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道化師の蝶 の商品レビュー

3.3

201件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    15

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2026/01/25

よくわからない。 文章自体は難しくないのでスルスル読んでしまうのだが、なんか文章が上滑りする感じで、頭に入ってこないというか、うん。よくわからんという感想。 ただ、言葉は美しく読んでいて心地よい。 前の章で書かれていた私が、次の章では異なる私によって語られるみたいな入れ子構造に...

よくわからない。 文章自体は難しくないのでスルスル読んでしまうのだが、なんか文章が上滑りする感じで、頭に入ってこないというか、うん。よくわからんという感想。 ただ、言葉は美しく読んでいて心地よい。 前の章で書かれていた私が、次の章では異なる私によって語られるみたいな入れ子構造になっているのも、読んでいてこれは誰だ?と読んでいて理解が追いつかずフワフワする理由なのか? ただ、魅力的でありまたいつかもう一度読んでみようかな。 果たして理解できる日がくるのかな。

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2026/01/08

着想を捕らえる銀の網。着想の仕方、そこで得た着想の中身は人によって価値が異なる。 【フレーズメモ帳】 ・わたしにとっては、宝石も、編み物も、刺繍も、言葉も、数式も根は同じものと映っていた。こうしていると、それは何かが違うと感じる。根が同じだとは感じるが、同じのあり方が異なってい...

着想を捕らえる銀の網。着想の仕方、そこで得た着想の中身は人によって価値が異なる。 【フレーズメモ帳】 ・わたしにとっては、宝石も、編み物も、刺繍も、言葉も、数式も根は同じものと映っていた。こうしていると、それは何かが違うと感じる。根が同じだとは感じるが、同じのあり方が異なっている。同じさ加減は、固さの程度だと考えていた。柔らかさの程度なのではと今は感じる。固さという性質は存在していないのではと何故だか思う。 ・「筋道がよくわかりませんが」 「まあそうだろうりわかるようにできていないのだから当然だ。チェス盤にばら撒いた駒が勝手に詰めチェスの問題になるかね。」

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2025/06/28

とても好きな作品。意味はよく分からないけど。 SFなのか前衛、それとも幻想文学? 読んでいて眩暈がしてくる。そこがいいんだなぁ。 著者は影響を受けた作家に安部公房先生をあげている。さもありなんですな。 こりゃあ、攻殻機動隊の新作も楽しみだ。

Posted byブクログ

2025/05/31

発売当初に購入して寝かせてあったものをやっと読んだのだけれど、これは今読んで正解だった。言葉とか文章そのものに対する愛着の気持ちがある状態で読んだ方が楽しめると思う。 道化師の蝶 身構えていたよりもはるかにわかりやすかった、気がする。物語中にほとんど答えが書かれているし。でも繰...

発売当初に購入して寝かせてあったものをやっと読んだのだけれど、これは今読んで正解だった。言葉とか文章そのものに対する愛着の気持ちがある状態で読んだ方が楽しめると思う。 道化師の蝶 身構えていたよりもはるかにわかりやすかった、気がする。物語中にほとんど答えが書かれているし。でも繰り返し円環を成すように見えて、実際は変化し続けているのであればイメージは円じゃなくて螺旋かな。熱帯の蝶が生む竜巻とか。文章そのものが登場人物を渡り歩きながら自身を生成して増えていく、生まれた瞬間に得た意味を、飛び去る時には起き忘れてゆく。そうやって断片を残していく。言葉そのものを道化師の蝶と呼称する、そういうところが本当に好き。 編み物を言葉と対照しているところと、料理についての描写がかなり良かった。あと鱗翅目学者。たまらん。 松ノ枝の記 泣いちゃった。良すぎて。自身を脳の機能であると自認する存在が、書き出された文章の中でのみ存在を主張できる状態って、つまり道化師の蝶と対をなしてるってことでしょうか。自分が存在していると主張する文章、誰かの脳の中にだけあって、その誰かしらも読むことでしか認識できない存在。そういう存在があり得るとして、それに人類、あるいは人類史そのものの発展と忘却を絡めてくるところがすごい。未到の地の唯一の人間であった人はいるはずだという主張と、自分は誰かの欠陥によって生まれた病巣ではなくれっきとした個人であるという祈り。それは祈りだろう。人はそうして新天地を目指して海の先へ漕ぎ出して行ったし、彼もそうする。そして彼女は、いつかの彼のように、自分の中から消えた彼を追って海を目指す。そういう物語を書き出すわたしの手によって。美しいな、これって言葉という船を編むようなものじゃない?

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2024/03/17

本を読んでいて頭に入ってこないっていうのを初めて体験した。気持ちと時間に余裕がたっぷりとある時に読み解いていくのが良さそう。今はその時ではなさそう。

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2023/11/29

話としては読んでいけるのだが一体何を読まされているのかよくわからない、そんな感じ。 松ノ枝の記はまだ少し理解できてる気がする。 自分の読書力不足であろうか。 伊藤計劃氏の本で度々名前を見ていた円城塔氏の本はどんなのだろうと手に取ったのだが他の本もこんなのかしら? それとも...

