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池上彰のやさしい経済学(2) の商品レビュー

4.2

33件のお客様レビュー

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2021/10/29

わかりやすい。 特に、戦後のGHQによる日本の復興を、経済の観点から解説しているのが興味深かった。 「財閥解体」「農地解放」などがなぜ行われたのか、その背景を知っておくと、歴史の勉強も用語の暗記にとどまらず、理解を深めながら学べると思う。 歴史を学び始める中学生にぜひ読んでほしい...

わかりやすい。 特に、戦後のGHQによる日本の復興を、経済の観点から解説しているのが興味深かった。 「財閥解体」「農地解放」などがなぜ行われたのか、その背景を知っておくと、歴史の勉強も用語の暗記にとどまらず、理解を深めながら学べると思う。 歴史を学び始める中学生にぜひ読んでほしい。教える側の方々にもおすすめ。

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2019/01/26

1巻を読まずの2巻目だったが非常にわかりやすい。経済の基礎的なところと現在に至るまでの国の経済の発展の流れ、施策の説明を学べた。経済を全くわからない人にはおすすめだが、経済学の本を他に読んでいる人は読まなくて良い。

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2018/10/20

経済ニュースが分かるようにやさしく解説。「合成の誤謬」とは、一人では合理的な行動であっても、多くの人が同じ行動を取ると、全体としては悪い方向に向かうこと。

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2018/05/02

さすが…池上彰先生ですね。経済の基本的なところが分かりやすく、一本の流れに沿って解説してありました。また、学校では省略しがちな出来事や、その原因などもきっちり解説されているので、楽しく読めました。

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2018/05/02

池上彰さんの分かりやすい経済学。 "経済"アレルギー克服の第一歩。 もともと"お金もうけ"のことは好きだったので、まったくもって大丈夫でした。

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2018/01/08

前巻で語られた「経済学的なものの見方」を活用して、近現代における経済的トピックを解説。経済の歴史を知ることは、未来の自分の生活を豊かにするためのヒントになると伝えている。

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2019/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終戦直後の廃墟と化した日本がどのようにして豊かな国になることができたのか、なぜバブルが起きてはじけたのか、そして、今の日本が抱える経済問題の原因は何か、などをわかりやすく解説している。 池上さんの書籍が面白いのは、取り上げる社会問題の一つひとつについて、その原因が説明されているため、因果関係を理解しながら学べることにあると思う。例えば「戦後のインフレがなぜ起こったのか?」という問いに対して、私自身「敗戦で食料など必要物資が不足したから」という単純な答えで済ませていたが、この本では軍人や軍の関係者のおよそ700万人に一斉に退職金が支払われたこと」や「外地からの大量の引き上げ者」が、インフレを急激なものにしたと指摘する。目から鱗である。 歴史を学ぶ場合に大切なのは、因果関係を明らかにしながら「流れを理解すること」だと思う。この著書の一例をあげよう。日本は戦後の廃墟にあっても「アメリカは社会主義国家に対抗するため日本経済を立て直す必要があった。そのため、1ドル360円という、日本にとって非常に有利な円安基準設定」をするなどし、日本を輸出大国として発展させた。日本製品がどんどんアメリカに輸出され、やがてアメリカの産業が弱体化した。このため、1985年には円高(プラザ合意)へと流れた。急激な円高による円高不況とその景気対策としての公定歩合の引き下げが行われ、借りやすくなったお金が土地への投資に向けられ、バブル経済を引き起こしたのである。この極めて基本的な流れを改めて整理しながら理解することができた。 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。人を幸せにするための学問「経済学」を「歴史的」に学び現代に活かすことは大切だと、つくづくと感じるのである。

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2017/03/31

1に続き、非常に分かりやすかったです。1,2を通して、経済って面白い分野なのかもーと感じるようになった。まだまだ分からないことだらけだけれども、政府が行っている経済政策は実は私たちに大きな影響を与えていたんだなと知った。 バブルやリーマンショック、戦後の経済成長、IMFなどなど...

