鰊場育ち の商品レビュー
「1,000」にちなんで… 品川図書館で所蔵しています。 所蔵情報: 品川図書館 664.6/Ku99 関連講義@夢ナビ: ニシンの300年から考える水産業と文化・経済 https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/202...
「1,000」にちなんで… 品川図書館で所蔵しています。 所蔵情報: 品川図書館 664.6/Ku99 関連講義@夢ナビ: ニシンの300年から考える水産業と文化・経済 https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2022001090
Posted by
著者、葛間氏の生家での鰊漁の様子がまとめられた一冊。ソーラン節、何か魚を捕っているような動きだなとは思っていたものの、鰊漁の際に歌われていたものだとは知らなかったので、この本を読んで驚き半分納得半分だった。 鰊が来なくなった理由はわからないとのことだったけれども、ぱったりと来なく...
著者、葛間氏の生家での鰊漁の様子がまとめられた一冊。ソーラン節、何か魚を捕っているような動きだなとは思っていたものの、鰊漁の際に歌われていたものだとは知らなかったので、この本を読んで驚き半分納得半分だった。 鰊が来なくなった理由はわからないとのことだったけれども、ぱったりと来なくなるというのはきっと複合的な要因があったのだろうなぁ、と思う。 それにしても、身欠き鰊の鰊漬け、(できれば美味しいのを)食べてみたいなぁと思ったのだけれども、どこに行けば食べられるんだろうなぁ…。 ※葛間氏の葛は、本来はくさかんむりに日、匂
Posted by
鰊漁の最盛期末期(昭和初期)の様子を当時の鰊場の親方家生まれの筆者が自らの経験を中心に語られる。当時の様子が分かる点は面白いが、できるだけ体系化しようとしたために鰊漁の内容の説明はやや単調だ。一年の流れをもっと丹念に描かれていたら、もっと面白いものになったと思う。
Posted by
鰊場と言えば鰊御殿、と言うくらいかつては栄華を誇っており、当時の稼ぎを表すものとして鰊御殿がある。このタイトルとみると道産子としては買わずには居られないものだ。 著者は北海道の泊村(今は北海道唯一の原発の有る土地)の鰊場・網元に生まれ父の急死に伴い昭和三年、八歳で網元を継ぐこと...
鰊場と言えば鰊御殿、と言うくらいかつては栄華を誇っており、当時の稼ぎを表すものとして鰊御殿がある。このタイトルとみると道産子としては買わずには居られないものだ。 著者は北海道の泊村(今は北海道唯一の原発の有る土地)の鰊場・網元に生まれ父の急死に伴い昭和三年、八歳で網元を継ぐことになった。しかしながら、家を継いだころから鰊の漁獲量は徐々に減少し、昭和六年には北海道日本海側の個人経営の鰊場を現物出資により統合する合同漁業(株)が設立されるとともに著者の鰊場も無くなってしまった。著者の小学生時代が最後の鰊場の記憶となる。 網元は経営者であり実際の漁に出るわけでもないし、ましてや小学生では経営の実務にも携わっているわけでもなく、恐らく本書を書くに当り鰊場・鰊漁について調べた部分は残念ながら通り一辺倒で読んでいても引き付けられるものが無かった。 一方で、当時の鰊場の日常生活や賑わいとか著者が見聞きしたものは実体験に裏打ちされていて面白い。例えば、鰊は「春告魚」とも書くように毎年三月から四月の中旬までの短い間の漁期でその頃に沢山の若い衆が出稼ぎにやって来る話。三月に入ると主に東北の津軽衆・秋田衆・南部衆が続々と鰊場入りし、お土産としてそれぞれ「つがる飴(水飴)」「いぶりがっこ」「南部せんべい」を持ってきてくれるのが楽しみだったとある。 個人的には、つがる飴を南部せんべいに挟んで食べるなんて小学生時代以来無いのだが、「そうだ、あれは美味かった」と何とも懐かしい想いがするし、昭和初期には既にこれらが「名産品」として存在していたと言うのを知り驚くところだ。 本書はわずかに130ページ強であっと言う間に読了してしまうのだが、何か肝心のものが抜け落ちているような気がしてならない。そうだ、著者の家が「鰊御殿」だったのかどうかについては全く記述が無いのだ。これが無くては鰊場の話としては完結しない、片手落ちのような気がするのだがどうであろうか。
Posted by
- 1
