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日本を追い込む5つの罠 の商品レビュー

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26件のお客様レビュー

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2013/01/03

今、日本が陥っている状態や欧米の陥っている状況について解説されている本。 日本と欧米の状況は微妙に違いがあり、 まだ日本は欧米ほどの危機的な状況には陥っていないからこそ 欧米の状況を見つめ、 それを生かして軌道修正すべきだと論じられている。 最近の日本の状況と政府の対応に疑問...

今、日本が陥っている状態や欧米の陥っている状況について解説されている本。 日本と欧米の状況は微妙に違いがあり、 まだ日本は欧米ほどの危機的な状況には陥っていないからこそ 欧米の状況を見つめ、 それを生かして軌道修正すべきだと論じられている。 最近の日本の状況と政府の対応に疑問を感じている人は読むといいかも。

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2012/10/28

1994年に良書「人間を幸福にしない日本とおいシステム」を書いて注目をあびた著者が、現代の日本の状況に対して再び警鐘を鳴らした。 現在、日本は、アメリカやEU諸国よりもましな状況にあるという前提で日本の現状を好意的に捉えている。しかし次に記す5つの罠にはまり込むとアメリカの思うつ...

1994年に良書「人間を幸福にしない日本とおいシステム」を書いて注目をあびた著者が、現代の日本の状況に対して再び警鐘を鳴らした。 現在、日本は、アメリカやEU諸国よりもましな状況にあるという前提で日本の現状を好意的に捉えている。しかし次に記す5つの罠にはまり込むとアメリカの思うつぼになり、EU諸国と同様な失敗をおかす恐れがあると考えている。①TPP;これは経済だけの問題でなくアメリカの政治的な押し付け。これを推進するとアメリカ企業の搾取にあう。②財政緊縮;EU諸国でみられる国の負債に目をむける緊縮策は本来金融機関の失敗が問題だったのを国の問題に摩り替えている。③原子力政策推進;日本は太陽光エネルギーのトップをはしるべき、原子力推進させるべきでない。④沖縄の米軍基地;アメリカの保護国日本、自立すべき時。⑤権力への無関心;アメリカの侮蔑的な態度に対して自己主張をすべき。 

Posted byブクログ

2012/09/28

金融、沖縄の問題に対して非常に無知であったため、分かりやすく噛み砕いて書いてあったのでよかった。しかしながら、脱原発の章では普段大学でもよくエネルギー関連の文献を読んでいることから物足りなく感じた。なので、この著書は「世の中で何が起こってるかよく知らないから知りたい!」レベルの人...

金融、沖縄の問題に対して非常に無知であったため、分かりやすく噛み砕いて書いてあったのでよかった。しかしながら、脱原発の章では普段大学でもよくエネルギー関連の文献を読んでいることから物足りなく感じた。なので、この著書は「世の中で何が起こってるかよく知らないから知りたい!」レベルの人向けかと。個人的には、5つ目の罠で挙げられていた権力への無関心が印章的であった。この著書を読んで新自由主義、アメリカと日本のこれまでの歩みを詳しく知りたいと感じた。

Posted byブクログ

2012/09/27

書きおろしと言っても翻訳された日本語なので、ちょっと読むのにつまる感じがあります。 内容は至極当然の課題で、現状と照らし合せると、日本政府は5つの罠全てに自ら喜んで国民を陥れようとしています。 確かにこの国は「国家」ではありません。

Posted byブクログ

2012/09/05

真の「国難」に目を覚ませ!と日本贔屓のウォルフレン氏が指摘する最新本。 冷戦後もあいも変わらず世界戦略構図を変えない、ペンタゴン主導のアメリカ。 それに翻弄される日本、ヨーロッパ社会。 そして、ますます先鋭化するユダヤ系大資本。 アメリカ国家をもコントロールしてしまってい...

