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サクラ咲く の商品レビュー

3.8

138件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2013/06/04

これ、ホンマに辻村さんの本か?? っていうのが第一印象。 今まで読んできた辻村本と明らかに表紙がアニメタッチ。 半信半疑で読んでいったら、やっぱりこの本は辻村本だった。 私の好きな辻村本。 震えた。 嬉しくなった。 諦めなくてよかった。

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2013/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

始めの2作は中学生向けに書かれた事だけあって、 中学生が主人公の1人称だから当然なんでしょうが、 なんか文章自体も幼い感じ。 3作目に1作目と2作目の登場人物がちょろっと出てました。

Posted byブクログ

2013/05/19

辻村深月さんの作品はほとんど読んでいるのですが、見逃していた一冊。 ……ですが、ちょっと装丁がライトノベルっぽく、通勤時に持ち歩くのにはちょっと躊躇したので、読了が遅くなってしまいました。 「サクラ咲く」は若美谷中学を舞台にした「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」の2作品と...

辻村深月さんの作品はほとんど読んでいるのですが、見逃していた一冊。 ……ですが、ちょっと装丁がライトノベルっぽく、通勤時に持ち歩くのにはちょっと躊躇したので、読了が遅くなってしまいました。 「サクラ咲く」は若美谷中学を舞台にした「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」の2作品と、ボーナストラックのような「世界で一番美しい宝石」の計3作品を収めた短編集。 前知識なく読み始めたのですが、最初の作品「約束の場所、約束の時間」がタイムトラベル小説で、しかも100年後の未来とかゲームソフトとか、ちょっと物語が幼すぎる……と、思ったら初出が「進研ゼミ 中二講座」でした。 そうか、ウチみたいなおっさん向けの小説じゃなかったんや。 3作品とも、気恥ずかしくなるような瑞々しい気持ちが浮かぶ作品。 辻村深月さんらしい、ネガティブな感情に葛藤したり、キリキリと読み手に染みる展開は抑えめ。 中高生には入り込みやすい要素が一杯詰まっています。 ……が、やっぱりそこは辻村深月さん。「世界で一番美しい宝石」で、きちんとこの一冊を読んでいる人に向けての仕掛けを仕込んであります。気付かなくても、十分楽しめるのですが、気付くと「あぁ、良かったなぁ」と思える納め方。 やっぱり、辻村深月さんの作品は良いなぁ。

Posted byブクログ

2013/04/25

表紙の印象からわかるように、淡い青春の清々しさを感じるお話、三編が入っています。 個人的に一番好きなのは表題にもなっている「サクラ咲く」で、ここに登場するマチという女の子は、がつがつしていない、自分にコンプレックスがある大人しい女の子で、共感できました。自分もこんな風で、なかなか...

表紙の印象からわかるように、淡い青春の清々しさを感じるお話、三編が入っています。 個人的に一番好きなのは表題にもなっている「サクラ咲く」で、ここに登場するマチという女の子は、がつがつしていない、自分にコンプレックスがある大人しい女の子で、共感できました。自分もこんな風で、なかなか回りに溶け込めなかったと、思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。 辻村深月らしい、軽く謎解きなんかも入っているし、登場人物たちは癖がなく、好感が持てます。主人公でなくても、脇役たちもそれぞれ個性があって、こんな子がクラスにもいたなと懐かしく思えました。 今の学校でも、こういう子達ばかりならいいのにと思います(苦笑) 元々青春ものに、あまり良い印象を持って今まで読んで来なかったのですが、辻村さんのは、さらりと読めましたし、良かったです。中学生からとありますが、大人が読んでも遜色なく楽しめるお話かと。

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2013/04/15

読み進めるにつれ、辻村さんらしさが出てきて楽しめました。1作目と2作目はさすが進研ゼミ!というくらい爽やかなお話で、中学生じゃなくても、小学校高学年くらいから楽しめるかなと思います。私は3作目のお話が一番好きでした!図書室・本好きな方は特に楽しめると思います^^

Posted byブクログ

2013/04/01

読んでて中高生の頃の情景がぶわーって頭の中に溢れてきた。毎日毎日、今考えれば大したことない悩みを抱えて学校通ってたなぁってことを思い出させてくれた。と同時に、こんな10代を過ごせたらよかったな、とも思ってちょっと感傷的になったり。笑 やっぱり辻村さんはすごい。

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2013/03/24

よかったです。ちょうど私の年齢にも合ってました。初め二つもそれなりによかったですが、あまり共感はできなかったのに対し、最後の「世界で一番美しい宝石」はほんとよかったです。私も青春を謳歌しているとは言い難い感じなので、主人公にも共感できたし、新聞部の子に対して二人が反論してる場面な...

よかったです。ちょうど私の年齢にも合ってました。初め二つもそれなりによかったですが、あまり共感はできなかったのに対し、最後の「世界で一番美しい宝石」はほんとよかったです。私も青春を謳歌しているとは言い難い感じなので、主人公にも共感できたし、新聞部の子に対して二人が反論してる場面なんかでは、物語の中に引きこまれてしまいました。

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2013/03/23

短編3作。進研ゼミに掲載された作品だけあって 個人的には辻村さん“らしさ”に欠ける作品と思う。 中高生舞台の作品となると「冷たい校舎の~」や 「名前探しの~」と比べてしまう。

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2013/03/22

2013.03.22読了。進研ゼミで連載されてたのか?すごい爽やかな作風。でも、みーちゃんならではの感覚も少しだけ隠し味程度に入ってる。

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2013/02/28

進研ゼミ講座連載分と小説宝石掲載分の短編集。辻村さん独特の毒は薄めの青春小説。やっぱり面白い。他人に合わせて行動するのが苦手な明彦が転入生との出会いを機に変わり始める1話目。自分の意見がはっきり主張できず色々と押し付けられる機会の多いマチが見つけた図書館本に挟まれたメモ、一体誰が...

進研ゼミ講座連載分と小説宝石掲載分の短編集。辻村さん独特の毒は薄めの青春小説。やっぱり面白い。他人に合わせて行動するのが苦手な明彦が転入生との出会いを機に変わり始める1話目。自分の意見がはっきり主張できず色々と押し付けられる機会の多いマチが見つけた図書館本に挟まれたメモ、一体誰が?な2話目。自主制作映画の主演女優になって欲しいと”図書館の君”に懇願する映画同好会の一平たちの3話目。自分以外の人の嫌な一面も、その理由を知ることができたなら見方も変えられる。言葉になって初めて伝わる真意。伝えるって大切だ。

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