サクラ咲く の商品レビュー

辻村深月【著】

2012/12/07

一作目を読み終わったときはちょっと物足りないなあと思ったけれど、二作目・三作目と続くにつれてどんどん惹きこまれていった。三作目を読んだ後だと、一作目も感慨深いものに。
一作目・二作目と三作目のリンクは、それぞれ「夏休みに自由研究」と「白カビの喘息」がでてきたところで気が付いて、もっと早く気づけたよなあ…と悔しくなったり　笑　　気づいた瞬間のテンションの上り様と言ったら！
この人の本は、中学生と高校生で微妙に考え方の奥深さが違っていたりとか、年代別の心理描写が本当に巧みでいつも驚かされる。
集大成、という意味もあり、三作目が一番好きだった。現実に楽しみがないから、フィクションの世界を愛してるわけじゃない。そして、それを馬鹿にされるいわれもどこにもない。彼女だからこそ書ききれる想いだと思う。

2012/12/05

辻村深月さんの著書で、予約し ていたら可愛い本が手にとれ た。若いって、いつもドキドキ 感がいっぱいね！ちょっぴし、 若い気分になれ青春時代にタイ ムスリップしたようで楽しかっ た♪

2012/12/04

最近の辻村さんは大人の話が多かったので
久々に学生ものを読めて嬉しかったけど
やっぱりこの人は人の気持ちをかくのが上手い（笑）

最後の話しが好きです。

2012/11/25

探しに探して見つけた場所は児童書の場所でした。

表紙に驚いたものの読んでみると、「ああ、辻村さんだ！」ってなります。

「冷たい校舎の時は止まる」や「名前探しの放課後」の系統が好きな私は、最近の「鍵のない夢を見る」「水底フェスタ」等は合わず、もうこれきりかなあ…と思っていたところで。

この本はドンピシャでした。

児童書の部類ではありますが、幅広い世代の人に読んでもらいたい本です。

２作目と３作目のリンクにはほかの方のレビュー読んで気づきました。
苗字きたかーー！

１作目とのリンクには文字を追ってる時点で鳥肌立ちました(*^□^*)

やっぱり辻村さん、最高！

2012/11/18

2012/11/15
中学生向けだった。
爽やかでいい。中学生にも是非読んで欲しい。
いい人しかでてこないのかと思ったら違ってそれもいい。
お得意の、登場人物の未来がちょっとうかがえるリンクもいい。
みんな幸せそうで嬉しくなるから。
こうなってくると新聞部部長の未来も気になるところ。

追記
他の人の感想を読んで気付く。ありがとう。
3話目だけ違う媒体の掲載だったのね！
進研ゼミで1.2話を読んだ中学生が3話目があることを知って読み、
「うわー」ってなれば素敵だと思いました。
おそらく3話目こそが辻村深月だから。
辻村ワールドへようこそ。

2012/11/17

中学生向けと書かれていたけれど、とても清々しい話ばかりで、
大人でも十分楽しめると思う。
いつもの辻村作品みたいに何かひねったところは見受けられなかった。
直球勝負！って印象を受けたな。中学生にわかりやすいようにという配慮か。
３つの作品から成り立っていて、どの話にも少しつながりがあって。
表題作の「サクラ咲く」では、登場人物ひとりひとりにしっかりスポットが当てられていて、誰もが一本筋が通っている。
誰もがいいところもあり悪いところもあり、悩んでいたりする。そんなメッセージが込められていそうな、素敵な話たちだった。

2012/11/13

本屋さんでなかなか見つけられなかったところ、図書館で運よく発見し借りたんですが、なんと、進研ゼミで連載されていた内容だったんですね！
たしかに内容も文章も子供向けな感じでした。
特に２本目は「思ったこと、感じたことはきちんと口にしよう。そうすればよい結果につながるよ」的な内容で、私としてはイマドキはクラスの中心（？）的な子にそんな注意なんてしたら逆にイジメられちゃうんじゃないか・・・と思わなくもなかったんですが、そこは学生文学ですから、ちゃんと「逆にハッキリ言ってくれてありがとう」ってよい方向につながってくんですよ。
中高生の読む小説なんだから当たり前なんですが、やはり女性の裏側（？）を今までうまく書いてきた辻村さんだから、コレはちょっと物足りない感じがしました。

でも3本目のお話しは、さすが辻村さんの本領発揮といいますか、うまく1・2本目の主要メンバーを絡めてきてて、思いっきり名前は出さないのに読者を「ああ、そういうことかー」とうならせる感じがあってよかったです。
この3本目だけは進研ゼミじゃないんですね。
せっかくだから1・2本目を読んでた進研ゼミっ子に、この3本目の話しもぜひ読ませてあげたいと思いました。

うん、３本目があったおかげで読後感スッキリ♪

2012/11/06

表紙が非常に買いづらかった。
本を開いて読み進めるまで本当に辻村作品かと疑念がぬぐえなかった。

1つ目の話はタイムスリップの話でん？ってなったけど、2つ目の話はしっかりミステリー仕立てになっており、3つ目でしっかり辻村作品らしいリンクがある。

3つ目の話を読んでの素直な感想はよかったなーというものだった。

表題作が一番面白かった。全編さらっと読める。

2012/10/28

辻村深月という作者名の検索だけで図書館で予約。
貸し出しの時、装丁を見てビックリ！！

中学生向きだったのですね。

内容はかわいらしいけど、もの足らず、でした。

2016/10/12

短編(中編かな？)３作収録。
児童書(中学生から)ということもあって、中学生が辻村深月入門編として読むには良いと思います。
辻村さんの作品をほぼ読んだ私には、ちょっぴり物足りなかったかな。