右岸(上) の商品レビュー
最上級の純愛小説だね。人生とはいったいなんなのか?じっくり考えさせられたわ。辻ー江國ラインはやっぱりすごい。昔このラインで、人生変わりました。
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130120*読了 江國香織さんの左岸から読んだのがよかった、と思います。 左岸がメインストリームとなり、そのサイドストーリーとして、半ば解説的に読むことができました。 茉莉が生きてきた人生の流れの反対側で、九はこんな風に生きてきた、ということの説明。 右岸から読んでいたら、また...
130120*読了 江國香織さんの左岸から読んだのがよかった、と思います。 左岸がメインストリームとなり、そのサイドストーリーとして、半ば解説的に読むことができました。 茉莉が生きてきた人生の流れの反対側で、九はこんな風に生きてきた、ということの説明。 右岸から読んでいたら、また感じ方も違っていたのだろうなぁ。
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左岸同様、二人の小説がそれぞれの主人公を視点に一つの話しをつくりあげていることがなにより面白い。 風変わりな主人公の話に引き込まれた。
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左岸のあとに読んだ。右岸を読むことで左岸がよりわかる気がする。 やくざの愛人の子ども、超能力、愛する人の死。九の子ども時代は壮絶すぎて、胸が痛かった。少年から青年にかけては、なんで茉莉は九の気持ちに応えてくれないんだろうとじれったい気持ちになった(左岸でも感じたけど)。礼讃と熱狂、ネネとの結婚…大丈夫かなとハラハラ。上巻ラストは衝撃で、すぐに下巻に取りかかった。
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ずっと気にはなってたので、図書館で見つけて即借りた。 でもちょっとだけ読んで、「これはおもしろい!!」と思ったので、図書館には返してネットで買って読んだ。 九ちゃん、すごくたくましい。 惣一郎が死んだのは衝撃的すぎてどうなるかと思ったり、 父親と一緒に暮らせて楽しい日々が過ぎていったり、 でも超能力のせいで嫌な目にもあったり、 父親が死んじゃって母は銀次と愛し合うようになったり・・・ 普通の人間ならそうそう経験できないことを、10年~15年の間で経験してしまい、すごく心が不安定やし超能力もあるしで大変な人生だっただろうに。 茉莉とのことでショック受けてふらっと旅に出てしまったのはなんとも言い難いが(苦笑)、その時代に世界に出ようと考えることがすごいな。 下巻が楽しみ。 でも、江国バージョンの上巻から先に読みたい気がする!どうしよう~ 辻さんの作品好きかも。エロい描写もいやらしすぎず、この人の文章けっこう好きかも。
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えくにさんとのコラボ作品第二段。 隣同士のふたつの家族の物語だが、 徐々に歯車がずれはじめる悲しい物語。 ヤクザやトンデモ的な要素を少し感じました。 邦画にすると面白いかも? 上巻は生々しいところもありました。
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江国香織「左岸」との共作。 前回の、「冷静と情熱のあいだ」は驚愕でしたので。 また、このコンビで嬉しいです。 幼馴染の男女の一生を、男の側から描いた右岸。 死に悩み愛に悩み・・・ 上巻は少年から青年までの物語。 こっから悟りを開いていく的な展開を思わせる、晩年の手記とか・・・...
江国香織「左岸」との共作。 前回の、「冷静と情熱のあいだ」は驚愕でしたので。 また、このコンビで嬉しいです。 幼馴染の男女の一生を、男の側から描いた右岸。 死に悩み愛に悩み・・・ 上巻は少年から青年までの物語。 こっから悟りを開いていく的な展開を思わせる、晩年の手記とか・・・ はて、どこに流れ着くんでしょう。
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「冷静と情熱のあいだ」タッグの長編小説! 店頭で販売されているのをみて懐かしさがこみ上げました。 今回はそれぞれ上下2巻ずつあったため、右岸と左岸のどちらから読むか結構な時間悩みましたが、帯裏に右岸(上下)左岸(上下)と書いてあったので右岸から購入して読みました!左岸(上)を読み...
「冷静と情熱のあいだ」タッグの長編小説! 店頭で販売されているのをみて懐かしさがこみ上げました。 今回はそれぞれ上下2巻ずつあったため、右岸と左岸のどちらから読むか結構な時間悩みましたが、帯裏に右岸(上下)左岸(上下)と書いてあったので右岸から購入して読みました!左岸(上)を読み終えたばかりの感想ですが右岸から読んで良かった!やっぱり辻人成は読みやすい!
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60点。江国香織「左岸」を読んだ後に手に取る。ついになっているから一応読んでおくか、と思って。しかし、主人公男子・九(きゅう)の想いが、根拠の無い一途すぎて、超能力者という設定もあまり現実身の無く・・・うーん。とりあえず、下巻読んで判断、という感じ。
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超能力と一途な想いを持つ、祖父江九の物語。 左岸と違って、一気に読んでしまった。 九は一途で、ただひたすらに茉莉を求めて、 一方で自身の持つ超能力に振り回され、 一瞬の幸せと大きすぎる悲しみにとらわれながら流れていく。 なんて素敵だろう、と思う。 九の想いは全く報われてない。 小さいころから茉莉を求めて、求めて、求めてやまないのに、 どうして茉莉は応えてくれないんだろう。 同じ時系列の茉莉の物語に九は男として登場しない。 それが悔しくてならない。 それくらい九の想いが素敵で、羨ましくて、辛かった。 ようやく茉莉を忘れかけ、幸福をつかんでも、また茉莉は九のもとに現れた。 そして九は妻を喪った。 運命は理不尽だ。 下巻はまだ読んでいない。 九はどうなるのだろう。 今さら茉莉と結ばれてほしいとは思わない。 そんなご都合主義は許せない。 でも、彼には心から幸せになってほしい。 そんな思いで、下巻のページをめくりたい。
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