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魚神 の商品レビュー

3.8

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    11

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2026/03/12

不思議な感情を覚える物語だ。 異性愛とも家族愛とも違う、2人だけが互いに抱く独特な感情が文字を通して伝わってくるようだった。 結末をハッピーエンドと捉えるか、バッドエンドと捉えるかが極端に別れると思う。 私は、これからの2人が2人だけの世界で幸せになってくれたらいいなと願う形で...

不思議な感情を覚える物語だ。 異性愛とも家族愛とも違う、2人だけが互いに抱く独特な感情が文字を通して伝わってくるようだった。 結末をハッピーエンドと捉えるか、バッドエンドと捉えるかが極端に別れると思う。 私は、これからの2人が2人だけの世界で幸せになってくれたらいいなと願う形で読み終えた。 千早茜さんの作品は【香り】が強い印象だったが、今回はそれだけではない別の【何か】を感じられて、とても印象に残る1作品だった。

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2026/01/21

唯一無二の世界観、仄暗い雰囲気、紡がれる言葉全てが素晴らしかったです!白亜とスケキヨの関係性が良かった。個人的に蓼原も大好き。装丁も印象的でお気に入り!また再読したい作品

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2026/01/13

血の匂いのようなどろりとした空気が漂う物語。どこか妖しさのある世界観なのに、不思議と不快さはなく、するすると読ませてくる。 遊郭に生きる人々の背景や心の揺れが丁寧に描かれ、とりわけ同輩の遊女やその禿、蓮沼の存在感が強く印象に残った。 私的に意外だったラストの余韻が長く残って、物語...

血の匂いのようなどろりとした空気が漂う物語。どこか妖しさのある世界観なのに、不思議と不快さはなく、するすると読ませてくる。 遊郭に生きる人々の背景や心の揺れが丁寧に描かれ、とりわけ同輩の遊女やその禿、蓮沼の存在感が強く印象に残った。 私的に意外だったラストの余韻が長く残って、物語の匂いがしばらく抜けない。

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2025/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

情景描写の日本語が美しくも儚く どんどん読んでしまった 読みながら耽美な甘い香りが届くかの如く 全ての考察を読者に任せる小説で、 甘いお伽話だった、、 白亜とスケキヨという兄妹愛なのか、 本当は血の繋がらない2人の恋愛物語なのか 前半は近親相姦めいた描写もある 蓮沼の理性、頭のキレの良さ、人情、が垣間見える場面がありその度格好良い男だと思った ただ蓮沼は近親相姦を受けていたという境遇 白亜と似た境遇としたのは何故だったのか 白亜が蓮沼に想いを寄せるきっかけのためだったのか 白亜の蓮沼への思いは恋心だったと思いたい スケキヨは雷魚の、白亜はかつての伝説の娼婦の生まれ変わりであることが随所で仄めかされているので、恐らくそうなのだろう だが生まれ変わり後の関係性はあくまで兄妹 この辺りに愛の種類が混ざりうる要素があったのだろうか 最後、2人は元通り一緒に暮らすことが出来たが一度も関係を持つことはなかった、ただたまに首絞めという一種の性癖とも取れる部分をスケキヨに頼っていた ここで、最後は究極の兄妹愛に落ち着いたが雷魚との愛もこうした形で残ったことが揶揄されていたのか 本作が映像化されて、美男美女の愛情を見たい気持ちはあるが、繊細で美しい日本語表現があってこそという点もある気がして、安易な映像化には向いていないとも思う、ただ見てみたい気持ちもあり、、難しい

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2025/12/26

世界観が独特で綺麗でした。ドロドロだけど儚い感じが刺さる人には刺さると思います。スケキヨも蓮沼も登場人物皆魅力的でした。千早茜さんの作品の男性は本当に沼。

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2025/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

推定139枚40字✖️30行 小説すばる新人賞受賞作 最後は自殺ラッシュで怒涛だったし他の千早さんの作品と違って妖艶なファンタジーで表現もすごい世界観でこりゃ書けない、という感じだったけど、途中から何を読めばいいのだろうという気もした。 主人公の白亜もすべて受け身、善意がある訳でなく感情移入はしにくいし、雷魚になったスケキヨと再会する話なんだろうなと思いつつスケキヨも裏華町の菊切を殺し、花魁を利用し(結局何をやらされてたの?)、裏華町を燃やし、で再会すること自体いいことなのか、姉弟の自己満であるという感じもした。これが娼婦娼夫の苦労がもっと見えればまた違うのかもしれないが、そんな苦労やありきたりの話じゃないこと自体が評価されたのかもしれない。

Posted byブクログ

2025/12/05

互いの関係や世界観が独特だけどくせになった 途中までやめようかと思っていたけど、最後まで読んでいた。後半がよかった

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2025/11/18

2025.11/16 好きな作家のデビュー作。 秀逸。天才。デビュー作でこれか。 完敗。 言葉の紡ぎ方が素敵すぎるんだよなぁ。

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2025/10/28

これはライトノベルになるのかな。 遊郭を主な産業とする不思議な島で生きる白亜とスケキヨ。強く惹かれ、お互いを求めながらも得られない、究極の片想いのヒリヒリ感を存分に味わえる。 千早茜さんは近親相姦ものが好きなのか、ファザコンなのか、「しろがねの葉」もそうだったけど、この手の、簡単...

これはライトノベルになるのかな。 遊郭を主な産業とする不思議な島で生きる白亜とスケキヨ。強く惹かれ、お互いを求めながらも得られない、究極の片想いのヒリヒリ感を存分に味わえる。 千早茜さんは近親相姦ものが好きなのか、ファザコンなのか、「しろがねの葉」もそうだったけど、この手の、簡単に手を出せない(特に年上の)男を書かせるととても上手だ。 スケキヨもいいけど、個人的には蓮沼の危険な香りに魅力を感じる。しかしスケキヨはなんでこの名前なんだろう。もう「犬神家の一族」のBGMが脳裏に流れまくり。

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2025/10/20

閉ざされた島で、夢を見ることなく、己の運命を受け入れ生きる姉弟。生と死の間を漂い、行き着く先は__。湿度を感じる描写が多く、どこか血生臭く怪しげ。でも、不思議と頭の中には美しい情景が浮かぶ。千早さんのデビュー作であり、唯一無二の世界観を堪能しました!

Posted byブクログ