1に続き、非常に分かりやすかったです。1,2を通して、経済って面白い分野なのかもーと感じるようになった。まだまだ分からないことだらけだけれども、政府が行っている経済政策は実は私たちに大きな影響を与えていたんだなと知った。 バブルやリーマンショック、戦後の経済成長、IMFなどなど聞いたことがあっただけで、中身については全然知らなかったことを改めて知ることができて面白かった。これをきっかけにもう少し経済について知ってみたいなー。

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2016/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相変わらずのわかりやすさ。順を追った言葉のひもときが絶妙にうまい。 以下、メモ。 合成の誤謬。みんながやるとおかしくなってしまう。でも人間はみんな自分だけが出し抜けれるはず、と考えて行動する。 インフレ。物価上昇、すなわち通貨の価値が下がること。 デノミ。通貨の切り下げ。北朝鮮の無知な政策は大失敗。日本はGHQがやったので成功した。 源泉徴収という仕組みは珍しい。日本は戦争資金を効率的に調達するために1940年に実施された。 バブルのきっかけは1985年のプラザ合意。1ドル240円が翌年には200−160円、翌々年には140円に。日本の輸出産業が大打撃。景気対策として金利引き下げ。財テクとしての土地の売買大流行。国土の狭い日本では、土地の価格は上がり続けるという土地神話。土地を担保に金を借りると資産価値よりも多く借りられることも。株式投資もブームに。1987年NTT上場。1株119万円の売り出し価格が2ヶ月で318万円まで上昇。社債を個人が買うようになり、社債よりも利回りの悪い銀行にお金を預けなくなる。無理矢理ビル建設の融資を持ちかける営業。立ち退きに対する地上げ屋。高層ビルの乱立。 濡れ手に粟で急に金持ちになった日本人。値段が高いという理由だけで飛ぶように売れたシーマ。住宅は普通のサラリーマンが買えな値段に。住宅が買えないならせっかく貯めたお金で車を買おうという心理。 資産効果によって気が大きくなり、身の丈を超えた消費が盛んに。急増するボーナスや接待。 過度な物価上昇を懸念した日銀は金利引き上げを検討。すると、為替不安により米市場でブラックマンデー。(1987年10月19日) 金利引き上げとともに、土地が暴落。銀行の不良債権が膨らみ、三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券、徳陽シティ銀行、、、銀行が次々と経営破綻。コール市場(銀行同士の貸し借り)が止まってしまい、お金の流れがストップ。日経平均も暴落。89年の38915円をピークに90年には20000円に。2010年には10000円を切ることに。失われた20年。 バブルは大抵30年間隔で起きる。世代が変わるため。バブルを知らない世代が同じ過ちを繰り返してしまう。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 世界経済を守るIMFと世界銀行。日本の新幹線、高速道路は世界銀行からお金を借りて作った。 朝鮮戦争、ベトナム戦争でドルを使いすぎた米国。金本位制のドルに不安を感じた各国は金への交換を急いだため、米国の金が不足。ニクソン大統領は金への交換、金本位制の中止を宣言(ニクソンショック)。ドルの価値が大きく低下。 社会主義に対抗する資本主義の経済発展モデルとしての、1ドル360円。実力は320〜340円だった。 しかし1973年、変動相場制に移行。以来外国為替市場が誕生し、通貨が金儲けの対象に。 税金。直接税(所得税、法人税など)と間接税(消費税、酒税、たばこ税など)。日本は他国に比べて間接税の割合が低い。直接税は景気に敏感に反応してしまい、政府にとってリスキー。比較的安定な間接税比率を引き上げる(5:5)ための消費税増税議論。 リーマンショック。サブプライムローンと複雑な金融商品、加えて格付け会社の格付け。 戦後の復興。GHQ。インフレ操作(デノミ)。財閥解体による競争環境の整備。労働組合奨励による賃金上昇の土台作り。農地解放による生産性向上。そして朝鮮戦争特需と社会資本整備(ケインズ的公共投資による経済発展)。

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2015/07/21

今まで何度も耳にした「リーマンショック」がどういうものかをようやく理解することができました。今まで避けてきた経済の話だったけど、この本のようにひとつずつ段階をクリアしていけば理解できるんだってことが、少しだけ自信につながりました!まだまだだけど、経済のことについて自分の考えをもて...

今まで何度も耳にした「リーマンショック」がどういうものかをようやく理解することができました。今まで避けてきた経済の話だったけど、この本のようにひとつずつ段階をクリアしていけば理解できるんだってことが、少しだけ自信につながりました!まだまだだけど、経済のことについて自分の考えをもてるようにしたいと思いました。

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