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スタバではグランデを買え! の商品レビュー

3.7

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

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2012/08/28

マーケティングの本だと思って購入。 実は、消費者と経済を軸にコストと価格の仕組みを示した本でした。 こうやって価格は決まっていくのだと納得。 何をコストと考えるのかも面白かった。 携帯電話料金プランや100円ショップ。 子どもに対する医療費無償化についてなど。 目から鱗とい...

マーケティングの本だと思って購入。 実は、消費者と経済を軸にコストと価格の仕組みを示した本でした。 こうやって価格は決まっていくのだと納得。 何をコストと考えるのかも面白かった。 携帯電話料金プランや100円ショップ。 子どもに対する医療費無償化についてなど。 目から鱗というほどではないにしろ。 知っておいたほうがいい価格についてのあれこれですね。

Posted byブクログ

2012/08/17

価格が決められる背景が詳細に書かれている。 購入する際の手間など、目に見えない取引コストを加味することで、価格が高くても購入してしまう、消費者の非合理的な消費行動が理解できる。 生産にかかるコストは、原材料よりも労働(人件費)にかかるものが大きい。スタバでも、SサイズとGサイズ...

価格が決められる背景が詳細に書かれている。 購入する際の手間など、目に見えない取引コストを加味することで、価格が高くても購入してしまう、消費者の非合理的な消費行動が理解できる。 生産にかかるコストは、原材料よりも労働(人件費)にかかるものが大きい。スタバでも、SサイズとGサイズの価格差がわずか100円であるのも、コーヒー豆など原料コストが占める割合は小さいことを意味する。むしろ、待機しているスタッフの人件費が大きいため、カフェでは何とかして客単価をあげようとする。単価の高いGサイズは店にとっても利益幅が大きく、また客にとっても量が多い利点がある。Gサイズは、店、客双方にとって旨みがある。 携帯の複雑な料金体系は、消費者が内容を理解できるか試されていると考えるべき。消費者自らが自分に最適な料金プランを考え変更していかなければ、携帯会社による価格差別の餌食となる。 こども医療費無償化は、働いている母親には実は見えない負担となる。時間に余裕のなる専業主婦と比べた際、目に見えないコストの差別が生まれるため。上辺のメリットに躍らされてはいけない。

Posted byブクログ

2012/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

経済学の本。とても勉強になりました。 経済学をベースとしながらも、経営学も学べる素晴らしい本だと思います。 (個人的には、中小企業診断士試験などを目指す人が、読むといいと思う) 特に印象に残ったのは、「比較優位」の話。 著者の吉本さんは、イイ人だというのが、よくわかります。 後半のケーススタディでは、イケアやスタジオアリスの事例が出てきますが、起業のヒントを探る観点においても、分析の切り口が参考になりました。 初版から5年経過してしまっているので、ところどころで出てくる情報が古いってことはありますが、逆に、たった5年なのに、世の中はこんなに変わってしまったんだと認識できる点もいいです。 以下、一部引用 「現実の職場では、仕事上の能力差は学歴などと関係ないことも多く、仕事の向き不向きによる部分が大きいと著者は思っています。また周囲の人との相対的な関係ですから、周囲が変われば立場も大きく変わりうるのです。」 ・・・ ・・・ 「したがって、モノやサービスや人や情報について、探す、知らせる、分ける、結びつける、運ぶなどをおこなうことで、何らかの取引コストを節約するような仕事が、じつは大きな価値を持っています。これらの仕事は、特別な技能がなくてもできますが、ただ、つぎのような能力(資質)が求められます。 ①自分に何ができるか(できないか)をきちんと自覚していて、自分にできることを確実におこなうことができる(一定程度以上の責任感がある) ②相手がどういったことを望んでいそうか想像できる(いろいろな状況を想定できる) ③論理的に、あるいは熱意・誠意をもって、説明する能力が一定程度ある ④自分がミスをすることを前提に、重要な点は他人に確認を依頼することをいとわない ・・・」

Posted byブクログ

2012/05/24

読みやすくやさしく書かれている。どこかで見たことある人だなと思ったら『出社が楽しい経済学』の人だった。懐かしい。金融工学が専門の方がこういう本を書かれるというのはなんだか新鮮。経済学っていうより経営学に近いかな?という印象を受けた部分もあったけど、身近な事例を経済学的に考えるのも...

