左岸(上) の商品レビュー
大興奮の右岸に引き続きどんどん読みましたが。 こちらは、人生自体は波乱万丈だけど、なんていうか、そんなに「ドラマチック」感はなく、淡々とのんいりとお話が進んでいる感じだったなぁ。 右岸で受けたほどの衝撃はなかった。 この物語は、2つ合わさっていることで、全体として非常に良いもの...
大興奮の右岸に引き続きどんどん読みましたが。 こちらは、人生自体は波乱万丈だけど、なんていうか、そんなに「ドラマチック」感はなく、淡々とのんいりとお話が進んでいる感じだったなぁ。 右岸で受けたほどの衝撃はなかった。 この物語は、2つ合わさっていることで、全体として非常に良いものになっていると思うけれど、左記にどちらかを読んでしまうと、もうもう一つの方は「初めて」読むということを体験できない、という意味では、正当な評価はできないし、こちらから読んだ人がどう思うかは分からないけれどね。 コチラだけを読むと、多少、ありがちな小説、感があるのではないか?という勝手な懸念はあります(笑)。 まぁ、なんだかんだ、世界観には引き込まれ、完全に、(やらなきゃならないことたくさんあるの無視して現実逃避して)また一気に読破したわけですけど。
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私がいままで読んできた江國香織とは少し違うなと感じた。すべてがどこかひとごとのように感じる淡々とした語り口は同じような気がしたけれど、いつもの、言葉の流れだけで惚れ惚れとするような書き方ではなかった。少し慎重で、真剣な感じ。 茉莉の生き方は、一見、向こう見ずで、いつの間にか荒波に...
私がいままで読んできた江國香織とは少し違うなと感じた。すべてがどこかひとごとのように感じる淡々とした語り口は同じような気がしたけれど、いつもの、言葉の流れだけで惚れ惚れとするような書き方ではなかった。少し慎重で、真剣な感じ。 茉莉の生き方は、一見、向こう見ずで、いつの間にか荒波に飲み込まれて、流されていっているようであるのに、実は1つ1つの場所で、自分の力でしっかりと自分の居場所を見つけて、地に足をつけて頑張っている。 応援したくなるのとは少し違う。けれど、これ以上茉莉から奪わないで、と思う。失うということについて考えてしまい、感傷的になる。茉莉の人生を見届けなければという不思議な使命感が残った。 上巻の展開も読めなかったが、下巻もまったく読めない。まだ、折り返し地点。これから茉莉の人生に、何がおこるのか。
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自由に本能のまま生きる、茉莉の生き方が好き。惣一郎の存在がとても気になるので『右岸』で彼のことをもっと知りたいと思った。 パリや東京、福岡…茉莉はいろんな場所で、人生に起こる出来事をありのままに受け入れながら、遠くにいくとはどういうことなのだろうかと気になりながら...下巻へ。
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【江國版だめんずウォーカー】 博多弁満載で、浅はかで衝動的な主人公だったので、初めは江國さんっぽく無いと思った。一方母親のエピソードはいかにも江國小説! 九の話は変。子供の時の話は少なかったのに、後々何度も特別な感じで無理やり押し込んできておかしいし、行動も変。ちょいちょい怖い...
【江國版だめんずウォーカー】 博多弁満載で、浅はかで衝動的な主人公だったので、初めは江國さんっぽく無いと思った。一方母親のエピソードはいかにも江國小説! 九の話は変。子供の時の話は少なかったのに、後々何度も特別な感じで無理やり押し込んできておかしいし、行動も変。ちょいちょい怖い。 恋愛遍歴は描写が細かくてリアル。隆彦がダメになってくる所や山辺さんの博多での所(最後は茉莉が酷すぎ)、始の話は特に辛かった。 あと、娘さきが何歳なのかはっきりしない。初めて話したとか歩いたとか書かれてないから。いきなりパリあたりではっきり話始めてた。
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これまでに読んだ江國さんの本は、読むのが勿体無いほど文章が美しいと思うものが多かった。この作品はそのいつもの独特な雰囲気が薄い感じがした。期待が高すぎたのかもしれない。 対の「右岸」も読んでね!という気持ちが込められているのか、九ちゃんの行動が意味不明。 2014/4/10
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福岡で生きる女性の話。 『冷静と情熱のあいだ』はどちらか片方だけでも楽しめたけど 今回こちらだけでは消化しきれず。 方言て素敵だと思うけど 聞きなれない人にとっては読みにくいんじゃないかな。 茉莉の幸せはなんなんだろうか。
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江國香織が再度辻仁成と組んで書き上げた長編ロマンス。 冷静と情熱の間の時には対の本の存在を感じさせず、一冊で簡潔、完璧な本のように思えたが、今回の作品では所々もう一冊を追わないと分からないところや想像せざるを得ない箇所があり悶々とした。 別の本なのだから、対の本はただより楽しむ...
江國香織が再度辻仁成と組んで書き上げた長編ロマンス。 冷静と情熱の間の時には対の本の存在を感じさせず、一冊で簡潔、完璧な本のように思えたが、今回の作品では所々もう一冊を追わないと分からないところや想像せざるを得ない箇所があり悶々とした。 別の本なのだから、対の本はただより楽しむ為に、くらいの気持ちで読みたかったのに… 話の内容的には、ひとりの恋多き女性の人生を描いたもの。 スパンが長く、「人生」なのだが、そこのところは神様のボートに似ている気もする。
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前半は江国香織らしくない感じだけど フランスに行ったあたりからいつも通りの雰囲気になる ただ、ちょっと違和感があるかな
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左と右でついになってて、 しかも江國さんと辻さんなんて面白いコラボだと思い読む! う~ん、江國さんらしく、 女性の微妙な心の動きというか、 なんとなくのこの世界観というか空気感が楽しい。 個人的に長編のイメージが無いので、 その新鮮さも手伝い読み進む。 色々な伏線があるので、...
左と右でついになってて、 しかも江國さんと辻さんなんて面白いコラボだと思い読む! う~ん、江國さんらしく、 女性の微妙な心の動きというか、 なんとなくのこの世界観というか空気感が楽しい。 個人的に長編のイメージが無いので、 その新鮮さも手伝い読み進む。 色々な伏線があるので、 下巻、右岸に期待><
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茉莉という主人公について、ひたすらに書かれている長編。兄や始が死んだりそんなに不幸ばかり起こるわけないじゃんと思いつつ、完全に茉莉に感情移入して、振り回される。早く下巻が、読みたい。
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