解任 の商品レビュー
ぶれない信念のかっこよさ。 やっぱり組織はその長によって変わる。 雲の上のやりとりだけに、ぺーぺーはどうすればいいか、考えよう。
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オリンパス事件については、ほぼリアルタイムで触れていましたが、あらためて振り返ってみると本当にやりきれない事件であると感じます。このウッドフォード氏の回想を読むに、もう少し早い段階で不正の存在を認めていれば・・という思いを新たにいたしました。 印象深いところをいくつか。 「反対意...
オリンパス事件については、ほぼリアルタイムで触れていましたが、あらためて振り返ってみると本当にやりきれない事件であると感じます。このウッドフォード氏の回想を読むに、もう少し早い段階で不正の存在を認めていれば・・という思いを新たにいたしました。 印象深いところをいくつか。 「反対意見が無く、お互いを褒め合い、同意し合うだけ。彼らが経営判断を誤った下地でしょう」 「日本のサラリーマンはロボットのように仕事ばかりしているわけではありません。」 FACTAの報道がきっかけになったとは言え、ウッドフォード氏の存在なくしてはこれほど早く不正が明らかになったとは思えません。日経新聞を始めとした既存大メディアへの不信感もちらりと出てきます。 「サムライと愚か者」と合わせ、一読をお勧めいたします。
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元オリンパスのCEOマイケルウッドフォードが内部告発者になってしまった経緯を本人が書いた本。 体験した本人だからこその迫力があり、一気に読める。 そして、オリンパスへの復帰をあきらめた理由もこれを読んで納得した。 また、彼がエリートではなく、イギリスの会社に就職しその実力を見...
元オリンパスのCEOマイケルウッドフォードが内部告発者になってしまった経緯を本人が書いた本。 体験した本人だからこその迫力があり、一気に読める。 そして、オリンパスへの復帰をあきらめた理由もこれを読んで納得した。 また、彼がエリートではなく、イギリスの会社に就職しその実力を見抜いた社長に、どんどん実践の場を与えられ、その期待に応えていく中で、若くしてその会社の社長になった事やその会社がオリンパスと資本関係があったため、欧州オリンパスの要職を歴任して、オリンパス本社の社長になったと言うかなりたたき上げの社長であると言う事を初めて知った。 海外の基準で見た日本のビジネス習慣に関する違和感は我々日本人が普段はなかなか気が付かないものなので、なるほどと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オリンパスのお家騒動が明るみに出た時には僕も外国人社長のやり方がオリンパスの社風に合わなかったのだろうと勝手にいいように考えていたが,ウッドフォード氏は真にオリンパスのことを考え,自分の身を削ってまで正義を追究した。彼でなければできなかった改革であると思う。 日本人の技量とは裏腹にこういった癒着のような文化は日本に根づいてしまっているのかもしれない。 これを機に日本が良くなることを切に願う。 Thanks Michel!!
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これは凄い。みんながこの方と同じ考えを持っていれば、と強く願わずにはいられません。自分も、自らの正義に従って信念を貫き通すことができるだろうか?深く考えさせられる一冊です。
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企業に勤めていれば、1つや2つ知りたくない事実を知ってしまい、それを呑みこんでおくか、吐き出すか迷うものである。 もし自分が、著者と同じくらい重大で悪質な会社の事実を知ってしまったら、著者と同じ行動を取れるか、という観点で読むと、非常に勇敢で正直で正義の塊のようでその異質な信念...
