ねえ、委員長 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お互いに認め合えて、尊敬できて、誰よりも相手のことを信じられるような関係が、素敵でした。 そんな恋愛ができたら、輝いて 認められてるような 感覚でいられるのかなと思いました。 夢ができて、 それを志すきっかけがあってって そういう瞬間が 素敵だなぁと思います。
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3つの短編?集が集まった本だけど、最後の「ねえ、委員長」の余韻が残りすぎて他の2つってどんな内容だったっけ?と振り返って忘れてしまった。どの物語も、あまり目立たない人と、社会的にも目立つような人との交流が描かれているけれど、この本を読んだら、教室の隅にいるような人って何か特別な才...
3つの短編?集が集まった本だけど、最後の「ねえ、委員長」の余韻が残りすぎて他の2つってどんな内容だったっけ?と振り返って忘れてしまった。どの物語も、あまり目立たない人と、社会的にも目立つような人との交流が描かれているけれど、この本を読んだら、教室の隅にいるような人って何か特別な才能があるんじゃないか、って思ってしまった。人は見かけによらないとも言うし、先入観に騙されずどんな人とでも分け隔てなく付き合えるようになりたい。
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あのころ、ついに言えなかったけれど、卒業しても、ずっとずっと好きだった君へ。 実らない恋も悪くない。だって、君をずっと好きでいられるのだから。 恋愛小説家・市川拓司による、かつて実らなかった三つの恋が十数年の時を超えて動き出す三つの中編小説。 『泥棒の娘』・・・黒板に印象的な絵を...
あのころ、ついに言えなかったけれど、卒業しても、ずっとずっと好きだった君へ。 実らない恋も悪くない。だって、君をずっと好きでいられるのだから。 恋愛小説家・市川拓司による、かつて実らなかった三つの恋が十数年の時を超えて動き出す三つの中編小説。 『泥棒の娘』・・・黒板に印象的な絵を描いた風変わりな同級生にひそかに署名なしの手紙を送った僕。 『ねえ、委員長』・・・どうしようもない落ちこぼれの転校生に、小説家としての才能を見出してしまった、優等生なわたし。 『Your Song』・・・誰にも群れず一人で長距離走の練習に励む私は、歌が抜群に上手いいじめられっこ・祐希くんを好きになってしまった。 (アマゾンより引用) うーん…?
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胸がきゅっとなって、涙がこぼれそうになりました。 市川拓司さんの本はまだ数冊しか読んでないけど、こんな感じのが好きだなぁ。 「恋愛寫眞」が好きな人はこれもおすすめしたくなります。 最後の話の『ねぇ、委員長」』はたまらなく切ない。その辺の少女漫画よりぐっときます。 委員長みたいな要...
胸がきゅっとなって、涙がこぼれそうになりました。 市川拓司さんの本はまだ数冊しか読んでないけど、こんな感じのが好きだなぁ。 「恋愛寫眞」が好きな人はこれもおすすめしたくなります。 最後の話の『ねぇ、委員長」』はたまらなく切ない。その辺の少女漫画よりぐっときます。 委員長みたいな要素は自分にはかけらもないけど、こんな風に人と接することができたらなぁ。 素直な恋がしたくなりました。
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三本の短編集 登場人物は三本とも学生で周りにうまく適応できない者の男女の心の繋がりの話し、なんだけど恋の話しのようで深く読めない。 大人の話しならまた違ったかもしれないけど若くないとこの設定はできないよな、読みやすいですけど。
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“わたしの悦びは、あなたに伝えることで初めて本当の悦びになるの。” 愛が身体中に染み渡って、涙腺が緩みました。
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素直に生きると浮いてしまう、歌や絵や小説に才能を発揮する君を見つけた語り部たち。長距離走を教えながら心ない人たちや感じる力のない人たちを内心で見下したりする。当たり前にある苛めや嫌いではなく間違っているという正義の集団攻撃。ひっそりと確かにある個性に某アイドルが重なった。未来で想...
素直に生きると浮いてしまう、歌や絵や小説に才能を発揮する君を見つけた語り部たち。長距離走を教えながら心ない人たちや感じる力のない人たちを内心で見下したりする。当たり前にある苛めや嫌いではなく間違っているという正義の集団攻撃。ひっそりと確かにある個性に某アイドルが重なった。未来で想いが通じる所が夢的。
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「今、会いにいきます」はミリオンセラーという話だが、その頃は男児二人の育児に追われ、恋愛映画など「けっ」と思っており、原作も読みたいなどと思いもせず…だった。 そんなわけで、いい年になり、始めて読んだ市川作品。 なんだか美しい詩のような、歌のような文章だった。昔の美しい映像を見て...
「今、会いにいきます」はミリオンセラーという話だが、その頃は男児二人の育児に追われ、恋愛映画など「けっ」と思っており、原作も読みたいなどと思いもせず…だった。 そんなわけで、いい年になり、始めて読んだ市川作品。 なんだか美しい詩のような、歌のような文章だった。昔の美しい映像を見ているような感じなのだ。三編の話が入っているが、どれも胸が震えるような切ない恋の話。ハッピーエンドで終わる最後のシーンも映画のワンシーンのようで、こういう作家さんもいるのだなぁ、と嬉しい発見。 若い頃にこういう物語に触れていたら、もっと違う生き方を見つけたかもしれない。
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青春時代の淡くて苦い恋の想い出を綴りながら、大人になった彼らが再会に向かう様を描いた3つの短編集。 主人公たちは皆一様に「不具合」を抱えていて、想像力が欠けている同級生から除け者にされながらも、自分を強く持ち、生きて、恋をしている。 こう書くとケータイ小説(死語?)などで有り...
青春時代の淡くて苦い恋の想い出を綴りながら、大人になった彼らが再会に向かう様を描いた3つの短編集。 主人公たちは皆一様に「不具合」を抱えていて、想像力が欠けている同級生から除け者にされながらも、自分を強く持ち、生きて、恋をしている。 こう書くとケータイ小説(死語?)などで有りがちな「イジメられてるけど、彼が支えてくれるから大丈夫」的な安っぽい物語と誤解されそうですが、全く違います。 市川拓司さんの綴る繊細な言葉が、主人公一人ひとりの心の機微を表現し、まるで絵画を観ているかのよう。ちなみに大人になった主人公がどの物語でも芸術的才能を開花させているところもすてき。 市川拓司さんの作品はどれも穏やかで暖かな空気を纏っていて、本作品も違わず、読者にささやかな幸福感を生み出します。彼の作品を読んでいるときは、いつも優しい大らかな気持ちに満たされます。
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