マツリカ・マジョルカ の商品レビュー
苦めの青春ミステリ。ミステリ要素は味付け程度、現実味ある辛めの真相や主人公の内面を通して青春の裏側の孤独や痛みが描かれています。 内気で他人と上手く接することのできない男子高校生、柴山くんにかなり共感。謎の少女マツリカに、いらいらしたり、太ももに悩殺されたりしながらも、忠犬...
苦めの青春ミステリ。ミステリ要素は味付け程度、現実味ある辛めの真相や主人公の内面を通して青春の裏側の孤独や痛みが描かれています。 内気で他人と上手く接することのできない男子高校生、柴山くんにかなり共感。謎の少女マツリカに、いらいらしたり、太ももに悩殺されたりしながらも、忠犬のように従い学校の怪談を調べる姿は応援したくなります。 謎を残しつつもきれいにまとまっていますが、続きが読みたいですね。
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廃ビルに住む魔女のような少女が探偵役と、その下僕となった内気な少年の連作学園ミステリ。 サンドリヨンよりもミステリ要素は薄いけど切なさアップな青春小説で、無理のありすぎなキャラに関わらず惹かれてしまいました。
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学園物推理小説といったところか。学校近くの廃墟のビルでであった先輩と思われる女性徒と主人公の関係を通じて、主人公の姉コンプレックスのなぞに迫っていく。これまた学校になじめないちょっとオタク気味の少年の物語。二作続いてオタク気味の少年の小説を選んだのはちょっとおかしいのかなあ自分が...
学園物推理小説といったところか。学校近くの廃墟のビルでであった先輩と思われる女性徒と主人公の関係を通じて、主人公の姉コンプレックスのなぞに迫っていく。これまた学校になじめないちょっとオタク気味の少年の物語。二作続いてオタク気味の少年の小説を選んだのはちょっとおかしいのかなあ自分が。時間つぶしにはいいけど。
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〈内容〉柴山祐希、高校1年生。冴えない学園生活が、彼女――マツリカと出会い一変した。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされる憤りと男子的モヤモヤした感情の狭間で揺れながら学園の謎を解明する。ビタースイートなミステリ!
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学園ものってちょっと苦手なんですけどね。なんというか、青春とか思春期的な鬱陶しさとかあんま興味ないというか。 読み始めて感じたのはその鬱陶しさですかね。ぼっちを気取りながらも結局はかまって欲しい感じの主人公がまた鬱陶しい。そしてエキセントリックな女子生徒がからんで……といういかに...
学園ものってちょっと苦手なんですけどね。なんというか、青春とか思春期的な鬱陶しさとかあんま興味ないというか。 読み始めて感じたのはその鬱陶しさですかね。ぼっちを気取りながらも結局はかまって欲しい感じの主人公がまた鬱陶しい。そしてエキセントリックな女子生徒がからんで……といういかにもラノベっぽい流れが。。 それでもなんとなく楽しんで読めたような気がします。この作者さん特有の「最後になんだかんだうまくまとめて」というのが。なんだか丸め込まれたような気もしますがw 序盤から中盤のだれっぷりを綺麗にまとめる才に長けているんだろうか?読後感はそんなに悪くなかったです。 しかし、太ももに関する描写が多すぎ。どんだけ太もも好きなんだww
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設定がとてもメルヘンチック。廃ビルの中で双眼鏡を片手に主人公を待つ謎めいた女子高生。上から目線を最初から最後まで崩さない。心に傷を持つ主人公を手のひらで転がす様は読んでいても苦笑する場面も。もう少し若い頃に読めばもっと面白かったのだろうなと思った。高校を舞台に日常の謎となると使い...
設定がとてもメルヘンチック。廃ビルの中で双眼鏡を片手に主人公を待つ謎めいた女子高生。上から目線を最初から最後まで崩さない。心に傷を持つ主人公を手のひらで転がす様は読んでいても苦笑する場面も。もう少し若い頃に読めばもっと面白かったのだろうなと思った。高校を舞台に日常の謎となると使い込まれた題材だけにちょっと変わったことをしたのかったのだろうなと作者の意図は理解。
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2011年日本推理作家協会賞(短編部門)候補作になったという『原始人ランナウェイ』を読みたくて本を手に取る。 「姉さん、大変です。僕は今、原始人を捜しています」 いまひとつ学校になじめない高一男子柴山は、雑居ビルの屋上から飛び降りようとしている同じ学校の女子生徒を見かけ、おも...
