オカルト の商品レビュー
科学か、インチキか、それともオカルトか。 何年経っても決着がつかず、ただただ繰り返される真偽論争。 一方で、なぜ嘘ばかりと思いながらも、惹かれ続けるのか。 数年ごとに起きるオカルト、スピリチュアルブーム、っそして繰り返される真偽論争。 何年経っても、いつまでたっても一歩も進まない...
科学か、インチキか、それともオカルトか。 何年経っても決着がつかず、ただただ繰り返される真偽論争。 一方で、なぜ嘘ばかりと思いながらも、惹かれ続けるのか。 数年ごとに起きるオカルト、スピリチュアルブーム、っそして繰り返される真偽論争。 何年経っても、いつまでたっても一歩も進まないように見える世界。 その理由は何なのか? 当にそれが、オカルト(隠されたもの)の所以かもしれません。
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ドキュメンタリーの映像作家でもある著者が、超能力者や超常現象について自らの体験をベースに考察した本。 日常でよく聞く「オカルト」という語だが、本書のまえがきに相当する「開演」では、「オカルトの語源はラテン語『occulere』の過去分詞『occults』で、意味は隠されたもの。...
ドキュメンタリーの映像作家でもある著者が、超能力者や超常現象について自らの体験をベースに考察した本。 日常でよく聞く「オカルト」という語だが、本書のまえがきに相当する「開演」では、「オカルトの語源はラテン語『occulere』の過去分詞『occults』で、意味は隠されたもの。」であることを初めて知った。 また、同じ「開演」内でオカルト現象は「現象そのものが人の視線を嫌うという印象を僕は持っている。」と書いているところに深く納得。 著者はその「隠されたもの」を何とか明るみに出そうと、聴力者や超心理学研究者、超常現象が起きた場所へと取材を試みている。 著者の姿勢はそのような現象を猛進するわけでもなく、かといって頭から否定するわけでなく、超能力や超常現象が、トリックである可能性をできるだけ排除したうえで誰にも明らかな形として紹介できないかという立場。 そのことは、自らトリックを使っていると明言してパフォーマンスを行うメンタリストにも及んでいることからもうかがえる。 しかしながら、取材を重ねてみても結局真相は明るみに出ず、依然として隠れたまま、あるいは隠されたままで結論は出ずじまい。 それでも著者はあとがきにあたる「終演」の項で、「説明できないことや不思議なことはいくらでもある。確かにそのほとんどは、錯誤かトリックか統計の誤りだ。 でも絶対にすべてではない。淡い領域がある。あいまいな部分がある。そこから目を逸らしたくない。見つめ続けたい。」とその決意を表明しているので、さらなるオカルト探求の旅の模様が知らされるのを楽しみに待つことにしよう。
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否定も肯定も留保するところは相変わらずだが、題材が題材なだけにワイドショーノリがどうしても出てしまうという森監督としては甘いというか、そもそも本腰入れていないというか。一見下世話な題材でも「FAKE」で見せた人間をむき出しにする手法がない。連載という紙面の問題もあろうが、ならば何...
否定も肯定も留保するところは相変わらずだが、題材が題材なだけにワイドショーノリがどうしても出てしまうという森監督としては甘いというか、そもそも本腰入れていないというか。一見下世話な題材でも「FAKE」で見せた人間をむき出しにする手法がない。連載という紙面の問題もあろうが、ならば何回でも分けて深堀して欲しかった。永田町の陰陽師の項は諦観という意味では最も掘り切っていない。刀すら抜いていない。それでも一番面白かった。 照れを忍んでいえば森達也の作品の根底にいつも流れているものは人間に対しての原初的な前提としての「愛」だ。どんなに胡散臭かろうと、間違っていようと一方的な批判や攻撃は決してしない。 オカルトという白黒つけることが、是非の立場をいっそう明らかにすることが強制されるジャンルについても変わらない。その隠されたコミットメントが本企画の主幹なのではないかとも思えてしまった。 ギャグはかなりの水準で笑えるのも嬉しい。
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決して、オカルトの正体がわかる本ではありません。そして答えが欲しい人には決してオススメしません。 読むだけでモヤモヤするだけです。 でも、その曖昧さが今日できる人には面白いと思います。 「オカルト」っと聞いて毛嫌いする人も多いでしょうが大概の人はどこかで少しでも関わっていると思う...
