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花酔ひ の商品レビュー

3.1

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    3

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2014/01/04

京都と東京に住む二組の夫婦がそれぞれに不倫をする。そして破局を迎えるが対照的な破局を迎える。 どちらの不倫も結果的に女のしたたかさと男の浅はかさを露呈している。官能的性行為の模写は女性作家とは思えないほどに凄い。

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2012/08/03

 妥協?のような形で一緒になった2組の夫婦。この結婚は正しかったのか?とそれぞれが感じ始めている。そしてこの夫婦同士が出会うとついにに2組の夫婦関係の崩壊が始まる。この出会いは必然かそれとも偶然だったのか?  人間描写は本当に上手。それは老若男女問わず。でもドロドロしすぎて・・・...

 妥協?のような形で一緒になった2組の夫婦。この結婚は正しかったのか?とそれぞれが感じ始めている。そしてこの夫婦同士が出会うとついにに2組の夫婦関係の崩壊が始まる。この出会いは必然かそれとも偶然だったのか?  人間描写は本当に上手。それは老若男女問わず。でもドロドロしすぎて・・・少し苦手でした。なので星★★ということで。

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2012/07/19

官能小説ですね。 おばあちゃんがカッコイイけど、当事者のときははた迷惑な人だったのかも。その後が気になるわぁ。

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2012/08/11

村山由佳著『花酔ひ』読了。 ダブルファンタジーが衝撃的で村山作品が気になった。 密かに暑い夜に少しずつ読み進めた。 官能的な描写満載であるが,恋とはそういうものか… 心情描写の奥深さに圧巻。さすが村山由佳と思わせる内容です。 純愛路線も良いが、この路線も美しい。今後作品のさらな...

村山由佳著『花酔ひ』読了。 ダブルファンタジーが衝撃的で村山作品が気になった。 密かに暑い夜に少しずつ読み進めた。 官能的な描写満載であるが,恋とはそういうものか… 心情描写の奥深さに圧巻。さすが村山由佳と思わせる内容です。 純愛路線も良いが、この路線も美しい。今後作品のさらなる心情描写に期待します。

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2012/07/09

まぁ最近の村山由佳の作品にしては読み応えがあったような気がしなくもない…。 麻子と正隆のやり取りはわりと好きだった。だからこそラストは味気無いな、と思うわけだけれども。 どうせなら最後まで突っ走ってしまえよ!とか思ってしまったり…。 誠司絡みの事で麻子の鈍さというかお気楽さには...

まぁ最近の村山由佳の作品にしては読み応えがあったような気がしなくもない…。 麻子と正隆のやり取りはわりと好きだった。だからこそラストは味気無いな、と思うわけだけれども。 どうせなら最後まで突っ走ってしまえよ!とか思ってしまったり…。 誠司絡みの事で麻子の鈍さというかお気楽さには少しイライラする部分もあったけれど、どうしても正隆と惹かれ合ってしまう様なんかはちゃんと恋愛小説してんるじゃないでしょうか。 逆に誠司と千桜なんかはあまり好きになれないタイプのキャラクターだった。 読んでて登場人物ごとに好き嫌いが出てくるのは、それなりに引っ張り込む力があったんじゃないかと思うのですが…。 ダブルファンタジーとかに比べれば全然読めます。

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2012/07/08

確かに、花のむせるような匂いに囲まれて、軽く眩暈を起こしそうな本だった。 好みじゃないなぁ。残念ながら。 欲と弱さとにまみれた登場人物の中で、おばあちゃんの言葉はあまりにもまっとうで、凛としていて、瀬戸内寂聴さんみたいだった。 相手を間違えるんじゃなくて、順番を間違えちゃうん...

確かに、花のむせるような匂いに囲まれて、軽く眩暈を起こしそうな本だった。 好みじゃないなぁ。残念ながら。 欲と弱さとにまみれた登場人物の中で、おばあちゃんの言葉はあまりにもまっとうで、凛としていて、瀬戸内寂聴さんみたいだった。 相手を間違えるんじゃなくて、順番を間違えちゃうんだよなぁ、神様って。

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2012/06/30

えっちな本が急に読みたくなりました(笑) でもまあ、正直「いややあ!やめてえ」とか「あっ…ああん」とか もうごちそうさまって感じです。 欲求不満なときに読むことをお勧めします笑 村山さんがお上手だなあと思うのは 4人(麻子、正隆、千桜、誠司)を順番に、そして微妙に時間軸をずらし...

えっちな本が急に読みたくなりました(笑) でもまあ、正直「いややあ!やめてえ」とか「あっ…ああん」とか もうごちそうさまって感じです。 欲求不満なときに読むことをお勧めします笑 村山さんがお上手だなあと思うのは 4人(麻子、正隆、千桜、誠司)を順番に、そして微妙に時間軸をずらしながら破たんなくお書きになっていらっしゃるところ。 分厚い本ですが、ついつい読み進みます。 ラストはあっけなく、説明も不十分です。 でもそこが最後想像できていいのかもしれません。 ただ、官能、悦楽、愉悦は結局のところ罪なのでしょうか。 それを罪と描くことで背徳的な、悪魔的な妖しさを描けるんでしょうか。 それは答えが出せませんでした。 快楽は快楽で良いじゃないですか笑 (いや、やっぱりダメ) 律する人間も美しいけど、道を踏み外す人間のほうが狂おしくて妖艶。

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2012/06/19

村山さんの作品で何が好きかというと、BADKIDSの辺りかなと思う。けれども葬儀屋の男や名物おばあちゃんの小話なんかたまに思い出しそう。

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2012/06/07

うーん。 うーん。 とにかくラストが中途半端すぎてだめ。 あと、丁寧で良いシーンもあるけど、ちょっと偏りすぎ。 そろそろこの人の本は、 内容確認せず出たら予約するのを止めようかなと思った1冊。

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2012/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋愛小説として読むには丁度いい。そしてややエロい。 現代人女性はドエスがどれだけ好きなんだろうと読みながら思った。桐谷と麻子がメインの章は読んでいてワクワクした。 桐谷と千桜の「俺にはお前に踏まれるのは無理やぞ」という会話に和んで笑ってしまった。 もし出逢う順が違っても、桐谷には千桜だなって思う。 麻子への恋は本物だが征服して夫婦になった後、保たない気がする。日常で、麻子の話を黙って聞いている桐谷が想像できない。 桐谷夫妻は強い者同士である意味お似合いかも。 ただ、誠司さんはなぁ・・心は満たされるかもしれないけれど麻子と夫婦でいても【癖】の需要は満たされない気がする。 浮気しても平気で日常や母の顔に戻れるのは、恐ろしいような人間として逞しいような、尊敬する所じゃないけど潔い程の人間の強さを感じました。

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