2011年日本推理作家協会賞(短編部門)候補作になったという『原始人ランナウェイ』を読みたくて本を手に取る。 「姉さん、大変です。僕は今、原始人を捜しています」 いまひとつ学校になじめない高一男子柴山は、雑居ビルの屋上から飛び降りようとしている同じ学校の女子生徒を見かけ、おもわず助けに向かう。その女子生徒は『マツリカ』と名乗り、この廃ビルに棲んでいるという。かくしてシスコンでMっ気がある『柴犬』柴山は、マツリカに無理難題を押し付けられ、こき使われることとなるのだが... 青春ミステリというよりは、ミステリ風味のジュヴナイルといったほうがよいのか。積極的な謎解きよりも、思わぬ真相が明かされるといった要素の方が強い気がする。 収録作『原始人ランナウェイ』は、タイトルの語感の能天気さからは想像できない真相で、学生生活の残酷な側面を見せつけられた。全体的に『青春の苦さ』を超えた痛ましい話が多い。 主人公柴山がちょっと卑屈過ぎるとも思ったが、そこがこのミステリの主題だったのかもしれない。マツリカの描写も、いわゆる『萌え』や『エロ』が少々あざといと感じたが、それも柴山の目を通した姿だと思えば理解できる。
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前作が面白く、表紙の絵にもひかれ読みました。 ― 冒頭の原始人をさがしています ―という文言でググっと その世界観に引き込まれました。 プチストーリーが4編で、その一つ一つに伏線が張ってあって、最後のストーリーにつながるという手法は前作同様。 この張り方がうますぎて、毎回気づかずにとても楽しく読ませていただきました。 事件にもならないような話。だけど、心の問題としては重大な事件を怪人〇〇として、のどかに解決するというのがより楽しく読めました。 これで終わりなのかな、続編があれば読んでみたいです。
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相沢さんの作品は好みの問題でしょうけど、ヒロインがイマイチ…。 ちょっとこう、ミステリアスな感じの淡々とした人が好きなんだろうなあ、と思わされます。 好みじゃない…。 あとは微妙な凝り方をされているので、途中で何の話だったっけとちょっとごちゃごちゃになりやすいような気もします。 私の頭が悪いだけなんでしょうけども、ちょっと整理しないと、っていう部分はあるような。 しかし本当にヒロインが謎。 何を考えているのかもいまいちわかりにくいし、何でそんな所に居坐り続けるのかもちょっとよくわかんない。 もう少しその辺り掘り下げてください!となってしまいました。
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タイトルと表紙で気になっていたこの作品。 フォロワーさんから「太ももミステリ」と教えてもらったことが、 読むと決意した最大のきっかけに。 「太ももミステリ」その言葉に偽りなし。 マツリカさんの太ももや姿態に見惚れてしまう柴山の 気持ちが痛い程によくわかる。 脚フェチ、太もも好き...
タイトルと表紙で気になっていたこの作品。 フォロワーさんから「太ももミステリ」と教えてもらったことが、 読むと決意した最大のきっかけに。 「太ももミステリ」その言葉に偽りなし。 マツリカさんの太ももや姿態に見惚れてしまう柴山の 気持ちが痛い程によくわかる。 脚フェチ、太もも好き男としてはその視線になってしまう。 わからないのは、そこで我慢してしまって、 触るという行動に移さないことか。 それをしてしまったら、作品ジャンルが変わってしまうけど… 「氷菓」に続く、人死にがない日常のミステリ作品。 こういうのもいいね。 男女二人のキャラクターの会話で話が進んでいくという点で 「謎解きはディナーのあとで」を憶い出した。 その作品よりも圧倒的にこちらの方が面白い。
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