イノベーションのDNA の商品レビュー
この手の本は得てして表題のみで具体性に欠けることが多いが、この本はそれとは異なる。非常に具体的な提言に満ちていて大変良い。
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クリステンセンは、「イノベーションのジレンマ」しか読んでいなかったのだが、近著の「ジョブ理論」が面白かったので、遅ればせながら、イノベーション・シリーズを追っかけで読んでいます。 「イノベーションのジレンマ」への処方箋として、「イノベーションへの解」があって、色々な角度から包括...
クリステンセンは、「イノベーションのジレンマ」しか読んでいなかったのだが、近著の「ジョブ理論」が面白かったので、遅ればせながら、イノベーション・シリーズを追っかけで読んでいます。 「イノベーションのジレンマ」への処方箋として、「イノベーションへの解」があって、色々な角度から包括的に整理されているのだが、個人的には、今ひとつ「当たり前」感が拭えなかった。 「それができないから困っているんじゃない」という感じがあった。 それは、ある意味、ドラッカーがイノベーションは、天才のアイディアではなくて、普通の人たちがある程度計画的に起こすことができるものだと言っていたいたことにも通じて、一定の納得感もあった。 となんだか、モヤモヤがあったのだが、このDNAを読んで、結構、スッキリした、というか、何がモヤモヤしていたのかがスッキリした。 イノベーションをやれる人・組織は、やはり普通の人・組織とは違うのだという、一見当たり前そうで、実はこれまでうまく議論されていなかったことを綺麗に整理した感じ。 その結果は、実は、これも直感的にそうだろ〜な〜、な内容で、納得はしつつ、衝撃はないか。。。 処方箋もまあ当たり前な感じではあるが、こちらの処方箋の方は、少し試してみようかな?という気持ちが少し動いた。 「イノベーションのジレンマ」という本は、破壊的イノベーションについて書かれたある意味破壊的イノベーションな本だったが、それに続く本は、破壊的イノベーションについて書いているのだけど、堅実な「持続的イノベーション」な本になっているというのは、おこがまし行けど、そんな感想を持ってしまった。 ここまで読んだので、ついでに「イノベーション・オブ・ライフ」と「イノベーションへの最終解」も読んでみることにする。
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-他のレビューでもちらちら見たが、やっぱりイノベーションのジレンマほどの衝撃はない。分かりやすくまとまっているがこの本自体は破壊的ではない。 -「重要なのは、大企業が破壊的イノベーションに失敗しがちな理由が、発見力ではなく実行力で選ばれた人材が最高経営層を占めることにあるというこ...
-他のレビューでもちらちら見たが、やっぱりイノベーションのジレンマほどの衝撃はない。分かりやすくまとまっているがこの本自体は破壊的ではない。 -「重要なのは、大企業が破壊的イノベーションに失敗しがちな理由が、発見力ではなく実行力で選ばれた人材が最高経営層を占めることにあるということだ」これは大きな会社で働いてた時本当に思ったなー。 -同時にgoogleの20%ルールを本当に意味ある仕組みにするにはどうしたらいいんだろうっていうのもめっちゃ考えてた。googleのような一回突き抜けた大企業ではイノベーションのジレンマの対抗策として導入されてたんだろうけど、イノベーションを起こす前のスタートアップでの導入は早すぎな気もするし。導入したとして承認制とか報告制とかにすると結局みんなが避けて「実質ないようなもの」にもなりかなねい。権利ではなく義務として、人事評価の対象にもするってくらいトップが腹をくくってコミットしなきゃ成功しない仕組みな気もする。いずれにしろかなり綿密に計算されたルールが必要になってくるだろうなとは思う。 -Q/Aレシオ(会話内での質問:回答の比)ってのは最近Qが減ってるなーと思うので。もうちょっと意識したいなと思った。
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イノベーションを起こすための個人ベースでの5つの必要スキルと企業(組織)としての3つのスキルを、トップマネジャーへのインタビュー・経営事例を通して明示しています。 ただ、イノベーションのジレンマ程の強烈なインパクトを期待していた点は少し残念かな。
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イノベーションは全員の仕事であること。カシの木が必要になる前にどんぐりを植えること。子供のうちにイノベーターとしての能力を伸ばすことができること。 学ぶことが多い一冊。また立ち戻りたい。
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イノベーションとは、アイデアとアイデアを様々なジャンルと結びつけて、新しく型破りなイノベーションに仕立て上げること。
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クリステンセン イノベーションのジレンマの続編と言うか関連書 結局,イノベーションを起こすのは,人なのか,組織なのか,組織の中の人なのか判然とはしなかった. 私が読み取れなかっただけかも知れないが. いずれにしても,単発に終わらせない何かというのがあることはおぼろげながら分かった...
クリステンセン イノベーションのジレンマの続編と言うか関連書 結局,イノベーションを起こすのは,人なのか,組織なのか,組織の中の人なのか判然とはしなかった. 私が読み取れなかっただけかも知れないが. いずれにしても,単発に終わらせない何かというのがあることはおぼろげながら分かった気もする. しかし,ここで出てくる日本企業が日本電産だけとは,ちょっと驚き.(研究ベースにはもっと多くの企業があるのだろうが)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2017年2月、コレを読んで思ったことはなんで自分はイノベーションを興したいのかと言う所。 そこに関しては別に明確な解があるわけでも無い。 そもそもそのスタンスが狂っているきがしてきた。 まずは社会を良くする的なVisionがあって、それに対してMissionがないといけない。そしてwhatとしてイノベーションがある。 そういう思考を好む自分が居るのでそれは行う;
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イノベーション関連の書物はたくさん読んだが、やはり論文から派生したものは密度が濃い。たくさんの資料からイノベーションという漠然としたものについて、できるだけ体系的にまとめられている本であった。各種イノベーション関連の本を読んだ後で読むと全体感を知れるいい本だと思う。
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イノベーションをおこすために、発見力、質問力、観察力、ネットワーク力、実験力と関連付ける力の5つのスキルが重要で、そのスキルをどのように高めていくかなど実践的な内容でした。
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