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玩具店の英雄 の商品レビュー

3.3

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2014/11/21

話としてはおもしろいし、どんなどんでん返しがくるのかな~とわくわくする。 しかし新キャラの津久井さんには無理があるな…ひたすら座間味くんべた褒めなのもどうなんだろう?自称とは言っても頭いいエリートなんだから、ちょっとくらい座間味くんをやり込めるところも見たかった。こうも警察の解決...

話としてはおもしろいし、どんなどんでん返しがくるのかな~とわくわくする。 しかし新キャラの津久井さんには無理があるな…ひたすら座間味くんべた褒めなのもどうなんだろう?自称とは言っても頭いいエリートなんだから、ちょっとくらい座間味くんをやり込めるところも見たかった。こうも警察の解決が間違ってる事件ばかり持ってこれるのもすごい。お酒飲んでればそうだそうだ!すげー!ってなるかもしれないけれど座間味くんの推理にも無理のあるところはある。 この話の流れが好きなひとなら楽しめるだろう。 いちばん気に入ったのは「最強の盾」。全体的に警察が頭悪すぎるけれど。

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2014/10/23

すでに解決した過去の事件の話をきいて、座間味くんが誰も気づかなかった疑問点から隠れた真実を導きだすという安楽椅子探偵短編集。 この著者にありがちな特殊な設定や思い入れがないので、軽く読めるが全体としての印象は薄い。座間味くんが導きだした解答がかなりエグい話もあり、これを放置する警...

すでに解決した過去の事件の話をきいて、座間味くんが誰も気づかなかった疑問点から隠れた真実を導きだすという安楽椅子探偵短編集。 この著者にありがちな特殊な設定や思い入れがないので、軽く読めるが全体としての印象は薄い。座間味くんが導きだした解答がかなりエグい話もあり、これを放置する警察ってどうなのという気もした。

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2014/04/25

2014.4.24読了 作者が座間味くんというキャラクターに並々ならぬ愛着を抱いているのはわかった が、作中の語り手に心酔させ過ぎだろう( ̄◇ ̄;) つーか、座間味くんって、こんなに鼻持ちならない人物だったっけ? あと、各話とも警察ばか過ぎるだろー ワンパターンで途中で飽きる ご...

2014.4.24読了 作者が座間味くんというキャラクターに並々ならぬ愛着を抱いているのはわかった が、作中の語り手に心酔させ過ぎだろう( ̄◇ ̄;) つーか、座間味くんって、こんなに鼻持ちならない人物だったっけ? あと、各話とも警察ばか過ぎるだろー ワンパターンで途中で飽きる ご飯は美味しそう 語り手の恋愛話は不要、つかRがつく〜なんちゃらとパターン一緒

Posted byブクログ

2014/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『月の扉』で活躍した“座間味”くんを安楽椅子探偵役に擬した連作短編集で、『心臓と左手』に次ぐもの。今回は、科警研の津久井操がワトソン役の語り手で、警視正になっていた大迫警視と3人で飲み食いしながら、過去の解決事件について、座間味くんのコメント聞いて、感心しちゃう、というシチュエーションミステリ。 で、石持作品らしく、この科警研の津久井さんの感心の仕方が、民間人のくせに高学歴のアテクシたちエリート警察官に考えもつかないことを思いつくなんて、というw しかし、座間味くんのコメント自体は、酒席での思いつきだから別になんでもいいわけだが、それをすぐにまるまる信じてしまう津久井さん、警察で働くの、向いてないし、あんまり頭よくないみたいよ。 そもそも冒頭で、大迫「警視正」のことを「上から4番目」とか言ってしまう。これって「課長」は社長、専務、部長、課長…と上から4番目です(例)って言っているのと同じくらい間抜けな言い方… 実際、警視正は、本庁(警察庁)なら室長・参事官クラス(課長級は警視長)、警視庁で課長級みたいだし(大迫さん、キャリアにしては出世がかなり遅れているようです。月の扉事件のせいでしょうか…)。 社会人はこんな言い方しないと思うけど、石持くんは歴とした会社員だから、敢えて津久井さんを世間知らずで頭でっかちのオバカ設定にしているということなんだろうか? 頭いいと自認する人物が実はちょっとあれですよ、と示すことで、その人物が頭いいと評す推理を、ほんとに正しいかわかりませんよ、と暗示するメタ的な何かあるんだろうか? と、石持くん作品がしつこく頭のよさに言及し続ける理由に、ようやく思い至ったような気がします。 実際、いや、警察いくらなんでももうちょっと普通捜査してるだろ、みたいな事件多いし。 なので、酒席での頭の体操と思えば楽しい短編集と言えるのだが、ただし、「襲撃の準備」はえぐすぎる。元警察官が、挫折したスポーツ留学生/特待生のケアを促すために、該当する生徒に元チームメイトを複数殺傷させるよう示唆したんじゃないか(事件による啓発効果を期待して)、というのが座間味くんの思いつきなのだが、目的に比して手段が残忍すぎて、そんなこと思いつく座間味くん怖いよ。しかも、チームメイトだけじゃなく襲撃した挫折生徒自身も撲殺されるという悲惨な結果を招いたのに、挫折生徒ケアが始まるという目的を果たしたからいんじゃね、って… よくないでしょ。

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2014/01/11

座間味くんシリーズの第2短編集。 別解の提示があることを踏まえて読むと、だいたい結末が見えてくるのが残念。 「玩具店の英雄」に関しては、既に自分の子供の安全を確保済み、様子を伺っていると知り合いの警察官が対応しようだが、戦意消失状態にあるのが歴然としていたら、なんらかの行動にでる...

