未来国家ブータン の商品レビュー
http://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/06/12/230011
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おもしろい~。ブータンってなんとなく清貧の国、と思っていたけどそんなことないなあ。京都大学~梅棹忠夫さんにつながるものが流れている個所に萌え♡
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決して地理的、エネルギー資源的に恵まれている訳でもないのに国民が幸福であるという。 本書では、その幸福の理由が国王にあるとらしいと指摘している。全国行脚を行い、国民から絶大な信頼を得ているブータン国王にリーダーシップのあり方を学ぶべきかも知れない。 まず置かれた状況が幸福である...
決して地理的、エネルギー資源的に恵まれている訳でもないのに国民が幸福であるという。 本書では、その幸福の理由が国王にあるとらしいと指摘している。全国行脚を行い、国民から絶大な信頼を得ているブータン国王にリーダーシップのあり方を学ぶべきかも知れない。 まず置かれた状況が幸福であるというところからスタートしているのがポイントだろうか。そして目指すビジョンを先進国とは別の軸で定義している。非常にビジョナリーなリーダーだと思う。 また、ブータン国王同様に著者の高野氏も幸福な考え方を持っている様に感じる。どんな辺境に行っても現地の人と交わり、状況を受け入れる姿勢が素晴らしいと感じる。 もしかして、この本はビジネス書なんだろうか。 ビジョンに基づく国家戦略と現場主義を実行するリーダー。そしてその現場レポートにおいても徹底したコミュニケーションに基づく相互理解。 雪男は、現場でのコミュニケーションを促進するみたいなもの。つまり雪男の話題でアイスブレークしている訳だ。
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ブータンのような国ばかりなら、きっと戦争は起きないだろう。 自由とはひどく不自由で、不幸であると思わせる。 もっとブータンとダライ・ラマについて知りたくなる。
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●「ブータン方式とは、国民の自発性を尊重しつつ明確に指導すること、もう一つは巧みな保管システム」 企業にも当てはまる。こんな組織を作りたいな~ ●未来国家ブータン 私たちがそうなったかもしれない未来
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『謎の独立国家ソマリランド』が非常に面白かったので、そこで「似てる!」と高野氏が評していたブータンを書いた本書にも挑戦。 相変わらず面白い! 今回は自らの疑問を確かめに、というのではなく、仕事として依頼を受けての旅だったようだ。え~、なになに、生物資源調査…?医薬品や食品を作る...
『謎の独立国家ソマリランド』が非常に面白かったので、そこで「似てる!」と高野氏が評していたブータンを書いた本書にも挑戦。 相変わらず面白い! 今回は自らの疑問を確かめに、というのではなく、仕事として依頼を受けての旅だったようだ。え~、なになに、生物資源調査…?医薬品や食品を作るための研究開発と。政府の公式プロジェクトで、本格的に始めるための第一弾調査ということらしい。 ご本人も、そんな専門知識もないのに調査なんて!と思いつつも、「雪男、いるらしいですよ」の一言にほだされて行くことしたとかなんとか。 う~む、さすが高野氏。 幸福の国ブータンにも被差別民はおり(政府としては解放されたとしているらしいが)、屠畜を生業とする者がその対象になるらしい。大乗仏教圏ではそういうところが多いのだそうだ。上座部仏教圏(タイやミャンマー)ではそうでもないというから面白い。 ソマリランドでも屠畜業者は差別されていると言っていたから、そのあたりが共通しているというのが興味深い。 昨年(?だったかしら?)来日されたワンチュク国王の記述もあり、「イケメン!」と評しているのがちゃんとイメージできるのでなんだか嬉しかったりして。 で、結局、高野氏の興味の中心、雪男やら未確認生物やらの話に終始し、高山病に苦しめられたり、あちらこちらで現地の人々にお世話になりまくり、珍道中のようになりながらもブータンを満喫(?)しているわけだが、私の読む限り、最後まで依頼された「生物資源調査」なるものはまったくされていないような気がする…。 果たしてこれで大丈夫だったのだろうか?? それとも私の読み込み不足?どっかでやってたっけ? それにしても高野氏、ブータンのゾンカ語まで喋れるようになっている。 一体、何か国語がおできになるのでしょう?
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今回は真面目な調査を依頼されたのに、雪男探しにテーマをすり替えて調査を始めてしまいました。幸せの国ブータンの裏を探るべく体当たりで臨まれましたが、今回は高山病などで辛そうでした。キーワードは「差別」と「毒人間」そして雪男…どれも煙に巻かれてしまった感じでした。 ブータン王国の政治...
今回は真面目な調査を依頼されたのに、雪男探しにテーマをすり替えて調査を始めてしまいました。幸せの国ブータンの裏を探るべく体当たりで臨まれましたが、今回は高山病などで辛そうでした。キーワードは「差別」と「毒人間」そして雪男…どれも煙に巻かれてしまった感じでした。 ブータン王国の政治は自然保護と生物多様性保全の観点から思想をしっかり持った非営利団体のようだ、国民の自発性を尊重しつつ明確に指導し、巧みな補完システムで国民の満足度を高めていると書いてありました。なるほど、国王は国民のアイドルでディズニーランドのような国というのも頷けます。
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すごく面白かったです! 高野さんが生物資源と少数民族の伝統的知識に関する情報収集をする任務を受けてブータンへ行くことになり、個人的には雪男を探したりするという話で、前に読んだソマリランドと同じように軽い文章でとても読みやすいです! 結局雪男も見つからず、生物資源も見つからなかった...
すごく面白かったです! 高野さんが生物資源と少数民族の伝統的知識に関する情報収集をする任務を受けてブータンへ行くことになり、個人的には雪男を探したりするという話で、前に読んだソマリランドと同じように軽い文章でとても読みやすいです! 結局雪男も見つからず、生物資源も見つからなかった(か書いていないだけ?)のですが、ブータンの文化の考察などは読んでいてとても面白くて、ちょっと勉強になるところもちゃんとありました! 今度は高野さんのミャンマーの本も読んでみたいです!
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いや~面白かったです。 ブータンという国のイメージは、あの震災後に日本に来てくれたワンチュク国王の凛とした様子、また龍の国であるという話しなどなどから、大変尊い素晴らしき桃源郷のような国であろうというように思っていた。 そうしたら、高野さん、人口はだいたい八王子と一緒くらいと...
いや~面白かったです。 ブータンという国のイメージは、あの震災後に日本に来てくれたワンチュク国王の凛とした様子、また龍の国であるという話しなどなどから、大変尊い素晴らしき桃源郷のような国であろうというように思っていた。 そうしたら、高野さん、人口はだいたい八王子と一緒くらいときた。雲の上の素晴らしき国と思っていた所が、急に身近と言うか、下世話な感じがしてきた。 今回の高野さんの表向きのミッションは国家プロジェクトの基礎調査。しかし本当の(!)調査は雪男をはじめとする不思議生物の存在を確認することだ。 いまどきはグーグルマップなどで世界中のどこでも家にいて見られるようになっているのだから、本当の未開の地なんてなく、不思議生物もいない…なんてことはなく、だからこそいるんじゃないか、いや絶対いるよって気持ちになり興奮しつつ読んだ。 あと、ブータンはつい最近まで、いや現在もというべきか、半鎖国国家だという点にも驚いた。
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