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政府は必ず嘘をつく の商品レビュー

4.1

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

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2013/11/30

「アメリカの10年遅れが日本」と昔から言われているが、2001年の9.11以降アメリカ政府が行ったことを、2011年の3.11以降日本政府がなぞっているとは驚き。 なるほど、「直ちに健康に影響はない」を始めとする3.11関連の政府の欺瞞は、9.11を経験したアメリカ人には織り込み...

「アメリカの10年遅れが日本」と昔から言われているが、2001年の9.11以降アメリカ政府が行ったことを、2011年の3.11以降日本政府がなぞっているとは驚き。 なるほど、「直ちに健康に影響はない」を始めとする3.11関連の政府の欺瞞は、9.11を経験したアメリカ人には織り込み済みなのか。 先週読み終わった「瀕死の双六問屋」のキヨシローの言葉「地震の後に戦争がやってくる」との既視感がハンパない。

Posted byブクログ

2013/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書かれているのは民主党時代の野田内閣当時のようだが、そのまま今の内閣にも当てはまる内容。 世界の常識は国民にとって非常識の警告。 ああ、恐ろしい・・・私たちは完全に政府とマスメディアに騙されているようです。 このまま、全てテレビや新聞の記事だけを見て信じていたら大変な事になるという、様々なこれまでの事例や事実から警告が発信されています。 3.11以降の日本が9.11以降のアメリカのたどった道をまた歩むのか? これは沢山の方に読んでもらいたい本であり、一冊は常備して読み返してもらいたいバイブルのような警告の書だと思います。 本の中のこの言葉が一番胸に刺さりました。 【〈原子力ムラ〉と〈戦争ビジネス〉。どちらもシステム維持のための強力なプレイヤーは、政・官・民・学とマスコミ、そして私たち国民の思考停止だ。 】 ★5つに値する必読の書だと断言しておきます。

Posted byブクログ

2013/05/08

福島県の瓦礫処理を受け入れた東京都。処理業務を落札したのは「東京臨海リサイクルパワー株式会社」。高い入札条件を満たす事業者はここ一社なので、表向きは一般入札だが事実上の随意契約(一本釣り)。この企業は95.5%を東電が出資。そして、東電の大株主は東京都で、東電は東京都幹部の一番の...

福島県の瓦礫処理を受け入れた東京都。処理業務を落札したのは「東京臨海リサイクルパワー株式会社」。高い入札条件を満たす事業者はここ一社なので、表向きは一般入札だが事実上の随意契約(一本釣り)。この企業は95.5%を東電が出資。そして、東電の大株主は東京都で、東電は東京都幹部の一番の天下り先。さらに東京都は東京臨海社への瓦礫処理対策費運転資金70億円を貸付し、受け入れ費用は三年間で280億円。これが日本での資金のピラミッドの具体例。この事例だけでも本書を読む価値がある。 ここからは私の見解。 本来?であればこうした搾取は大新聞や民放が報道すべき事件だが、政府の犬と化したメディアには所詮ムリな話。こうした事は毎日新聞の西山太吉氏が沖縄の返還補償費問題をスッパ抜いた時に、大衆の興味の矛先を西山氏と外務省職員との不倫疑惑にすり替えられ、結果世間から抹消された件でも実証済み。ちなみに時の総理は米国からの御礼としてノーベル平和賞を貰ってますね。と、この様に政府は不都合な真実を隠蔽し、大手マスメディアは大衆の目先を変える事に加担している。わかりやすいスローガンやキャッチに踊らされず、誰が得をするための政策か、お金の流れを見ればそこに真実がある事を示唆してくれる必読書。リビアのカダフィもドルの価値を維持するために米国に抹殺されていた事実を知るべき。

Posted byブクログ

2013/03/29

なんとなくの知識しかなかったTPP。アメリカでもこんなに反対されていたとは。 知らないことが多すぎる。 受身でいては、分からないことが多すぎる。

Posted byブクログ

2013/03/10

世界情勢の中で、政府機関の嘘を我々が信じさせられているのではないか? 9.11以降のテロとの戦いは、何だったのか?誰が得をして、被害や迷惑を被った側は誰なのか?10年経過して、アメリカは、どうなったのか。同じようなスキームに、日本の東日本大震災、3.11はなっていないだろうか?政...

世界情勢の中で、政府機関の嘘を我々が信じさせられているのではないか? 9.11以降のテロとの戦いは、何だったのか?誰が得をして、被害や迷惑を被った側は誰なのか?10年経過して、アメリカは、どうなったのか。同じようなスキームに、日本の東日本大震災、3.11はなっていないだろうか?政府は、我々に、どんな意図をもって、正しくない情報を広めているのか。読んでいくうちに、マスコミ経由の情報は、全くあてにならないと実感しました。こんな状況を安易に受け入れてはいけないと考えさせられました。

Posted byブクログ

2013/02/23

軽く目を通しただけて読むのをあきらめました。このてのジャーナリストが真実を発信する形のパターンの中でも主観が強すぎます。(本書が発売された時点ですでに)新しいことはなく、すでに別の人が主張しています。 アメリカで起きたことは日本でも起こる。そう感じたときの相手の発言は常に正しい...

軽く目を通しただけて読むのをあきらめました。このてのジャーナリストが真実を発信する形のパターンの中でも主観が強すぎます。(本書が発売された時点ですでに)新しいことはなく、すでに別の人が主張しています。 アメリカで起きたことは日本でも起こる。そう感じたときの相手の発言は常に正しいことになっている。取材現場にいた人の意見が正しく、政府が公表したものは間違っている、との前提が強固にあるため何が正しくて何が正しくないのかを検証しているとは思えません。 また政府とメディアの関係も問題視していますが、アメリカと日本では癒着の形態が異なるのでアメリカのメディアが嘘をついたから日本のメディアも嘘をつくことにはなりません。

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2013/02/17

政府やメディアが流す情報は曖昧で嘘が多い、なんてここ数年よくいうようになったと思うのですが、何故そういうことが起こるのか?の背景について書かれている本、という感じでしょうか。 僕は311以降ですかね、そういうことが急激に意識が向くようになり、色々調べてみると???なことにぶちあ...

