変えながらつづった短編集。それぞれに小さな謎があり、その解決とともに彼女たちの憂いや悩みも、やわらかくほぐれるような構成になっています。十代ならではの、友達との関係、自分自身の劣等感、親との対立やすれ違い。そういったそれぞれの悩みが、カメラという小道具を通したり、または近しい人たちの助言を得て、解き放たれていきます。驚きや意外性を楽しむミステリとしてではなく、十代の少女のリアルな悩みを描いた物語、としてなかなか面白く読めました。

Posted byブクログ

2012/11/15

同じ高校の写真部に所属する4人の少女(ミラ子、カオリ、秋穂、シズ)は、性格も、好きなカメラもまったく違うけれど、それぞれの抱えるコンプレックスや過去の傷をカメラによって救われている。 よくある青春群像劇を、ちょっとしたミステリーをスパイスにして描いているところ、オール女子なところ...

同じ高校の写真部に所属する4人の少女(ミラ子、カオリ、秋穂、シズ)は、性格も、好きなカメラもまったく違うけれど、それぞれの抱えるコンプレックスや過去の傷をカメラによって救われている。 よくある青春群像劇を、ちょっとしたミステリーをスパイスにして描いているところ、オール女子なところが良かった。表紙も大人っぽくて素敵だし、字組は行間も多くて意外に読みやすいので読後の達成感はあると思う。

Posted byブクログ

2012/11/14

ミステリを咀嚼し消化し溶かし込んだ青春小説。 この作家は「ミステリ」という方便にこだわらなくても、もっといろいろ書けるのではないだろうか。うまい。よくできた連作短篇であり群像劇。 『コンプレックス・フィルタ』『ピンホール・キャッチ』『ツインレンズ・パララックス』『ペンタプリズム...

ミステリを咀嚼し消化し溶かし込んだ青春小説。 この作家は「ミステリ」という方便にこだわらなくても、もっといろいろ書けるのではないだろうか。うまい。よくできた連作短篇であり群像劇。 『コンプレックス・フィルタ』『ピンホール・キャッチ』『ツインレンズ・パララックス』『ペンタプリズム・コントラスト』 カメラ用語になぞらえたタイトルを持つ四篇。 高校の写真部に所属するミラ子、秋穂、カオリ、シズの四人が、ときに主人公となり、ときに脇に廻りさまざまな役割を演じる。収録された四篇のパートが各人の内面を深く掘り下げているので、それぞれが影響し合い、『ココロ・ファインダ』という大きな物語の中で四重奏のようにハーモニーを奏でている。 特に最終話で四人の想いが文字通り「絡まる」シーンはグッときたし、あらためてうまいと思った。 始めは女子高校生の青春ストーリーが生々しく、ひりつくような痛みが伴い読み進めるのがつらかったが、第二話の半ば位からグイグイ面白くなってきた。 高校卒業から遠く離れ女子ですらない我が身だが、思春期のアノ何とも言えない感情は、年代や道具立てや性別が違っても共通するものだと再確認。 相沢沙呼さんって男性なんですよね。本当に「女子」を描くのがうまいなぁ、と思うのですが、実際の女子のみなさんはどう感じているのでしょうか。

Posted byブクログ

2012/11/03

相沢沙呼さん・・・女性の方だと思っていたんですが、調べてみると男性だと知り驚愕!(笑)いや、こうゆうのは偏見かもしれないけれど、男性のわりに女子高生の心情を描くのが上手だなと思ったのです。思春期の彼女らが抱える悩み、性別は違えど僕にもわかる気がしました。 世界は刻々と変わっていく...

相沢沙呼さん・・・女性の方だと思っていたんですが、調べてみると男性だと知り驚愕!(笑)いや、こうゆうのは偏見かもしれないけれど、男性のわりに女子高生の心情を描くのが上手だなと思ったのです。思春期の彼女らが抱える悩み、性別は違えど僕にもわかる気がしました。 世界は刻々と変わっていく。その一瞬を逃せば、もう二度と同じ場面を撮ることはできないだろう。彼女たちにとって、写真を撮ることは遊びではない。今しかできないこと。正確に言えば、「高校生の彼女たちが写真を撮る」ということは高校生の今しかできないこと。その一瞬を逃せば、後に同じことはできない。彼女たちと同じ女子高生の読者が本書を手に取れば、この気持ちを強く共感できるかもしれない。

Posted byブクログ

2012/10/28

高校の写真部の女子4人を中心に据えた連作短編。 それぞれに、ちいさな謎解きがああって、それが解けると登場人物たちの心がポッとあたたかくなる。 写真を通して描く女子高校生たち。

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2012/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

写真部の女の子それぞれが主人公のお話がある作品です。 思春期ゆえの悩み。他人のことは楽しく幸せそうにみえるということを分かりやすく表現したお話でした。 おのおのが他人から見たら、何の問題もなさそうにみえるのに、その人物側に立つともはや悩みしかないのではないかなと。。 自分の学生時代を振り返れるようなお話でした。 各セクションでちょっとした謎解き話もあったりで、面白い作品でした。

Posted byブクログ

2012/09/22

女子の関係性が丁寧でリアル書かれてるなぁ。 どの話にもカメラの事が上手く絡めてあったのも良い。 相沢沙呼さんの小説の中で一番好き。 「ロートケプシェン〜」の“Red Back”部分読んでも思ったけど、女子が主人公の方が上手いというか合うんじゃないかな?

Posted byブクログ