ラン の商品レビュー

森絵都【著】

2013/07/13

『カラフル』と相通ずる感がある。好き嫌いが分かれるようだが、森さんのこの手のものは結構気に入ってる。
溶けたものの降り注ぐなか走り始めるシーンは映画のエンディングの様で美しいのだけれど、出来ればもう少し先まで物語を続けて欲しかった。走り出し、走り続ける環たちのその後がすごく気になる。

2013/07/05

どんな内容かは全く知らず、ただ森絵都さんの新作(私にとっては)ということで読みたいと思っていた本。

前知識がなかっただけに、こんな話だったのか！と驚いた。まさかランニングの話とは。カラフルを読んでいるときに似ていた。森絵都さんの死生観って不思議。

感涙と書いてあったけど泣かなかった。多分、環さんと私が似ていないからだ。

環さんが、冒頭からは想像できないほどにどんどん前を向いて生きていく姿に、がんばれ、と思いながら読んでいた。

大島くんが好きです。

皆の走った後はどうなったのか気になる。小枝ちゃんとハタくんは？大島くんと環さんは？オーダーメイドシューズは？イージー・ランは？

ランニングを始めたくなった。

2013/06/13

この本時間かかったなー。

生と死の世界を行き来して、成長していく物語。

生きていようと、死んでいようと、人と人との関係に永遠はない。

2013/06/13

予想通りの展開になるかな？と思ったら、そうではなくひとひねりもふたひねりもある感じでした。終わり方が少し残念…もう少し結果まで見たかったなぁと。早起きして走りたくなりました笑

2013/05/14

キャラがみんな個性的で、話が進むにつれ成長も見えてきておもしろかった。

主人公のキャラが唯一好きではなかったけど、成長物語にするためにはこういう性格から始めないといけないんだろうなぁ。
…なんて思いつつ、成長したあとでもたいして好きと言えるキャラに成長しなかったけど(笑)

2013/04/06

環の語り口調になかなかなじめず、キャラの濃すぎる登場人物達もやり過ぎ感がありました。
ただ、死んでしまった家族との再開が本当に切なくて…何度も涙。

軽やかに爽やかに最後まで進みます。

2013/03/25

さわやかで、ちょっぴり切ない。
それでも、曇った雲が少しずつ、
少しずつさわやかな風によって流されていくような
そんな感覚で本を閉じました。

大切な人を失って生きている人も、
大切な人を残して亡くなった人も報われるかも。

天国にいる人たちにも読んでほしーな。。なんて。

ほんとはこの環ちゃんのようなことは不可能なので、
だから生きている人は生きている同士、
仲良くやってかなきゃだよね。

環ちゃんたちと、イージーランナーズのみんなと、
一緒に人生を走っている気分になりました。

2013/03/19

あの世に家族に会いに行く話。

自転車で行けるとは。

タイトルは『ラン』だけど走ることは主題ではない。
そして感涙でも青春でもない

2013/03/16

2013.03.16

裏表紙の言葉が気になり手に取りました。

もう動けない。一歩も歩けない。
呼吸さえもおぼつかない。
生暖かなアスファルトに頬をつけ、
かつてない倦怠感を全身に覚えながらもっと、もっと、と思った。

もっと、もっと体力をつけなければ、
もっと、もっとつらいことも受け止められるように。

走ったら私も何か変わるかな

2013/01/23

直木賞受賞第一作、の帯にひかれて購入しました。
前半はなかなか入りこめなかったけど、後半物語の中にぐっと入れました。

続きがあれば、読みたい一冊☆