読みやすくやさしく書かれている。どこかで見たことある人だなと思ったら『出社が楽しい経済学』の人だった。懐かしい。金融工学が専門の方がこういう本を書かれるというのはなんだか新鮮。経済学っていうより経営学に近いかな?という印象を受けた部分もあったけど、身近な事例を経済学的に考えるのも大切だなと思った。自分で日常生活の中でこういう題材をみつけ考えていきたいです。

Posted byブクログ

2012/05/20

これおもしろい! 「コスト」と価格のしくみ。 ○複雑な携帯電話料金プラン ○比較優位 ○100円ショップ安さの秘密 ○子どもの医療費無料化による「増えるコスト」

Posted byブクログ

2012/05/10

国際金融を得意としている筆者の一冊。これは単行本版がベストセラーになって、しばらくの間、書店で平積みになっていたので見かけたことがある方も多いのでは。 仙台駅の本屋さんにフラっと入ってみたら、文庫版サイズになっていたので即買い。新幹線の中で読むためだ。 タイトルにあるスタバに関す...

国際金融を得意としている筆者の一冊。これは単行本版がベストセラーになって、しばらくの間、書店で平積みになっていたので見かけたことがある方も多いのでは。 仙台駅の本屋さんにフラっと入ってみたら、文庫版サイズになっていたので即買い。新幹線の中で読むためだ。 タイトルにあるスタバに関する記述は実は少々で、実際には携帯電話の価格設定や、ペットボトルのお茶の価格がコンビニ、スーパー、自販機でなぜ違うのかなどを、「取引コスト」と「裁定価格」の理論などで事細かに解説している。 筆者のように価格の違いを理論的に考えながら買い物をすることが最も「取引コスト」が高いのではないかと思ったのは、私だけではないはず。 だが、世の中の価格戦略のノウハウを知ることができるので、ためになる一冊だ。

Posted byブクログ

2012/04/30

最初はマーケティングの本と思って手に取ったのですが… ペットボトルのお茶という同じものが、自動販売機、コンビニ、スーパー、ディスカウントショップでは、なぜ異なる値段で売られているのか?を始め、デジカメとテレビ、携帯電話、スタバなどシアトル系カフェ、100円ショップなど身近な話題を...

最初はマーケティングの本と思って手に取ったのですが… ペットボトルのお茶という同じものが、自動販売機、コンビニ、スーパー、ディスカウントショップでは、なぜ異なる値段で売られているのか?を始め、デジカメとテレビ、携帯電話、スタバなどシアトル系カフェ、100円ショップなど身近な話題を経済学の観点から、分析し、わかりやすく説明している本です。 経済を勉強したい高校生、社会人1年生(特に経済を勉強しなかった)におすすめです。中堅クラスのビジネスマンにとっては、「そんなの知っている」ということも多数ありますが、難しいことをここまで単純化、簡素化してまとめ、伝える能力は素晴らしいと思います。 個人的に参考になったのは、子供の医療費の無料化は本当に子育て支援になるか?(第8章)社会の動きも経済学から分析するとこういう意見がでるのかと感心させられました。 久々に絶対読んで欲しい1冊です。

Posted byブクログ

2012/04/28

いつか読もうと思っていて文庫が出ていたので購入。 価格決定のプロセスが、原価中心ではなくサービス等の取引コストに注目して書かれている。 タイトルの気軽さと比較すると若干読みにくい部分もあるが世の中の仕組みの一側面を知るにはわかりやすい。

Posted byブクログ

2012/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

”「時間と労力(手間)、余分なお金の支出、他の資産の使用、心理的負担」といったものが、買い物の代金とは別にかかるとき、それを取引コストと呼びます。” 本書は、取引コストという概念を中心に、私たちの生活の身近にある家電量販店や100円均一ショップ、スタバなどを例に挙げて経済学の基礎的なことを教えてくれています。単に知識的に「経済学」を学ばせるのではなく、生活と直結させて「経済学」について伝えてくれるので経済のことを全く分からない人でも自然に理解出来ると思います。 これを端として、これから周囲にある色々な料金体系などについて気を配っていきたいと思いました。

Posted byブクログ

2012/04/12

日常にある商品サービスの価格上の本質に触れる。 基礎的な経済学の勉強にも。 事例が身近で視点を得やすい。

Posted byブクログ