1,800円以上の注文で送料無料

玉村警部補の災難 の商品レビュー

3.5

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/04/08

加納警視と玉村警部補が中心の短編集。 このコンビも良い味出ていて好きですね~。 是非「遍路編」を書いていただきたいです。

Posted byブクログ

2012/04/07

+++ 田口&白鳥シリーズでおなじみの、桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集です。ずさんな検死体制の盲点を突く「東京都二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定に切り込んだ「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇...

+++ 田口&白鳥シリーズでおなじみの、桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集です。ずさんな検死体制の盲点を突く「東京都二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定に切り込んだ「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇の歯医者を描く「エナメルの証言」――2007年より『このミステリーがすごい!』に掲載してきた4編をまとめた、著者初の短編集です。 +++ デジタル・ハウンドドッグのコードネーム通り、加納警視正の嗅覚は並の鋭さではない。その嗅覚が嗅ぎつけた正しくない臭いの元に、超法規的な越権行為で食い込み、真相を明らかにしてしまうのだから、正義の味方のような存在であると言ってもいいはずである。だが、そう手放しで褒め称えられないのは、その強引なキャラクターと、手足のように使われる玉村警部補の情けなくもの哀しい表情が目に浮かぶようだからというのも理由のひとつかもしれない。それでも、事件は解決し、ときには警察の捜査の杜撰さも露呈され、玉村警部補は田口先生のところへ愚痴をこぼしにやってくるのである。短篇集ということもあり、大きな事件の隙間的事件の数々でもあるが、玉村警部補の人柄も手伝って、愉しめる一冊になっている。タマちゃんファンが増えるかもしれない。

Posted byブクログ

2012/04/06

サブキャラクタである玉村警部補の視点で描かれる短編4編。短編集は著者初だそうな。今までに「このミステリーがすごい」に掲載された4編なのでこのミスを持っている人は読む必要ないかも。「デジタル・ハウンドドッグ」とか「サイレント・マッドドッグ」とかって二つ名はちょっと恥ずかしすぎね?

Posted byブクログ

2012/03/28

桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集 「東京都二十三区内外殺人事件」「青空迷宮」「四兆七千億分の一の憂鬱」「エナメルの証言」の4編収録。 いいなぁ、このコンビ。単純に面白かったです。 最近の長編では「主張」のウエイトが重くなってきていたので、...

桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集 「東京都二十三区内外殺人事件」「青空迷宮」「四兆七千億分の一の憂鬱」「エナメルの証言」の4編収録。 いいなぁ、このコンビ。単純に面白かったです。 最近の長編では「主張」のウエイトが重くなってきていたので、このくらいの短編でちょうどいい塩梅でした。 それぞれの事件の合間で玉村警部補と田口センセの会話が挿まれていまして、これがまたウケた。 この慰めあいの微笑ましさときたら。 シリーズの、というか田口センセファンはこれだけで満足。 お気に入りは「エナメル」かな。 こういう仕事って本当にあるのかなぁ?そんでもって、これは続くのか? (というわけで覚書 歯医者・栗田登場) そしてなんといっても巻末の「桜宮市年表」が嬉しい! でも全作を絡めた年表だともっと嬉しい。

