日本の文脈 の商品レビュー
2012.7.24 図書館 あまり時間がなくて、パラパラとしか読めなかった。日本のここが悪いとか、これでは世界で戦えないとか、そういうのはもういいです。ここに書かれてるように、そこそこでやって行きましょうよ。細く、長く。
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ブリコラージュの出来る男のおばさんたれ、というメッセージ、として受けとめました。自分の立ち位置を再認識しました。日本人にしか出来ない、世界のスタンダードにはならないけど、うらやましいだろ、って世界にいえることが生まれてきそうな気がします。
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どっちが喋ってるのかわからないくらい語り口が似てる。 宗教やユダヤ的見地からの日本(人)の特性の考察。 毎度のことながらレヴィナスやレヴィ・ストロースも登場する。 「日本辺境論」とか「邪悪なものの鎮め方」とか、また読もうかな。
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内田樹先生と中沢新一先生の対談本.3年前のものから始まっている.同じ年齢で同じ時代を生きてきた両先生ではあるが,勝手なイメージで考え方が大きく違うと思っていた.実際は考え方が似ているようである.震災後の対談は他と違って緊張感があるように感じた.内田先生の本やブログを読んでいる人に...
内田樹先生と中沢新一先生の対談本.3年前のものから始まっている.同じ年齢で同じ時代を生きてきた両先生ではあるが,勝手なイメージで考え方が大きく違うと思っていた.実際は考え方が似ているようである.震災後の対談は他と違って緊張感があるように感じた.内田先生の本やブログを読んでいる人にとっては既読感があるかもしれない.
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何かの本にも同じことが書いてあったなと思いながら読む。そこがぶれない主張なのだと思います。他大学の成功例をみんなが真似していったら、限りなく似たような大学が増えてくる。「選ばれないリスク」を引き受けようとしない。「他の大学をもっては代えがたい」固有の建学の理念…一見どこも同じであ...
何かの本にも同じことが書いてあったなと思いながら読む。そこがぶれない主張なのだと思います。他大学の成功例をみんなが真似していったら、限りなく似たような大学が増えてくる。「選ばれないリスク」を引き受けようとしない。「他の大学をもっては代えがたい」固有の建学の理念…一見どこも同じであるように見える中、同じでないところがどこなのかを十分理解しておく必要を感じました。
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<面白いと思ったところを以下引用> ・・・貨幣、親族、言語といった社会制度の根本をなすものは惰性が強く効いているから、歴史的な条件の影響を受けない。 フェミニストは親族制度を「近代的な母権制の装置にすぎない」ってわりと簡単に切り捨てるんです。でもそれは違うんじゃないかな。...
<面白いと思ったところを以下引用> ・・・貨幣、親族、言語といった社会制度の根本をなすものは惰性が強く効いているから、歴史的な条件の影響を受けない。 フェミニストは親族制度を「近代的な母権制の装置にすぎない」ってわりと簡単に切り捨てるんです。でもそれは違うんじゃないかな。権力や財貨や情報を自由に処分できる近代的主体性なんていうものは、ずっと後代になって出現してきたものであって、それよりはるか昔、その起源が人類史の闇に消えているような制度として親族や言語や宗教はあるわけですよね。そういうものを、今の自分達の日常的な価値観や損得勘定を基準にして否定してよろしいのか。と。惰性の強い制度に対しては謙虚に接した方がいい。 ・・・日本人はいまここにない枠組みにキャッチアップしようとする。そういう幻想的な目標に向かって必死にもがいているうちに、知らず知らずに自己超越を果たす。 ・・・システムはできあがったものだけを見るんじゃなくて、どういう歴史的文脈で出てきたのか見ないといけない。
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最近,、日本人ってどういう特徴があるのか、他の国の人との違いはなにか、が気になっていたのでとても面白かった。 特に、ユダヤ人と頭の使い方が違うことやインターフェイス上にずっといるというところが興味深かった。 また、3.11以降を生きる私達はブリコラージュという概念、贈与の意味...
最近,、日本人ってどういう特徴があるのか、他の国の人との違いはなにか、が気になっていたのでとても面白かった。 特に、ユダヤ人と頭の使い方が違うことやインターフェイス上にずっといるというところが興味深かった。 また、3.11以降を生きる私達はブリコラージュという概念、贈与の意味を考えながら今までの生活を省みないといけないなと思った。
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非常に読み応えがあって、面白い。貪るように読んだ。 が、最終章の手前でブランクがあいてしまって、 うまく内容が繋がっていない。近いうちに再読したいです。 現代を代表する2人の思想家、内田樹と中沢新一。 同い年、同窓生である彼らの対談をまとめた一冊。 主に〝贈与論〟を軸に、 様...
非常に読み応えがあって、面白い。貪るように読んだ。 が、最終章の手前でブランクがあいてしまって、 うまく内容が繋がっていない。近いうちに再読したいです。 現代を代表する2人の思想家、内田樹と中沢新一。 同い年、同窓生である彼らの対談をまとめた一冊。 主に〝贈与論〟を軸に、 様々な事象をいろんな角度から切り取って話しています。 事象に対する捉え方、見方を俯瞰的に知ることで 柔軟な思考が培われるということですね。 くるくるとめまぐるしく話題が変わるのは、 彼らの引き出しの多さ、深さによるのでしょうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本的なものの肯定を基調とした対談集。 脱線多いので内容あまり覚えてません。また結論もなかった気がします。が、ユダヤと日本の近似性、戦争と結婚、正解より成熟など、幾つかキーワードがあった気がします。
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宗教や武道など、日本的な文脈を持ったものから、現在の日本を捉え直す。とてもとっつきにくかった。自分としてはだけど。不思議と読み進められたのは、知性が折り込まれてたからだと上から目線で分析してた。目次はすべてを説明しきれてないのは2人が「男のおばちゃん」だから。思考の柔軟性はすごい...
宗教や武道など、日本的な文脈を持ったものから、現在の日本を捉え直す。とてもとっつきにくかった。自分としてはだけど。不思議と読み進められたのは、知性が折り込まれてたからだと上から目線で分析してた。目次はすべてを説明しきれてないのは2人が「男のおばちゃん」だから。思考の柔軟性はすごいと思う。思想家てこういう人たちか、というのは感想としては浅はかすぎるかな。たぶん、今の日本を肯定してもいい、ということを2人は言いたいのだろう。日本の歴史に基づいた価値観であらゆることを見直してみませんか?と。グローバル資本主義とか地に足がついてない発想ではなくて。
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