真の「国難」に目を覚ませ!と日本贔屓のウォルフレン氏が指摘する最新本。 冷戦後もあいも変わらず世界戦略構図を変えない、ペンタゴン主導のアメリカ。 それに翻弄される日本、ヨーロッパ社会。 そして、ますます先鋭化するユダヤ系大資本。 アメリカ国家をもコントロールしてしまっている巨大資本。 基本的には、以上のような構図が5つの罠を生んでいるとしているようだ。 ヨーロッパ社会よりは傷が浅さい日本。 はてさて、日本国民はこのサジェッションを受け入れられるのか。 「国家なき国」日本の正念場である。

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2012/07/22

■経済 1.もし初めから海外メーカーと価格競争を強いられていたら、日本の重工業も化学工業も今日のような発展を遂げることは決してなかったらだろう。世界に冠たる日本の自動車産業も、20世紀半ば以降の高率関税という壁で守らなければ、産業として成立することすらなかっただろう。 2.政...

■経済 1.もし初めから海外メーカーと価格競争を強いられていたら、日本の重工業も化学工業も今日のような発展を遂げることは決してなかったらだろう。世界に冠たる日本の自動車産業も、20世紀半ば以降の高率関税という壁で守らなければ、産業として成立することすらなかっただろう。 2.政権の座から転落する前の自民党と同様、日本の官僚もほとんど過去に生きている。官僚たちがそのような生き方をするのは、事態をかき乱すようなことをすれば、昇進できないからである。 3.日本にとっての罠とは、執拗に続く有害な慣例に対処しようとしないということだ。それは本来、習慣を基盤として生じ、さらに思考によって培われ正当化される。しかし本質的にはやはり習慣であるため、それはきわめて執拗につづく。

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2012/06/20

気になった1点のみ。 著者はソーラー発電を推しているが、ソーラー発電では夜間の発電量が下がってしまうことを考慮して言っているのだろうか? 無論夜間の電力量を原子力並みに供給する必要は無いだろうが、原子力の代替としてソーラーを使うのであればその点は考えなければならないのでは? ...

気になった1点のみ。 著者はソーラー発電を推しているが、ソーラー発電では夜間の発電量が下がってしまうことを考慮して言っているのだろうか? 無論夜間の電力量を原子力並みに供給する必要は無いだろうが、原子力の代替としてソーラーを使うのであればその点は考えなければならないのでは? また、夜間という毎日の問題以外にも日本には梅雨がある。東北地方など冬は雪の日も多い。本当にソーラーで大丈夫なのだろうか? 夜間や悪天候な日の分の電力を蓄電する施設まで作るのであればかなり広大で高コストなソーラー発電施設を作る必要があると思え、こういった点は地熱発電などよりも劣るところだと思うのだが。 ※僕は原子力推進派ではないが強固な脱原発派というわけでもない。念のため このソーラー推しから孫正義べた褒めへの流れは読んでいてどうしても引っかかった。

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2012/06/16

取り上げている話題はすばらしいと思うが、 議論にキレはない。 TPPに関してはそれが経済的な協定だけでなく、政治的な協定も含むことを指摘する程度の議論しかできていない。 原発に関しては完全に門外漢という感じだ。

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2012/06/16

TPP、財政緊縮、原子力発電、沖縄、権力への無関心・・・ どうも諸悪の根源は世界経済の金融化。製品やサービスなど社会にとって価値あるものを実際に生産するという面倒な中間プロセスを経ることなく、金から金を生み出す手法が世の中にはびこってしまった事にあるようだ。これによって生み出さ...

TPP、財政緊縮、原子力発電、沖縄、権力への無関心・・・ どうも諸悪の根源は世界経済の金融化。製品やサービスなど社会にとって価値あるものを実際に生産するという面倒な中間プロセスを経ることなく、金から金を生み出す手法が世の中にはびこってしまった事にあるようだ。これによって生み出された資産とは、金融機関の帳簿上に記されただけのでっちあげにすぎないいんだけれども、翻弄される世界経済の愚。日本は、まだましな状態にあるという。 いやぁ、この本を読んで、ますます投資というか、資産運用に対する熱が醒めました。 (2012/5/29)

Posted byブクログ

2012/11/11

はまると脱出不可能な罠、TPP、財政緊縮、非公式権力、対米隷属沖縄、権力への無関心 オランダの人なのに、日本の状況を論述できるなんて、ジャーナリストってすごい。

Posted byブクログ