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玉村警部補の災難 の商品レビュー

3.5

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2012/07/28

短編シリーズ。いろいろな年代のいろいろな作品の間を埋めていたり、同時並行していたりして、ちょっとしたおたのしみ増刊といったところ。濃いキャラクターたちがわんさかいる中で、田口先生と玉村さんは比較的存在が薄く、その分、落ち着けます。

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2012/07/14

このシリーズもいよいよ佳境に入ったらしく、あと一作でラストらしい。そこでスピンオフ作品として短編推理小説を4作。医療問題提起のためのスピンオフではなく、一応推理小説はしているが、当初の新鮮さは、もう無い、そろそろ潮時だ。ただし、巻末の桜宮市年表はちょっとうれしかった。

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2012/09/14

〈内容〉正月特番用のバラエティ番組収録中、巨大迷路内でタレントが殺された。カメラが設置された密室での犯罪が加納と玉村を待ち受けるが、加納の論理的推理が炸裂する(「青空迷宮」)。「チーム・バチスタ」シリーズの加納警視正と玉村警部補が難事件に挑む。

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2012/07/06
  • ネタバレ

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所々に桜宮市の現在の状況が描かれ、巻末には年表まで ついておりました。 タマちゃん、ネトゲーマーだったのね。(笑) く~~、Aiでも見破れないとは、「エナメルの・・・」が面白かった。 どうする?法の番犬! 沼田さん、頑張ったの?それとも、一体何があったんだろう。

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2012/07/04

海堂先生は、シリアスなネタをシリアスに描くと、あまり面白くないこともある。本書は、おなじみの田口・白鳥コンビが登場するがやや荒唐無稽な活劇風でもあるので、文句なしに楽しめました。

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2012/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チームバチスタシリーズの本筋とは離れての外伝なので、医療的な話は深く掘り下げらずに軽い読み物となっていて、これはこれで面白い。 もちろん、作者主張のAiはそれなりに活躍するのだが、加納警視正と玉村警部補のコンビが最高です。 ただ、最初の短編で「セント・マリアクリニック」の話題が出るが、時系列的におかしいと思います。 せっかく、単行本用に田口と玉村の話や年表を入れたんだったら、修正するところは修正してほしいですね。

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2012/07/03

少し前に読み終わっていたのですが、感想を忘れていた。 田口外来のくだりはオマケの様な作りで、作者お得意の 1本の作品に成るにはネタが不十分だが捨てるには惜しい 作品を集めた短編集とでした。

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2012/07/02

玉村警部補の災難と言いつつ、災難の度合いは微妙です。でもあの加納警視正と組んでることそのものが災難なのでしょう。オープンカーであんなに飛ばしてもいいんだろうか…(笑)。 DNA鑑定の話も出てきましたが、昔の鑑定のいい加減さ、今の鑑定でもそれを利用した犯罪が起こることを考えると、空...

玉村警部補の災難と言いつつ、災難の度合いは微妙です。でもあの加納警視正と組んでることそのものが災難なのでしょう。オープンカーであんなに飛ばしてもいいんだろうか…(笑)。 DNA鑑定の話も出てきましたが、昔の鑑定のいい加減さ、今の鑑定でもそれを利用した犯罪が起こることを考えると、空恐ろしい時代です。この辺はつい先日読んだ東野圭吾の「プラチナデータ」とかぶりました。 この本の先を考えると、今度は四国?

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2012/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文章が軽く、おまけに短編なのでサクッと読み終えました。 玉村警部補にとっては加納警視正と捜査(仕事)をすること事態が災難なのだと、 4編通して感じ取れます。 玉村と田口が似たような境遇をお互いに哀れみ、労っている雰囲気が、 読んでいてクスッときました。 明るくてゆるい空気が流れている1冊です。

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2012/06/19

いつもの病院ミステリーから外れて推理小説もどきの短編集ではあるが、そのトリックのほとんどすべてが先端医療技術に基づいているため、アリアドネと同じく、先ず医療関連トリックありきで後追いで話を紡いだ感があり、ミステリーとしてのストーリーには正直、無理が多くトリックとしても稚拙である。...

いつもの病院ミステリーから外れて推理小説もどきの短編集ではあるが、そのトリックのほとんどすべてが先端医療技術に基づいているため、アリアドネと同じく、先ず医療関連トリックありきで後追いで話を紡いだ感があり、ミステリーとしてのストーリーには正直、無理が多くトリックとしても稚拙である。また、いつもの定番ストーリーでは警察官僚は、医療に対する司法の手先として、全くもって酷い扱いをうけているのだが、その行き過ぎた反感に対する揺れ戻しとして、唯一、デジタルハウンドドックをやむなく活躍させている感が強い。話としては陳腐ではあるが、行き過ぎた先端技術で特定された犯人は、同じく先端技術で濡れ衣を着せられた可能性もあり、犯罪はあくまでも人が行うものであり、科学的根拠が全てではないという問題提起は良い。

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