政府やメディアが流す情報は曖昧で嘘が多い、なんてここ数年よくいうようになったと思うのですが、何故そういうことが起こるのか?の背景について書かれている本、という感じでしょうか。 僕は311以降ですかね、そういうことが急激に意識が向くようになり、色々調べてみると???なことにぶちあたり、政、官、財、学、メディアの関係について知る事になりました。 別途、日本の戦後について米国の介入が凄まじい事も知りましたが、近年のグローバル化や多国籍企業が唱える成長とは、俗にいわれる1%と人たちの利益を追求しているだけという視点があることも知りました。(一時、これらを陰謀論でくくって考えていましたが、本書ではそんなレベルのものではなく、現実に目に見える範囲で起こっていることと書かれています) この本は主に311以降に焦点があてられ、原発、TPPを題材に、カラクリの事例や、それへの気付き方についてが説明されており、もっともまずいのは市民が無知であること、だと書かれています。比較的ライトな書かれ方がされているので、少しでも疑問を感じた事がある方は手に取ってみると良いと思います。 賢い人はとっくに気付いていたことかもしれませんが、そうではない僕らのような人たちは、こういった事実があることも知り、何が正しいかを知ることを訓練しておくといんじゃないかなぁ、と僕は思っています。 TPPによってこれから日本を起こって行く事をイメージすると、なんだよどうにも止められないのかねぇ…と思ったりするわけですが、完全同等とは言わないまでも、アルゼンチンがそういった状況から脱する事ができていることが本書で書かれており、まるっきり光明がないわけでもないのかと少し安心しました。(別途調べてみるとこれはこれでとても複雑な経緯があるようですが…)

Posted byブクログ

2013/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米国野村証券に勤務中、アメリカの9.11テロに遭遇。 以降、ジャーナリストとして活動を行っている著者。 「政府や権力は嘘をつくもの」ということを前提に、 原発、TPP、東北震災などの日本の重要な問題に対する真実、それを隠そうとする政府はどんな意図を持っているのか、を伝えてくれるとともに、アラブの春やバラ色革命などの世界情勢の裏側の現実も教えてくれる一冊。 これから、僕たちに求められるのは、発表される情報に疑いを持ち、自分たちで調べて、判断して、そしてそれに対する行動だと思った。 今まで以上に、毎日を真剣に考えて生きる必要があると痛感した、そうでなければ、明日は今までの生活が全て壊されているかもしれないから。 「違和感」という直感を見逃してはならない。 以下、気になった点をピックアップ。 ■ショック・ドクトリン ⇒災害やテロ、クーデターや大規模伝染病など、人々が恐怖とショックで思考停止に陥っている間に、企業寄りの過激な市場化政策を推し進めてしまう手法。 *ハリケーン・カトリーナの被害を被ったニューオリンズでは、「復興」の名の下に、地元民の意見を完全に無視した大規模な民営化が行われた。政府と癒着のある企業に事業が任せられ、政府は【不法移民の雇用解禁】と【最低賃金の撤廃】という規制緩和を行ったため、地元民は大きな打撃を被った。また、市場原理主義をベースとした教育改革(ブッシュ政権下の「落ちこぼれゼロ法」)により、教師は大幅に解雇され、組合が解体されてしまった。 現在の日本に鑑みると、東日本大震災の被災地がそこに該当。 政府は、同震災の被災地を「復興特区」に認定、被災地の農地や漁業権、住宅などを、外資を含む大資本に解放し、金融等の規制緩和を適用。企業や行政に大きな権限を委ねるものとなっている。 ■TPP ⇒2015年までに工業製品、農産物、知的所有権、司法、金融サービスなど、24分野の全てにおいて、例外なしに関税その他の貿易障壁を撤廃するという内容。 企業がその国の政府を相手に訴訟を起こす権利(ISD条項)も付与される。例えば、政府が自国の産業に対して、保障制度などを採用した場合、外資などの企業は"不当だ!"と訴訟を起こすことができるようになる。 ■リビアの真実 ⇒リビア人は、高学歴・高福祉の国であるリビアを誇りに思っている。独裁者と呼ばれるカダフィは、家を持つことは人権だと考えており、新婚夫婦には約5万米ドルもの住宅購入補助金を、失業者には無料住宅を提供、豪邸は禁止。車購入時、政府が半額を補助。電気代は無料、税金ゼロ。教育・医療は高品質のものが無料で受けられる。大家族の食料費は固定相場、ローンは全て無利子。農業を始める国民には、土地、家、家畜、種子など国が無料で支給。カダフィ政権が始める前の識字率は10%以下だったが、現在は90%以上。これらの政策は、全て豊富な石油資源によるもの。 アラブの春と呼ばれる運動は、石油などの利権が絡んだ西欧メディアによる"メディア戦争"。

Posted byブクログ

2013/01/03

ものごとの本質に気づくことの重要さや、正しいと思われる情報を自分で見つけだすことの重要さについてかかれている。 最近の日本政府の対応などをよくみて、その裏に隠された真実にきづけ! というメッセージが随所にちりばめられている。

Posted byブクログ

2012/12/29

久しぶりにじっくり時間をかけて読んだ。 それぐらい内容が濃く、今まで何も疑わずにいた事は、考える事を放棄してた事でもあるのかなと反省。

Posted byブクログ