Posted byブクログ

2012/03/25

病院ものなんだけど、今回はちょっと外に出て、でもこれまでのシリーズの登場人物や永遠のテーマであるAIも絡めながら展開していく。

Posted byブクログ

2012/03/24

いわゆるチームバチスタもののスピンオフ まあ、主人公はデジタルハウンドドックだけどね 個々の話短編ではもったいない・・・

Posted byブクログ

2012/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海堂氏初の短編集。 5つのお話からなる。 『このミステリーがすごい!』2008年〜12年の間の短編を集めたもの。 『このミス』から4編です。 玉村警部補というのは、『デジタル・ハウンドドック』の異名を持つ加納警視正とコンビを組んでる。 lastに田口から見た桜宮市年表が書かれていて判りやすいです。 基本加納の補佐からみた話なので、加納がメインを張っている。 短編集として読みたかったから良いけど、今までの流れを期待している人にはガッカリするかも。 でも、のっけから爆笑している私です。 加納の『不倫外来』ってのが非常にツボに入った・・・ なんか、玉ちゃんと田口って・・・似てる。 特にコンビの相手とか。不運としか言いようが無い。 『トリセツ・カラダ』の宣伝もしてますよぉ〜。 途中、途中に『世迷い言』と称して二人のやり取りがあります。 コレが案外爆笑だったり、ニヤリとしたり。 1『東京都二十三区殺人事件』にて、セント・マリアクリニック出ます。  『火喰い鳥』白鳥と、加納が出て来ます。Ai、検死についての話。  ちなみに姫宮氏は極北クリニックへ潜入捜査中。  コレは『極北クレーマー』に繋がってます。 2はTVのロケ収録中の話。メインは加納。  巨大迷路を芸能人が百万円を争奪する企画。天井はナシ。  密室殺人を装った『青空迷宮』を加納が華麗に解決。 3『四兆七千億分の一の憂鬱』では犯人が誰だかすぐに判る。  けれど、それまでのロジック展開が読みたくて・・・  この話はDNAのお話。  通り魔として逮捕された犯人。けれど違う臭いを加納が感じ取る。  殺人を犯した夫。不倫をして殺された妻。  斑鳩広報官こと『サイレント・マッドドック』登場です。  実はココでタマがネトゲにハマっている事が判明。 4『エナメルの証言』では闇の歯科医登場。  もの凄く淡白な栗田という青年が主役(?)で良いのかな?  実際は歯科大は出ていない。が、技術は抜群。  闇の商売は『歯の照合』の偽造。  師匠である高岡という粗い手法で加納に看破され加納の餌食に。  抜群の嗅覚で『おかしい』を加納は見破るのだが、  実際見破れたのはAiの検査のおかげなんです(^^;)  で。  実はコレは次の本への序章じゃないかと思われ・・・  この話だけ、終焉してないんで。 lastの年表に短編と本がどう重なっているか載っているのだけど・・・ 『ケルベロスの肖像』ってのだけ本になってない。 って事は『これから出す本だよ』って意味?

Posted byブクログ

2012/03/22

最後の「エナメルの証言」がよかった!続きが気になる。あらたな事件に続きそうな予感・・・だけど、四国じゃ管轄外かな?w

Posted byブクログ

2012/03/11

トリックの暴き方がどこかで見たような…と、いう感じで内容はあまり好みではなかったけど…タマちゃんが本のタイトルになってる!ということに感動。

Posted byブクログ

2012/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「イノセントゲリラの祝祭」の文庫本にも収録されていた 東京出張中に事件に巻き込まれた田口センセと現代の監察医の 問題について書かれた『東京都二十三区内外殺人事件』。 密室のようで密室でない巨大迷路内でおこった殺人事件が 書かれた『青空迷宮』。DNA鑑定で容疑者と断定された 被害者と何の接点もないフリーターの謎と最新科学捜査等が 書かれた『四兆七千億分の一の憂鬱』。検死時のデンタルチェックと そこをついた巧妙な謎の組織と闇歯科医の裏家業が書かれた 『エナメルの証言』の4作の短編作品が収録されていて、 「田口・白鳥シリーズ」では脇役の玉村警部補と、彼の上司である 加納達也警視正にスポットを当てた作品です。作中に出てくる 「ダモレスクの剣」が妙に『東京都二十三区内外殺人事件』以外の 3作品を繋いでいて、バラバラの作品を読んでいてもなんとなく 3つの作品を続けてすんなり読めた気がします。 最後の『エナメルの証言』の続きは気になるところですが、 たぶんこの作品はこれで終わりなんでしょうね~

Posted byブクログ