座間味くんシリーズの第2短編集。 別解の提示があることを踏まえて読むと、だいたい結末が見えてくるのが残念。 「玩具店の英雄」に関しては、既に自分の子供の安全を確保済み、様子を伺っていると知り合いの警察官が対応しようだが、戦意消失状態にあるのが歴然としていたら、なんらかの行動にでることもあると思うのですがねぇ。

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2013/10/22

「Rのつく月には気をつけよう」のように、 定型の型で進んでゆく短編集。 卓越した洞察力を持つ座間味くん…だが、 少々飛躍しすぎの衒いもあるようにビシビシ感じるのはご愛嬌か。 (部分的には説得力もあるようには思うけど) ともあれ、年も立場も違う面々が、毎回ビールと美味しそうな食...

「Rのつく月には気をつけよう」のように、 定型の型で進んでゆく短編集。 卓越した洞察力を持つ座間味くん…だが、 少々飛躍しすぎの衒いもあるようにビシビシ感じるのはご愛嬌か。 (部分的には説得力もあるようには思うけど) ともあれ、年も立場も違う面々が、毎回ビールと美味しそうな食事を供にする様子は羨ましい。牡蠣の土手鍋が食べたくなった。

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2013/08/30

おもしろかった。 いわゆる安楽椅子探偵、的な。 ひと通り事件のあらましを説明するだけで、 誰も気がつかなかった、真相にたどりつく座間味くん。 と、結局この人名前でてこなかったよな、確か。 座間味くん、はニックネーム。とはいうものの、面と向かってそう呼ばれているわけではない。 で...

おもしろかった。 いわゆる安楽椅子探偵、的な。 ひと通り事件のあらましを説明するだけで、 誰も気がつかなかった、真相にたどりつく座間味くん。 と、結局この人名前でてこなかったよな、確か。 座間味くん、はニックネーム。とはいうものの、面と向かってそう呼ばれているわけではない。 でも、本名でてこないのもいい演出って気もする。 常に、男性、と表現される彼は、まあそういう役回りなわけだが、 こうちょっと超然とした感あり、でかっこいい。 しかも素敵な家族もあり、とゆー、画に描いたようなヒーローじゃん。 毎度おいしそうな店にゆく3人が非常に羨ましい。 話を聞いているだけでおもしろそうなので、是非私も参加させて 頂きたいものだ。 玩具店の英雄、とか警察官の選択、とか、 ええ??そーもっていくかあっと、おもうところもあったけれど、 操さん同様、男性の、落ち着いた、語り口にすっかり納得させられてしまう。 ちょっと角度を変えただけでがらりと様相を変える事件。 その転換ぶりが小気味よく、おもしろい。 にしてもここにでてくる警察官さんたちは、なんだか仕事に対して真摯で とても好感がもてる。 表紙は一見内容全く想像つかんぞ、ってな感じだったが、 読むとなーるほど、と思う。 そこにあるものは同じはずなのに、全然違う様相、ってことか。

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2013/08/07

座間味君シリーズ。 今回はストーリーテラーを変えマンネリ化を避けたのかもしれないが、やはり後半飽きる。 内容は面白いだけに残念。

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2013/08/01

座間味くんシリーズ、短編集。安楽探偵椅子ものの部類。 科学警察研究所に勤める津久井操の話を聞いて、解決済み事件の真相を座間味くんが推理する。 読みやすく面白かった。 (図書館)

Posted byブクログ

2013/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事件はなぜ起こったのか? どうやれば食い止めることができるのか? という成功と失敗の「分かれ目」を研究する科学警察研究所の所員・津久井操。 とらえどころの無い研究を大学時代の大先輩である大迫警視正にこぼしたところ、大迫は彼女に一人の民間人・座間味くんを紹介した。 研究の対象となる事件は既に解決済み。お酒の席で津久井は事件を話すと、座間味はポツリとこう言った。 「ひょっとしたら、事件は、まだ終わっていないのかもしれません」 安楽椅子探偵ならぬ吞み屋探偵。 津久井操が研究材料にしている事件の概略を聞いて、その事件を別の側面から見たら……と、座間味が見た目を逆転させてしまうという構造の連作短編集。 小気味の良い推理になるほどと思いながら読み進めていくのですが、7編目になるとその構造が分かっているので、正直なところ飽きが入ってしまいます。 座間味は「月の扉」という作品に登場しているとのことですが、先にそちらを読まなかったのは失敗かもしれません。

Posted byブクログ