グーグル ネット覇者の真実 の商品レビュー
Googleの創業者2人が一線から退くというニュースをきっかけに読んでみた.1990年代末の創業〜2010年頃までの話.インターネット小史のようにもみえる. 社風:強烈な理想主義,不可能と思われるような目標設定,大学の研究室のような雰囲気を保つ,ユーザ視点での品質にこだわるetc...
Googleの創業者2人が一線から退くというニュースをきっかけに読んでみた.1990年代末の創業〜2010年頃までの話.インターネット小史のようにもみえる. 社風:強烈な理想主義,不可能と思われるような目標設定,大学の研究室のような雰囲気を保つ,ユーザ視点での品質にこだわるetc. 技術:アルゴリズム至上主義,どのHDも確率的に壊れるということを前提に設計されたシステム,ページランク,アドセンス,アドワード,Gメール... 人物:多くのエンジニアや社員が生き生きと描写されていて面白い. 出来事:chrome開発によるfirefoxとの決別,androidでappleとの対決へ.. 中国での攻防,プライバシー/独占への批判 Facebookの登場 オープンなwebにおける客観的なアルゴリズム至上主義vsクローズドで主観的な人間関係を中心としたSNS Google+では結局Facebookの後追いになってしまった.大きくなりすぎたGoogleにはかつてように革命的なプロダクトを生み出す力がなくなったのか? →人工知能,自動運転へ?
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【要約】 ・ 【ノート】 ・阪コミのtweetで面白そうと思った ・googleの始まりからgoogle+が始まった現在に至るまで、内部で何が議論され、何が起こっていたのかが分かる。・orkutやwaveの記述まである割にbaseへの記述がなかったような。 ・まずやってみて後で...
【要約】 ・ 【ノート】 ・阪コミのtweetで面白そうと思った ・googleの始まりからgoogle+が始まった現在に至るまで、内部で何が議論され、何が起こっていたのかが分かる。・orkutやwaveの記述まである割にbaseへの記述がなかったような。 ・まずやってみて後で謝るという哲学こそグーグルにせいこをもたらしてきた要因だった。アイディアは誕生して間もない赤ん坊のようなもの。周囲の厳しい環境を目の当たりにすれば赤ん坊がいきのびることなどとうてい無理に思える。(略)ここに腰が引けて何もしない企業と多くのことを成し遂げたグーグルのちがいがある、新しいことに挑戦しない方が無難だということくらいぐの人々も重々承知している。だから「不安材料は口にしないようにしている」(P542)
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※このレビューにはネタバレを含みます
"ツェルはペイジがどういう人間なのか初めてわかったような気がした。どうしたら目の前の人間を助けてあげられるかということより、10年後に人類に最大限の社会的インパクトを与えられる大がかりなサービスとは何か、ということで頭がいっぱいになってしまう。そういう人だった。" p384 "しかし、SNSは基本的に友人からの個人的な推薦やアドバイスのほうが全人類の英知とそれを代表するグーグルの検索エンジンより価値の高い情報を提供するという前提に基づいている。それはグーグルではまったく受け入れられない考え方だった。" p594 googleの最大の弱点は、技術のみを信仰する文化じゃないかな。 技術は確かに問題を解決するし、インパクトを与える。 瞬間的には。 だけど、それを受け取るのが人であって、その凄い技術が提供するものの価値を決めるのは結局人であるというところを見落としたからFacebookに出し抜かれたんだと思う。 まぁ、まだ負けたわけじゃないだろうけど。(資産的にはまだ大きな差があるし) 自分が世界の中心でありたいgoogle、 人の欲望をよく理解しているFacebook、 その次は・・・
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今や巨大企業になったGoogleにこれまで、どんな人がどんなふうに関わりながら、大きくなっていったかというおはなし。まあまあ面白いんだけど、内容に引き込まれるまでがなかなか… 技術的にどれだけ凄いのかというわくわくはこの本にはなかった。残念…
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モンテッソーリ教育(子どもの自主性を尊重する教育法)の申し子である二人の若き天才が、「世界をよりよくする」という高い理想と、「邪悪になるな」という強力な理念、それに「アルゴリズム至上主義」ともいうべき徹底した合理的・論理的思考をベースに、同様の価値観をもつ天才集団を形成し、優れた...
モンテッソーリ教育(子どもの自主性を尊重する教育法)の申し子である二人の若き天才が、「世界をよりよくする」という高い理想と、「邪悪になるな」という強力な理念、それに「アルゴリズム至上主義」ともいうべき徹底した合理的・論理的思考をベースに、同様の価値観をもつ天才集団を形成し、優れた検索エンジンと画期的なネット広告モデルの開発により、業界の覇者に上り詰めるまでのサクセスストーリーが前半。 後半は一転して「追われる立場」となった彼らが、その崇高な理想や理念への拘りがゆえに、中国参入の失敗や相次ぐプライバシー問題、反トラスト法訴訟に見舞われ、ついにはソーシャルネットワークサービスにおいてフェイスブックの後塵を拝するという致命的なミスを犯す姿が、インサイダーの視点から赤裸々に語られる。 興味深いのは、グーグル自身が「邪悪か否か」というグレーゾーンや、オープン戦略と秘密主義のジレンマ、あるいは「世界中のあらゆる情報を見える化する」という理想とプライバシー問題で糾弾されるという現実とのギャップ、さらには組織の肥大化に伴う「グーグルらしさ」の希薄化といった問題に悩む姿。戦う土俵の次元は違えども、経営の根本が二律背反の解決であることに変わりはない。ただ、ここまで高いレベルで戦い続ける企業は、世界でグーグルしかいない。
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グーグルのビジネスの成り立ちから2010年頃までを取材した大著。 会社の根底に有るのは情報の集約と提供。 通常では見えにくい収益のあげ方、サービスの生み出された背景とその目的を知ることが出来た。
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内側からグーグルを取材した唯一の書籍。グーグルがたった10年でネット世界の巨人になった裏舞台がのぞける。単にネット界隈の知識を増やすのにもうってつけの一冊。
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やっと読み終わった(笑) 何度か読みかけて、そして挫折して・・・ インサイダーというだけあって、本当に深いところまで切り込んでいる(のだと思う)。 何年後かに更に貴重な存在になっているであろう。 2回目 確かに・・・
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googleと広告ビジネスの成長の流れを知れる。ネット業界等ではたらくと、広告の成長の部分はぜひ知っておくべきだし、この本は読んで損はない。googleが目指しているものはおもしろい。
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グーグルに密着取材を行い、興味深い内部の様子を知ることができるとともに、グーグルの考え方を知ることができる。 「大きなインパクトを与える仕事に取り組む人が少なすぎるように思う。」 「技術的な解決策、とりわけコンピューターにどれだけの力があるか、皆、理解していない。」 興味深...
グーグルに密着取材を行い、興味深い内部の様子を知ることができるとともに、グーグルの考え方を知ることができる。 「大きなインパクトを与える仕事に取り組む人が少なすぎるように思う。」 「技術的な解決策、とりわけコンピューターにどれだけの力があるか、皆、理解していない。」 興味深い書籍でした。
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