聖女の救済 の商品レビュー

東野圭吾【著】

2024/02/27

『聖女』の『救済』。
一体誰が聖女で、どんな救済を施し続けていたのか。
それがこの事件のトリックとも言える。実に面白い。

2024/02/25

「救済」だったんだ。

関係ない人物を登場させる訳はないんだけど、全然関係なさそうな人物が繋がってたと分かる瞬間、最高に面白い。
あの絵葉書の内容で繋がりが判明した時は衝撃だった。

東野圭吾作品が面白すぎて他の作者に手が出しづらくなってる。
色んな本を読みたいが他の作者を読んでもしイマイチだった時、せっかくハマった読書に飽きてしまうんじゃないかという恐怖心さえある。
色んな世界を知るか、東野圭吾にどっぷりハマるか、非常に悩みどころだ。

2024/02/23

2024/2/23 読了

事件の真相に辿り着くまでの話しの進め方は、楽しく読み進めることができました。

テレビドラマのスペシャルで、原作になっていたのを覚えていて、トリック自体は把握してたのですが、そこに至るまでの背景は、覚えていなかったので、楽しく読み進めることができました。

2024/02/20

ガリレオシリーズ長編。冒頭から犯人は予想のついた状態で話が進む。不倫が絡んでいたり、犯行方法が毒殺であることなど少し地味な印象も受けるが、トリックは単純ながら全く予想のつかない大胆さに驚いた。草薙の人間性も深掘りされていて今作は魅力に感じた。タイトルの意味がわかった瞬間はゾッとするよりも、感動という気持ちになった。

2024/02/12

ある夏の日。玄関を少し開けて、その隙間から入ってくる風で涼みながら読みはじめたら、続きが気になりすぎて一気に読み切ってしまった。あの時の読書が心地よくて今でも覚えてる。

2024/01/24

　ガリレオシリーズ第5弾。長編では「容疑者Xの献身」に続き2作目となる。
　420ページほどだが、100ページ過ぎまで主人公のガリレオこと湯川学が登場しない。ちょっとその構成に驚きつつも読み進めていくと、まさかのトリック。このトリックは斬新だし、ある意味不可解極まりない。いろいろな意味で、まさに驚愕。こんなことを考えつく人は実際にいるのだろうか、考えついたとしても実行する人はいないだろうなとも思ってしまう。
　「マスカレードホテル」などでは登場人物も多く慌ただしい展開だが、本作は登場人物も少なく流れは理解しやすい。じっくり読めるミステリーとして、非常に面白かった。

2024/01/13

東野圭吾作品の中の個人的ベスト5に入ってくる作品。ガリレオシリーズなのですが、推理や事件の展開、トリックの意外性が面白いだけでなく、この作品は切ないんですよね…。読み終わるとタイトルの意味がわかります。ガリレオシリーズの中では1番好きかもしれない。

2024/01/12

最初から犯人が分かっている状態で始まるが犯人には鉄壁のアリバイがあり、殺害のトリックも全く予想できず、もしかして犯人は別にいるのでは...？と早く先が知りたくて夢中になって一気に読んだ。
最後、まさかの逆転の発想でさすが東野さん！なトリックが斬新だった。

2023/12/27

まさか、湯川さんが！ガリレオ絡みだと知らずに読んでてびっくり！でも、ガリレオ知らなくても大丈夫！巧妙なトリックと事件の背景にラストスパートがたいへん！

2023/12/26

　「愛してる人が、残酷な別の顔を持っているとしたら」
自分だったらどうするのだろう。とかなり考えさせられた。

びっくりする程にひきこまれる作品だった。

　殺害された真柴に関わった三人の女性たち。どんなに苦しく、切ない思いをいだいていたことか。彼女たちのやりきれない気持ちに深く共感できた。

　トリックが果てしない程巧みで、犯罪者の心情を表しているように感じた。