企業に勤めていれば、1つや2つ知りたくない事実を知ってしまい、それを呑みこんでおくか、吐き出すか迷うものである。 もし自分が、著者と同じくらい重大で悪質な会社の事実を知ってしまったら、著者と同じ行動を取れるか、という観点で読むと、非常に勇敢で正直で正義の塊のようでその異質な信念の強さを持ち合わせてなきゃ無理だろうと思う。そして、その欠片程度しか自分にはないな。 企業人たる者は、会社にとって正しいことをすべきであり、その結果が社会貢献であり、利益の追求である。著者の行動が会社にとって正しいのかどうかは、これからのオリンパスにかっかっている。 カメラも作っているメーカーだけに、将来へのピント合わせが大切ね。
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組織のもつパワーの脅威を感じた。また多少おおげさな表現もあるのだろうが、マイケル氏の正義感と責任感、勇気はすごい、と思った。
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元オリンパス社長マイケル・ウッドフォード氏のインタビューを見て、内部告発に至った経緯を自ら著した「解任」を今さら衝動買い。社長解任動議のあった取締役会直後から日本を離れるまでの描写など非常に生々しいものでした。菊川元会長などオリンパス重役たちの言動も、かなり冷静に分析されていて...
元オリンパス社長マイケル・ウッドフォード氏のインタビューを見て、内部告発に至った経緯を自ら著した「解任」を今さら衝動買い。社長解任動議のあった取締役会直後から日本を離れるまでの描写など非常に生々しいものでした。菊川元会長などオリンパス重役たちの言動も、かなり冷静に分析されていて、それだけに何故彼らがあの様な行動に出るのか理解できないという、当時の動揺や混乱が窺えます。 巻末に、ウッドフォード氏の協力者だったオリンパス元専務の宮本耕治氏が文章を寄せており、そこに書かれていたキーメッド社創業者レディホフ氏のウッドフォード氏を評した言葉がリーダー論として強く印象に残りました。 引用すると「企業は間違ったことをやらないこと、正しいことをやりとおせることが大切になる。グッドナンバー1とグッドナンバー2の差は、この点に関するスタンスの強靭さの差である。修羅場に臨んでも、絶対に揺るがない強靭な軸を持つこと、これが経営トップに求められる最大の資質だ」。ウッドフォード氏は20代でキーメッド社社長に大抜擢され、さらにその後、親会社のオリンパス社長となるわけですが、まさにここで言われたとおりの人物であることを証明し続けて、結果、会社から弾き出されてしまいました。どう考えても、おかしい話です。 このような高潔な人物を受け入れることが出来ないというのが、果たしてオリンパス一社だけだったのか、日本における組織というものの在り方自体に問題があるのではないか、と思うと気分が暗くなります。 個人的には、ウッドフォード氏の復帰を頑なに拒み続けた人たちの本音に興味があるんですが、こればっかりは当分は分からないんでしょうね。会社に対する間違った忠誠心と、とにかく臭いものに蓋をして次の経営陣に回してしまいたいという責任回避の気持ちはあっても、ウッドフォード氏個人に対する悪意はなかったんだろうと思うんですが…それだけに罪悪感もなかったんだろうなぁ…
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例のオリンパス元CEOウッドフォード氏の手記である。英の販売代理店経由とはいえ、オリンパスグループ内の生え抜きだった同氏が日本人取締役たちの手によって解任を受ける始終とその後の委任状争奪戦、そして社長復帰をあきらめる本年3月の時点までの出来事がヴィヴィッドに記されていた。メガバン...
例のオリンパス元CEOウッドフォード氏の手記である。英の販売代理店経由とはいえ、オリンパスグループ内の生え抜きだった同氏が日本人取締役たちの手によって解任を受ける始終とその後の委任状争奪戦、そして社長復帰をあきらめる本年3月の時点までの出来事がヴィヴィッドに記されていた。メガバンクからの新社長を抱えて再出発となったオリンパスの事は心配していないという。大笑いしたのは、「何千という優秀な技術者を抱えており、トップがそれほど有能でなくても、それなりの成果を残せるポテンシャルがあります。」の一文。髙い能力を持つ製造業の一つの代表のオリンパス、そして更なる成長と改革の可能性を持つ日本への愛情にあふれた手記でもありました。
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It's a typical Japanese company's organization or Asian style or everehere in the world, isn't it? If I were him, can I do it...
It's a typical Japanese company's organization or Asian style or everehere in the world, isn't it? If I were him, can I do it? 这是日式公司的意思吗?我会要他的意思吗?
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