葬式組曲 の商品レビュー
葬式がなくなりつつある架空の世界。S県のみで実施されている葬式を取り仕切る葬儀屋。そこで起こる様々なミステリが描かれた短編連作。 コメディミステリと思ってたら、ちゃんとオチが用意されていた。伏線もキチンと散りばめられておりロジカル。面白かった。
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馴染みの書店に平積みされてて読。 雑誌か何かの『本格ミステリー好きならこれは読んどけベスト20!』的なランキングにも入っていたし。ミステリー!と意気込んで読みました。 はじめのうちは「面白いけど、ミステリーというよりヒューマンドラマ?」と思っていたけど、最後まで読んだら、なる...
馴染みの書店に平積みされてて読。 雑誌か何かの『本格ミステリー好きならこれは読んどけベスト20!』的なランキングにも入っていたし。ミステリー!と意気込んで読みました。 はじめのうちは「面白いけど、ミステリーというよりヒューマンドラマ?」と思っていたけど、最後まで読んだら、なるほどミステリー!!! あまり伏線がどうとか深読みしないで読み進めていけば、最終章で絶対びっくりすると思います。 葬式が無くなった日本っていう設定も面白いし感慨深い。 個人的には葬式は『けじめ』だと思うし、気持ちがある人が集まって故人を悼むものであればそれでいいと思います。 仕事の付き合いとかで仕方なく参列する人ばかりの式より、少人数でも皆が故人を送り出そうという気持ちがたくさん感じられる式の方が素晴らしいと思うし、本来そうあるべきだと思う。
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葬式をあげることがほぼなくなった世界。唯一葬式の風習が残る地方の葬儀屋さん連作ミステリー。 なかなか面白い結末だった! うーん、そっちかー!です。 葬式は遺族のためのものであって、故人のものではない、というのは本当にその通りだと思います。 でもでも、わたしが死んだときには未読...
葬式をあげることがほぼなくなった世界。唯一葬式の風習が残る地方の葬儀屋さん連作ミステリー。 なかなか面白い結末だった! うーん、そっちかー!です。 葬式は遺族のためのものであって、故人のものではない、というのは本当にその通りだと思います。 でもでも、わたしが死んだときには未読の本を一冊でいいから棺桶に入れといてください。
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葬式の風習も地方によって違うことだし、葬式をあげない時代がきてもおかしくないと思った。最後のばたばたにはびっくりしたけど面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図 殺人もおきず、なおかつ青春をしていないミステリは初めて読んだかもしれない。 変わった舞台設定と作者の気合が伺える点については文句がない。 連作短編の最後の章は、それまでとはテイストを変え積み上げてきたものを使ったどんでん返し。 唐突に訪れたので驚きはしたが・・・。 キーワードを細かく散りばめることが出来る”器用さ”が印象に残った。 楽しめはしたけど、作者にはまだまだトガったものを期待できそう。 キョウカンカクは読んだけど内容忘れちゃったな。
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お葬式が不要のものとされた日本が舞台。 人情?ものかと思いきや 故人に関わる謎がそれぞれに出てきて 楽しめた。 最後の最後まできが抜けない一冊だった。
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北条葬儀社。遺族のさまざまな要求、ときには無理難題に右往左往しつつも、着実に地歩を固めてゆく。葬儀社の面々は、遺族に向き合い、故人が残していった「謎」を解き明かし、無事に式を執り行ってゆくのだが…「あらかじめ用意された死者をめぐる謎」。 とコメントありました。 最後の言葉がポ...
北条葬儀社。遺族のさまざまな要求、ときには無理難題に右往左往しつつも、着実に地歩を固めてゆく。葬儀社の面々は、遺族に向き合い、故人が残していった「謎」を解き明かし、無事に式を執り行ってゆくのだが…「あらかじめ用意された死者をめぐる謎」。 とコメントありました。 最後の言葉がポイント!? そう!あなたが!!でした。
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直葬が当たり前となった近未来の連作短編ミステリ。 また書いて欲しいなあ。面白かった。 キョウカンカクシリーズも読まねば!
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今回は「キョウカンカク」シリーズとは全くの別作品。法律で「葬儀」が制限された日本で今もなお葬儀を行うとある県の葬儀屋さんのお話。かなり突飛な設定はまるで石持浅見のようですが、ストーリーもまさに石持的。「よくがんばりました」的な結末もまた石持的。
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まさかそう持ってくるとは思わなかった 心温まる物語かと思いきや 良い感じに毒も含まれており楽しめた 葬式が規制された国という設定の面白さもあり 一気に読めた
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