真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 の商品レビュー
多分続くだろうと思っていた前作からの続き。 前作は連作短編だったけど今回は一連の話。主人公?希実と、血のつながらない姉であったはずの美和子との間の新たな謎のつながりが判明したものの、解明されずに終わったので、まだ続くものと思われる。 出てくるパンがとにかく美味しそう。
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1より面白かった。よくよく読むとストーリーの内容はけっこうヘビーなのに、それを感じさせないライトなタッチがすごいなぁと思う。 パンも1より美味しそうな描写があってよかった。
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前作よりやや劣る、と、思ってしまったのは、クレさんがあんまり活躍してないから!(…) ブランジェリークレバヤシにまた珍客がやってくる。 弘貴の元カノで人懐こい美人であるところの由井佳乃は、ブランジェリークレバヤシに下宿することになるが、恋泥棒だなどと宣い、何やら怪しげなバッグも...
前作よりやや劣る、と、思ってしまったのは、クレさんがあんまり活躍してないから!(…) ブランジェリークレバヤシにまた珍客がやってくる。 弘貴の元カノで人懐こい美人であるところの由井佳乃は、ブランジェリークレバヤシに下宿することになるが、恋泥棒だなどと宣い、何やら怪しげなバッグも所持していてなんともワケアリ。 という、掴みはオッケーな話。 ただ、佳乃の『想像しているよりも深い闇』は最後までよく分からなかった。明文化されていない、壮絶なことがあったのかな? 結果的に佳乃についての描写は少なかったわけだし、いまいち入り込めない部分があった。 続刊に期待。
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昨年、はまった作家さんは、有川浩さんとこの本の作者大沼紀子さんの二人。有川さんも大沼さんも人物描写がぴか一。人のココロにどこまでも入り込んでいく。真夜中のパン屋さんの登場人物は、どの人物も、その心に少なからずの闇を抱えている。僕の、意識は、「世の中には、そういう種類の闇もあるのか...
昨年、はまった作家さんは、有川浩さんとこの本の作者大沼紀子さんの二人。有川さんも大沼さんも人物描写がぴか一。人のココロにどこまでも入り込んでいく。真夜中のパン屋さんの登場人物は、どの人物も、その心に少なからずの闇を抱えている。僕の、意識は、「世の中には、そういう種類の闇もあるのか」という方向に向く。稚拙な言い方だけれど、僕は何不自由になく生きてきた。そして、人間だれしも自分の人生が「普通」だと思う。でも、世の中には「普通」なんてものは存在しない。特に人生という観点においては。僕が小説を貪り読む理由はただ一つ。「他人の人生が生きれるから」。僕は、この本を読むのに1か月かかった。そんなに長い話ではない。ただ、登場人物が抱える心の闇が、心の痛みが、僕にも痛かった。だから、休み休み読んだのです。たかが作り話じゃないかというかもしれない。だけれど、そこでしか、僕の想像力は養われないし、そこには真摯でいたいと思うんです。
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変態斑目さん、面目躍如の活躍、勘違いの恋もそのうち本物に!暮林氏もさりげなくポイントを押さえていい感じ。相変わらずおれ様な弘基のパン、今回はクロワッサンの美味しそうなこと!思わずクロワッサンを買いに行きました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三月末に読み終えた一冊。明るい話が読みたいと思い手に取ったが、う~む、まるっきり明るい話ではなかったか。 救いが必要だった女性の話であった。 序章のOpenを含め、全五章、今巻は一冊が一つの長編となる。 一巻からの面々も相変わらずの登場で。 いないにも関わらず美和子さんの存在感が非常に大きい。それだけ素敵な人なのだろう。 波乱を巻き起こす女性の登場。 どうしようもなく他人の救いが必要な時もある。本人は自覚していなくとも。 そんな時に、ためらうことなく助けてしまえることが格好いいな。その力があることも。 彼女は最後にはきっちりと恋泥棒の役割を果たしていく。彼の想いの強さの勝利だろうか。 個人的には、もう一人の彼女と地元の彼のその後も気になるところ。 しかし、本当の意味で皆の心を盗んでいるのは、高校生の彼女だろう。 そんな彼女にまつわる残された一つの謎。どうやらまだパン屋での騒動は続いていくようだ。 パンやお菓子が食べたくなってくる。
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パンが食べたくなる本。 でも、それ以上でもそれ以下でもない。登場人物に共感があまりできないというのが一因かもしれない。 それぞれ抱えているものがあって当然なんだけど、それが極端でなんとなく不自然に感じてしまうのかも。それが共感できないことに繋がってるんですけどね。 クロワッサン...
パンが食べたくなる本。 でも、それ以上でもそれ以下でもない。登場人物に共感があまりできないというのが一因かもしれない。 それぞれ抱えているものがあって当然なんだけど、それが極端でなんとなく不自然に感じてしまうのかも。それが共感できないことに繋がってるんですけどね。 クロワッサン食べたい。パンは美味しそうなので、きっと続編が出たら読むでしょう。
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パンの描写が上手すぎてパン食べたくなる。 クロワッサンララスク...誰かプレゼントしてくれないかなぁ(笑) 弘基男前!
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「まよパン」の2作目。 前作も『私にはいまイチ、今まで見てきたものを超えてグッと来るものがなかったです』と記したけど、今回は更にダメでした。 前作は登場人物一人ひとりにまつわる短いお話が集まった1冊だったのが、今回はその形を取りながらもひとつの長編になっているのだけど、色々盛り込...
「まよパン」の2作目。 前作も『私にはいまイチ、今まで見てきたものを超えてグッと来るものがなかったです』と記したけど、今回は更にダメでした。 前作は登場人物一人ひとりにまつわる短いお話が集まった1冊だったのが、今回はその形を取りながらもひとつの長編になっているのだけど、色々盛り込み過ぎて勿体つけた展開はちょっと読むのがしんどかった。 そもそも話の主役になる弘基の中学時代の元カノ姉妹が魅力に欠けて、その行動に共感が湧かないのだからどうしようもなし。
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前作とくらべると面白いと思えなかった…でも他の方のレビュー見ると面白かった!と言ってる人ばっかりだったので、自分にはきっと面白さがわからないんだろうな。だから次巻からは読まない事にします。
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