マルセル の商品レビュー
京都とフランスを舞台とする華麗な感じのミステリーだった。 有名絵画の裏にはこんな話もあるかもしれない。 新聞記者の父親の仕事に向き合い、同じ新聞記者の娘が段々ひも解いていく様が面白かった。 ちょっと中途半端な恋愛storyが話の流れを中断する用にも感じた。 母親との再会という最後...
京都とフランスを舞台とする華麗な感じのミステリーだった。 有名絵画の裏にはこんな話もあるかもしれない。 新聞記者の父親の仕事に向き合い、同じ新聞記者の娘が段々ひも解いていく様が面白かった。 ちょっと中途半端な恋愛storyが話の流れを中断する用にも感じた。 母親との再会という最後はちょっと意外な展開だった。
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ミステリーであり恋愛物でもある。新聞記者である千晶が持ち前の探索能力を生かして、父の残したノートをもとに死んだ母の謎に迫る。ありえないようで、あるかもしれない父母の愛の形に納得できるかどうかが、この物語の好き嫌いを分けると思う。
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高樹のぶ子さんの作品は初めて。文章は丁寧に書かれているが、読みやすかった。所々、人生についての教訓めいたフレーズも挿入されている。それがストーリーと見事にマッチし、何とも言えぬ絶妙の味を出している。 登場人物の性格が明確でわかりやすい。オリオさんの存在は大きく、主人公の揺れ動く気...
高樹のぶ子さんの作品は初めて。文章は丁寧に書かれているが、読みやすかった。所々、人生についての教訓めいたフレーズも挿入されている。それがストーリーと見事にマッチし、何とも言えぬ絶妙の味を出している。 登場人物の性格が明確でわかりやすい。オリオさんの存在は大きく、主人公の揺れ動く気持ちが、巧みに表現されている。 全体の構想もしっかりしているし、意外な展開を最後まで楽しめた。
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新聞記者の娘が父の遺したノートから自分のルーツを辿っていく。 ロートレックのマルセルにまつわる物語。 ミステリー仕立てで謎めいているので私には読みにくかったが、力作であることはまちがいない。 絵画の真贋をめぐる話としては原田マハの『楽園のカンバス』もおもしろかったが、この作品もテ...
新聞記者の娘が父の遺したノートから自分のルーツを辿っていく。 ロートレックのマルセルにまつわる物語。 ミステリー仕立てで謎めいているので私には読みにくかったが、力作であることはまちがいない。 絵画の真贋をめぐる話としては原田マハの『楽園のカンバス』もおもしろかったが、この作品もテーマは同じだ。
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ちょ~っと長すぎるかなぁ。 ミステリの割にハラハラドキドキ感もあまりなく あまり入り込めなかった。 出だしの実家の整理のところなんかは いい感じだったんだけど惜しいなぁ。
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