決して、オカルトの正体がわかる本ではありません。そして答えが欲しい人には決してオススメしません。 読むだけでモヤモヤするだけです。 でも、その曖昧さが今日できる人には面白いと思います。 「オカルト」っと聞いて毛嫌いする人も多いでしょうが大概の人はどこかで少しでも関わっていると思ういます。極端に言えば、「神頼み」や「厄払い」などもオカルトですからね。 どうして人はオカルトにひかれるんでしょう? 考えるヒントがここに書いてあると思いました。でも決して答えではありません。 イタコに超能力、心霊にUFO、そしてメンタリスト。 出会ってみたいものがいろいろと登場します。どれか一つでも興味あれば一読してみてください。 おすすめは「臨死体験者」かな(笑) 見えそうで見えないもの、隠されたもの、「オカルト」!それを見つけてみてください。
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『職業欄はエスパー』の続編と言っていいだろうか。 前著の方が著者の葛藤がうまく描かれていて面白い。本書では「わからない」ということで結論を出さないという結論を出してしまった後の話で面白みに欠ける(ように感じる)。同じ登場人物が出てくるが、オムニバス形式なので、ややストーリー性にも...
『職業欄はエスパー』の続編と言っていいだろうか。 前著の方が著者の葛藤がうまく描かれていて面白い。本書では「わからない」ということで結論を出さないという結論を出してしまった後の話で面白みに欠ける(ように感じる)。同じ登場人物が出てくるが、オムニバス形式なので、ややストーリー性にも欠ける。エピソードも時系列とは関係なく重なるとこも惜しい。
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著者はとても自分に正直な人だと『A3』を読んだときから感じていた。 世間の声と少し違っていても、自分の感じたことの方を信じずにはいられない。 あくまで真実を知ろうとする姿勢は、この本からも感じられた。 様々な超常現象を前にしても著者はそのまま信じないし、逆に失敗続きでも(ダウジン...
著者はとても自分に正直な人だと『A3』を読んだときから感じていた。 世間の声と少し違っていても、自分の感じたことの方を信じずにはいられない。 あくまで真実を知ろうとする姿勢は、この本からも感じられた。 様々な超常現象を前にしても著者はそのまま信じないし、逆に失敗続きでも(ダウジングのとき)その能力は嘘だったと決めつけはしない。 あるともないとも言い切れない。 超常現象とはもともとそういうものなのだ、と著者は思っている。 そういうスタンスの著者だからこそ、メンタリストDaiGoの章は純粋にすごいと感じた。 トリックや仕込みなしで、あんなに人の心を操れるのか…?
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幽霊なんていない、超能力なんてあるわけない・・・なんていいながらも、テレビで心霊特集が放送されていたらつい見てしまう。 本当にオカルトは存在するのか? 科学が進歩した今も、はっきりとしない世界の謎に迫る。疑う人も信じる人も一読の価値ありです。
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前著『職業欄はエスパー』の続編。前著は超能力者という「人」に密着し、価値観を揺さぶられる本だった。 今回はオムニバス形式をとり、「オカルト」と言われるものを幅広く取材する。超能力者、大学教授、メンタリストDaigoまで。 特に科学者の大学教授と対談形式をとる第17章、Daigo...
前著『職業欄はエスパー』の続編。前著は超能力者という「人」に密着し、価値観を揺さぶられる本だった。 今回はオムニバス形式をとり、「オカルト」と言われるものを幅広く取材する。超能力者、大学教授、メンタリストDaigoまで。 特に科学者の大学教授と対談形式をとる第17章、Daigoを取材する第18章。終盤だけど、重要な核です。 オカルトは見え隠れするもの。見ようとすると見れず、常に隠れようとする。森達也のグレーをグレーとしてそのまま受け取ろうとする文章で、この話題を捉えると、意図せずともこちらを悩ませる。
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オカルト的なものって解釈しようとしても、解釈しきれない部分がある。 やらせもあるけど、ホンモノもありそう。 わかんないなぁ、という内容。 それが面白いから、私はこういう世界は好きだと感じた。面白さを再確認するための本って感じ。 ただ、結論なんてないので、これを読めばオカルトがわ...
オカルト的なものって解釈しようとしても、解釈しきれない部分がある。 やらせもあるけど、ホンモノもありそう。 わかんないなぁ、という内容。 それが面白いから、私はこういう世界は好きだと感じた。面白さを再確認するための本って感じ。 ただ、結論なんてないので、これを読めばオカルトがわかる!と期待してる人には不向きかと。
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