話としては読んでいけるのだが一体何を読まされているのかよくわからない、そんな感じ。 松ノ枝の記はまだ少し理解できてる気がする。 自分の読書力不足であろうか。 伊藤計劃氏の本で度々名前を見ていた円城塔氏の本はどんなのだろうと手に取ったのだが他の本もこんなのかしら? それとも最初に取る本を間違えたのかしらん? またいつか別の本も読んでみよう

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2023/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

⚫︎受け取ったメッセージ 小説世界と現実世界、現在と未来、生と死 あらゆるものが入り混じる小説世界。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 第146回芥川賞受賞作! 無活用ラテン語で記された小説『猫の下で読むに限る』。 希代の多言語作家「友幸友幸」と、資産家A・A・エイブラムスの、 言語をめぐって連環してゆく物語。 SF、前衛、ユーモア、諧謔…すべての要素を持ちつつ、常に新しい文章の可能性を追いかけ続ける著者の新たな地平。 ⚫︎感想 現実と虚構が入り混じるだけでも読み進めるのが難しいのに、その上時間設定も循環していて溶け合っているため、論理的に読ませてもらえない。でもわからなすぎて読んでしまう。一つ一つの細かな設定やエピソードは着想が面白くて惹かれた。 石原慎太郎氏は「こうした言葉の綾とりみたいなできの悪いゲームに付き合わされる読者は気の毒というよりない。」と積極的に芥川賞授与に反対し、酷評であったが、「綾とり」という言葉は、比喩的にこの小説をよく表していると思った。 1、立体的であるところ 2、いつ橋渡しをした糸(エピソード)が完成のために繋がっていくのかわからない 3、かかっている糸を部分的に見てみれば、静止しているが生きている糸、活発に動いている糸もあり、また違う糸が動き出すところ 「着想を網で捕まえる」という設定がおもしろく、また 着想ってどこからくるんだろうか?と考えてみたら、着想って頭の中で生まれるから、現実、虚構、過去、現在、未来、矛盾、なんでもありの世界だよなぁ…と。この物語自体が「着想」そのものだと思えた。 結局、この本を興味深く読んで、 抽象的なことしか考えられないので、 わからないけど最後まで読むに限る!

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2023/09/03

3行位で寝てしまう上質な睡眠導入本wであると同時にもっと理解したいと思える、あともう少しわかればスッキリに手が届くのに(もう少しどころかなんですがね)、、となりまして読み終わった後に直ぐ再読しました。同時収載の松ノ枝の記も、こっちもどうしてどうして。読み終わった後直ぐ再読。初読で...

3行位で寝てしまう上質な睡眠導入本wであると同時にもっと理解したいと思える、あともう少しわかればスッキリに手が届くのに(もう少しどころかなんですがね)、、となりまして読み終わった後に直ぐ再読しました。同時収載の松ノ枝の記も、こっちもどうしてどうして。読み終わった後直ぐ再読。初読ではわからない感じがもっかい読めば分かるかも?っという分かりたい欲求が強い本なんだよね。 どっちの作品も勝手な想像なんだけど、著者が常日頃思う妄想や観念的なものがが刷り込まれている感覚を持ちましたが違うのかなぁ。読み手を翻弄させる手練れというのか。蝶を二度読んで慣れたところで、松を読んだので後半の方がより早めに私の中に入ってきたけど。 作中にでてくる「わたし」が章によってころころ変わる。そして2D的に時間が行ったり来たりのこれはバック・トゥ・ザ・フューチャーか。多分作者は読者を翻弄して喜んでいるハズw 蝶というモチーフは美しく、また捕らえるための小さな網が銀糸で織られてるとかいい。しかもその網で捕まえるのは発想という蝶なのよね。蝶の方は二度読んでも「わたし」が誰なのかわからない章があり、色々調べてみると、大森望氏の攻略ガイド(ググってみてください)がめちゃくちゃ良かった。ちょっとわかんないという皆さんも是非。 私が著者の本で初めて読んだのは、奥さんとの往復書簡「読書で離婚を考えた」なんですが、円城さんのこと知りたくなった方はこちらも是非読んでみてください。私は先に読んだのが「読書」だったので、この蝶や松はなるほどねぇ、こうくるんだねぇと楽しめました。同窓なので以前からこの本は気になってたのですが、作風も妙に納得感あったりして、やっと読めて良かった。

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2021/05/31

図書館でつらつらつれづれに立ち読みしていたら、「飛行機のなかでしか読めない本」云々が登場し、自分にはその頃、飛行機で北海道に向かう用事があったので、試しに実際に機内で読んでみようと思い立ち、借りたものである。 誰が誰やら、いつも通り「訳がわからない」ゆえの快楽を一身に浴びた数時間...

図書館でつらつらつれづれに立ち読みしていたら、「飛行機のなかでしか読めない本」云々が登場し、自分にはその頃、飛行機で北海道に向かう用事があったので、試しに実際に機内で読んでみようと思い立ち、借りたものである。 誰が誰やら、いつも通り「訳がわからない」ゆえの快楽を一身に浴びた数時間。

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2020/11/05

円城塔作品を読む際の狐にぶん殴られてる感じは本当楽しいな ただ出てくる名詞のどこまでが架空でどこまでが本当に存在するものなのか逐一気になっちゃうのは我ながら損な性質だけども

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