嘆きの美女 の商品レビュー

柚木麻子【著】

2015/01/18

絶対に有り得ないシチュエーションと分かっていても、爽快に進んでいく主人公やら美女達の心の成長に、楽しくて一気読み。
柚木麻子さんの本は、本当に元気をもらう。
2015年１月17日

2015/01/10

ずっと読みたかった作家さん
冒頭から、25歳、大岡山、等々力と私にクリーンヒット
耳をすませばのフルーツ味！！
至るところにある小ネタすごい共感

==========
私のこと
彼女たちの嫌なところは全部私のことよ
コンプレックスで押しつぶされそう
世間に背を向ける勇気もない
美人でもない。つよい個性も主義主張もない
ページ繰る度に泣けてくる。自分の醜さに絶望する

あーーもーーーーくそやろうが

2014/12/15

ほぼ引きこもり、外見だけでなく性格も「ブス」、ネットに悪口ばかり書き連ねる耶居子。あるとき美人ばかりがブログを公開している「嘆きの美女」というHPに出会い、ある出来事をきっかけに彼女たちと同居するハメに。全女性に送る成長小説。（背表紙より）

リアルでハードで面白かった(笑)。そうなの、美しい人ってそうよね、っていう。
耶居子がネクラでいじけてるっていう設定だけど、そんなことない～！みんな普通、こういう美女集団に入るとこうなるわ(笑)。ひがみやそねみ、あらゆる感情の露呈が面白かった。いいと思います。すっきりします(笑)。

2014/11/30

美女もブスも、外見なんかに捕らわれている場合じゃない。

耶居子が痛快。エネルギーは放つもの。結局外見というのはきっかけに過ぎないのだと思う。健やかに生きているのならば、美人でもブスでも。健やかに生きるためには、食べないと。食べることは、生きること。

柚木麻子は、女性を描くのもうまいけれど、食べ物を書くのもうまい。まあ、食べ物を描くのがうまい作家は色々といるけれど。

さりげなくアッコさん出てきていた。

2014/10/31

自分が楽しく生きていない時って、ちょっとしたことがカンに障り攻撃的になる。それを実行していた引きこもりの女性が、自分が攻撃していた世界の人と暮らし、相手もいろんな感情を持っているんだと実感する。
相手を美女に絞っているところが面白かった。

2014/10/09

引きこもりで嘆きの美女というサイトを
荒らすことが最大の楽しみだった耶居子。
ひょんなことから美女と一緒に
暮らすことになり、変わっていく耶居子。
読んでいてなかなかにすっきりする一冊。

2014/09/29

ストーリー展開がありえない感じなのと、セリフが浮いているのが気になるが、物語の視点は面白い。拉致にあった耶居子の心に火をつけるのが、カップ焼きそばであった点を評価したい。

2014/09/23

ブスで根暗な女子が美人達をひがんで攻撃していたが一転一緒に住んで仲良しになるという話。
後半の美人の豹変から面白くなってきて読後はスッキリした！一気に読めたくらい柚木作品では面白い作品だった。

2014/10/02

さらさら読める、女性作家らしい作品。
引きこもりで、ネットで人を攻撃するのが趣味のデブでブスの女子が、数人の美女達と共同生活をすることに。
まぁ楽しく読めた。

2014/09/05

女なら誰しも憧れる美女。そんな美女を目の敵にし、美人専用悩み相談サイト「嘆きの美女」を荒らす、顔も性格もブスな耶居子。引きこもり。好きなモノは本とスナック菓子、インスタント食品、お洒落ブログを閉鎖に追い込むこと。

自称「美女」たちを叩こうと画策するも、「嘆きの美女」の管理人であり、幼馴染だったユリエを偶然とはいえ助けてしまい、美女たちとユリエの豪邸で暮らすはめに……。

豪邸の持ち主でモデルのユリエ、グラドル並のスタイルの元看護師　優子、ボーイッシュな売れっ子美容師　葉月、バツ２の料理研究家　玲子と彼女の娘　まーちゃん。
本物の美女たちに囲まれるうち、いつしか耶居子も綺麗になりました･･･という単純なお話ではない。ぶれないブスは自分を曲げず、強くたくましく、美女たちを圧倒していく。

プールをゼリーに･･･ていうのは「おひめさま がっこうへいく」（大好きだった！）が最初だと思っていたけど、「あしながおじさん」だったのか。

ドラマ化を見逃したのが惜しいほど、軽快で小気味よい。現実はこんなに、全てハッピーな展開にはならないかもしれないけどええじゃないか。