いるのいないの の商品レビュー
途中までは、子供の頃に体験しがちな暗闇に対する、古い場所に対する恐怖感。 けれども最後、「うひぃ!」っとなってパタンと本を閉じました。 小学生くらいの子供には、怖いかも。もっと小さいなら意外と平気かも知れないけど。
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本当の恐ろしさは、つきつめると「得体の知れなさ」というところからくると思う。何かが起こっているのはわかるが、その肝心の「何か」というのが決定的にわからない。不審さや不気味さが募ってくるのに、その原因が最後までつかめない。そういう「得体の知れなさ」が人に「恐ろしい」という感情を起こ...
本当の恐ろしさは、つきつめると「得体の知れなさ」というところからくると思う。何かが起こっているのはわかるが、その肝心の「何か」というのが決定的にわからない。不審さや不気味さが募ってくるのに、その原因が最後までつかめない。そういう「得体の知れなさ」が人に「恐ろしい」という感情を起こさせるのではないか。自分が何に対して恐ろしさを感じているかがわかるときはその原因をとりのぞけば問題は解決されるが、その恐ろしさの対象がわからない時は、何に恐れているのかもわからないまま、ただただ恐怖の感情に苛まれるしかない。 『いるのいないの』はそういう「得体の知れなさ」を体験することができる絵本だ。この絵本は「怪談えほん」というシリーズの一つで、この絵本のストーリーは、怪談小説の第一人者、京極夏彦が担当している。絵本に登場する少年は、終始「いるのかいないのか」という疑問を抱えながら生活を送るのだが、物語の最後になっても“何が”(いるのかいないのか)ということは一切語られないし、結局それが何であったのかも全然わからない。 本を閉じた後、いやな読後感が続いた。それからしばらく、自分の背後に何かいるのではないかという嫌な感触が続いた。
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ジャパニーズホラーと言った感じ。 ちょっとホラー慣れしすぎてるせいでなるほど。と納得するに留まった感じ。 おばあちゃんが一番不気味で、子供がずっとかなしげな顔をしているのが印象的。
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話題になっていたし、K書店にサンプルがあったので、立ちよみした 「こわい。」 文章も間も絵も完璧に近いと思うので、ここでのあらすじ紹介は割愛、とにかく手に取ってほしい 説明もなく唐突に始まり無駄がない文章、妙に現実的で角度も計算された絵が、すごい 何かこわいものから目を背けるこ...
話題になっていたし、K書店にサンプルがあったので、立ちよみした 「こわい。」 文章も間も絵も完璧に近いと思うので、ここでのあらすじ紹介は割愛、とにかく手に取ってほしい 説明もなく唐突に始まり無駄がない文章、妙に現実的で角度も計算された絵が、すごい 何かこわいものから目を背けることは、そのこわいものがなくなるということになるのか・ならないのか? そして、こわいものみたさとは? 猫探しは楽しい ※2013.3.6追記 分類をEから700に変更
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図書館で借りて読みました。 京極夏彦さんの絵本ということで興味を持ちました。 読んでみると・・・怖かったです。
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4分、短い。 でも、めちゃくちゃ怖い、怖い。読み聞かせに使っても大丈夫かな? 4-1読み聞かせ。手応えあり。でも禁じ手?怖いものが苦手な子にはトラウマもの。
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うーん・・・・・怖いというよりも不気味。 最後まで不気味だった。 だがしかし、そこまで私は怖いとは思わなかった。 絵本なだけに不気味さアップで傑作とは思ったけどトラウマになる程ではなかった。 生きてる人間の方が怖いと思っている私から見たら幽霊は怖くもなんともない。だって、幽霊なん...
うーん・・・・・怖いというよりも不気味。 最後まで不気味だった。 だがしかし、そこまで私は怖いとは思わなかった。 絵本なだけに不気味さアップで傑作とは思ったけどトラウマになる程ではなかった。 生きてる人間の方が怖いと思っている私から見たら幽霊は怖くもなんともない。だって、幽霊なんて目を合わせなければ良いだけだもの。でもこの子は目を合わせちゃったので当分の間は付きまとわれるね可哀相に・・・。 そもそも、ああいう感じの霊なんてどこにでもいらっしゃるので怖くもないです。 まだマシな方では??? お婆ちゃんの「見なければいないのと同じさ」には共感した。
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最近は怖い絵本が流行ってるらしいですね。 これ怖すぎだろ!と思って作者を見たら京極だったから納得した... ホラーダメなのに読んでしまった...
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読了、79点。 ** おばあさんの住む古い家でしばらく暮らすことになった。家の暗がりが気になって気になってしかたない。―京極夏彦と町田尚子が腹の底から「こわい」をひきずりだす。 「BOOK」データベースより ** 絵本というは幼少期に読むもの、だという認識がある私にとってはこ...
読了、79点。 ** おばあさんの住む古い家でしばらく暮らすことになった。家の暗がりが気になって気になってしかたない。―京極夏彦と町田尚子が腹の底から「こわい」をひきずりだす。 「BOOK」データベースより ** 絵本というは幼少期に読むもの、だという認識がある私にとってはこれは誰の為に描かれた絵本なんだろうと気になる一作。 とにかく子供に読ませるための本ではないと思います。 それぐらい怖いお話。イラストも極一部絵で怖がらせるように出来ていますが基本はそこで語られる雰囲気が怖い小説。 また語りとは関係ない部分の挿絵が恐ろしくなるところも凄いと思います。
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